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Debian sarge on Let's Note CF-Y4

Let's Note CF-Y4 basic specs

今回インストールしたのは CF-Y4GW8AXR と言うモデル。Pentium M 758 (1.50GHz, FB400MHz) 、チップセット Intel 915GMS Express 。 14.1インチ SXGA+(1400x1050) のディスプレイ搭載で 1.5kg と言うモデル。 キーピッチも縦横 19mm と非常に真っ当。Ethernet と Wi-Fi を内臓。

 出来ていること

  • 1400x1050でのX起動(vesa, HWアクセラレーション無し)
  • タッチパッドの利用
  • USB, PCMCIA の利用
  • ホットキーの利用(輝度変更がうまく動いてない)
  • 音楽の再生(OSS)
  • Ethernet接続(8139too)
  • Wireless LAN接続(ipw2200)
  • CPU周波数の変更(speedstep_centrino)
  • Hibernate
  • DVDドライブの読み込み, DVD-R 焼き

 出来ていない・していないこと

  • SDカードスロットの利用
  • 外部ディスプレイ出力
  • モデム

CF-Y2 設定Dell Latitude X1 を参考に設定。概ね使えるようになった感じ。先人の知恵はありがたいが、 やはりそれなりには苦労する。

Partition table 切り直し

 ntfsresize

初期状態から ntfsresize を使って WindowsXP 領域を崩さずに領域を削る。 /dev/hda1 は 60GB 全て NTFS に利用されているので

# ntfsresize -s 20000 /dev/hda1

のように縮小する。ここでは 20GB を NTFS のまま残した。resize した後は cfdisk 等で一度 /dev/hda1 を削除し、それぞれのパーティションを切り直す。 今回は /dev/hda[1235] = 20GB NTFS, 2.0GB Linux swap, 10GB ext3 (/), 28GB xfs (/home) のようにした。swap が大きいのは後で hibernation 領域 として利用するため。

Disk /dev/hda: 60.0 GB, 60011642880 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 7296 cylinders
Units = cylinders of 16065 * 512 = 8225280 bytes

   Device Boot      Start         End      Blocks   Id  System
/dev/hda1   *           1        2433    19543041    7  HPFS/NTFS
/dev/hda2            2434        2676     1951897+  82  Linux swap / Solaris
/dev/hda3            2677        3892     9767520   83  Linux
/dev/hda4            3893        7296    27342630    5  Extended
/dev/hda5            3893        7296    27342598+  83  Linux

なお、上記の ntfsresize / cfdisk は Knoppix から起動して設定した。

Install from CD-ROM (netinst)

CF-Y4 の DVD-RAM/RW ドライブは以下のもののようだ。

Vendor: MATSHITA Model: DVD-RAM UJ-8235 Rev: 1.00
Type: CD-ROM                            ANSI SCSI revision: 00

単純にドライバの問題なのだが、DVD-ROM のインストーラからは起動後の認識 で失敗してしまいうまく動かなかったので、素直に sarge netinst の iso イメージを CD-R に焼いて起動。その後は問題無くデバイスの認識も自動で 行われる。ドライブは USB2.0 インターフェイス接続らしい(後述)。

ちなみに network device は RealTek? RTL8139 のようで、8139too ドライバ で認識する。

8139too Fast Etehrnet driver 0.9.27
ACPI: PCI Interrupt 0000:06:01.0[A] -> GSI 19 (level, low) -> IRQ 185
eth0: RealTek RTL8139 at 0x3000, 00:0b:97:2f:dd:e2, IRQ 185
eth0:  Identified 8139 chip type 'RTL-8101'

なお、kernel 2.6.8 では SDカードドライブの認識に行った瞬間に kernel panic してしまうので、一時的に /etc/init.d/hotplug の permission を 落した。kernel upgrade 後は問題なく動いているが結局原因は不明。

Setup X Window System

 Graphic Driver

CF-Y4 の Graphic Card は onboard で Intel 915GMS Express が使われている。

0000:00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corp. Mobile Graphics Controller (rev 03)
0000:00:02.1 Display controller: Intel Corp. Mobile Graphics Controller (rev 03)

Graphic support for Linux から Driver がダウンロード出来るようだが、うまく動かなかった。 とりあえず XF86Config-4 を

Driver "vesa"

にしておく。vesa では Depth 16 までしか出ない(?)。 多分 i915 Driver などを使えば動くのかも。そのうちやってみるつもり。

また SXGA+ (1400x1050) の解像度を出すために 915resolution を使って

# /usr/sbin/915resolution 3c 1400 1050 

のようにして video ram に patch を当てる。これは毎起動時に行う必要が あるため、855resolution package の真似をして /etc/init.d/915resolution をでっち上げておく。

 タッチパッド

xfree86-driver-synaptics を aptitude でインストールする。 XF86Config-4 を適当に編集。

Section "InputDevice"
       Identifier      "Configured Mouse"
       Driver          "synaptics"
       Option          "CorePointer"
       Option          "Device"                "/dev/input/mice"
       Option          "Protocol"              "auto-dev"
       Option          "LeftEdge" "1700"
       Option          "RightEdge" "5300"
       Option          "TopEdge" "1700"
       Option          "BottomEdge" "4200"
       Option          "FingerLow" "25"
       Option          "FingerHigh" "30"
       Option          "MaxTapTime" "180"
       Option          "MaxTapMove" "220"
       Option          "VertScrollDelta" "100"
       Option          "MinSpeed" "0.06"
       Option          "MaxSpeed" "0.12"
       Option          "AccelFactor" "0.0010"
       Option          "SHMConfig" "on"
       Option          "RBCornerButton" "2"
EndSection

タッチパネルのサイドをグリグリすればホイールも動作するはず。

DVDマルチドライブ

 DVD読み込み

Vendor: MATSHITA Model: DVD-RAM UJ-8235 Rev: 1.00
Type: CD-ROM                            ANSI SCSI revision: 00

インストール終了後に /etc/fstab を見ると

/dev/scd0       /media/cdrom0   iso9660 ro,user,noauto  0       0

が出来ている。この通りに普通に /media/cdrom0 を mount すれば OK

 DVD-R書き込み

Gnome Baker CD/DVD creator からは DVD-R の書き込みに失敗。 DVDPro を使えとか言われる。

とりあえず mkisofs と dvdrtools を使ってディレクトリ丸ごと焼く。 cdrecord -scanbus を見ると dev は 1,0,0 のようなので

# mkisofs -r -J -joliet-long -o dir_image.iso target/directory
# dvdrecord -dao speed=2 dev=1,0,0 dir_image.iso
scsidev: '1,0,0'
scsibus: 1 target: 0 lun: 0
Linux sg driver version: 3.5.33
Using libscg version 'schily-0.7'
Device type    : Removable CD-ROM
Version        : 0
Response Format: 2
Capabilities   :
Vendor_info    : 'MATSHITA'
Identifikation : 'DVD-RAM UJ-823S '
Revision       : '1.00'
Device seems to be: Generic mmc2 DVD.
Using generic SCSI-3/mmc DVD-R(W) driver (mmc_mdvd).
Driver flags   : SWABAUDIO BURNFREE
Supported modes: PACKET SAO
Starting to write CD/DVD at speed 2 in write mode for single session.

という具合いに焼けることは確認。DVD+RW/DVD-RAM は未だ試していない。

Setup Hardware features

 USB Device

基本的に uhci で勝手に認識している。

USB Universal Host Controller Interface driver v2.2
ACPI: PCI Interrupt 0000:00:1d.0[A] -> GSI 23 (level, low) -> IRQ 193
PCI: Setting latency timer of device 0000:00:1d.0 to 64
uhci_hcd 0000:00:1d.0: Intel Corporation 82801FB/FBM/FR/FW/FRW (ICH6 Family) USB UHCI #1
uhci_hcd 0000:00:1d.0: new USB bus registered, assigned bus number 1
uhci_hcd 0000:00:1d.0: irq 193, io base 0x00001820
....

 PCMCIA

同じく勝手に認識。

 Wireless LAN

ipw2200-source で動作。但し software suspend2 patch を当てている場合は CONFIG_SOFTWARE_SUSUPEND2 が define されていないと ipw2200.c の create_workqueue の引数 (1 for 2) で転ける。 うまく行かない場合は Makefile で -DCONFIG_SOFTWARE_SUSPEND2 するなり して解決しておく。

また +659 net/ieee80211.h の

extern inline int is_multicast_ether_addr(const u8 *addr) { ... }

宣言部分も predefine とかぶるので削ってしまうのが良さそう。 module-assistant からやろうとすると source が上書きされてしまうので 普通に make && make install && depmod -a してしまった。

その後は普通に hotplug で ipw2200 が認識。しない場合は modprobe してみる。eth1 にデバイスが上がってくる。

ipw2200: Intel(R) PRO/Wireless 2200/2915 Network Driver, 1.0.3
ipw2200: Copyright(c) 2003-2004 Intel Corporation
ACPI: PCI Interrupt 0000:06:04.0[A] -> GSI 21 (level, low) -> IRQ 209
ipw2200: Detected Intel PRO/Wireless 2915ABG Network Connection
ipw2200: Radio Frequency Kill Switch is On:

後は普通に /etc/network/interfaces 辺りに登録しておけばよろしい。 但し kmuto さんのコメントだと ipw2200 ドライバは非通信時も割込をかける ようなので、使用しないときは rmmod ipw2200 しておくのが良さそうとのこと。

追記

linux-image-2.6.18 では ipw2200 が標準で含まれる

# dpkg -L linux-image-2.6.18-5-686 | grep ipw2200
/lib/modules/2.6.18-5-686/kernel/drivers/net/wireless/ipw2200.ko

但しこれには firmware が含まれないため、Intel PRO/Wireless 2200BG Driver Firmware から適当なファイル (上記kernelではv3.0) を取得し、/lib/firmware/ 直下に展開する。後の手順は概ね同じ。

なお ipw2200 ではハードウェア・ソフトウェアで無線の On/Off を制御しており、状態は /sys/bus/pci/drivers/ipw2200/*/rf_kill と言うファイルで確認できる。このファイルの値が 0 の場合に無線は有効になっており、1 はソフトウェア、2はハードウェア、3はその両者で無効になっている。無線 が無効の場合は iwconfig でも radio off と表示される。

この値が 1 の場合は単純に

# echo 0 > /sys/bus/pci/drivers/ipw2200/.../rf_kill

とすれば良いが、2の場合はハードウェア的に off になっているためこの操作では有効化出来ない。CF-Y4 の場合は外部にスイッチなどがあるわけではなく、Windows 側からソフトウェアで On/Off を制御する必要がある(通常はタスクトレイにスイッチがあるはず)。Linux からこれを切替えるには rfswitch などを用いる必要があるようだ。pbe5 driver で動作するという話だが、手元の環境では未確認。

 Sound Device

snd-intel8x0, snd-intel8x0m が hotplug から autoload される。 mp3 など問題無く再生できることを確認。

alsa-source からの構築は何故か失敗したので後でリトライする予定。

 SDカードスロット

未設定(と言うか動かない)

0000:06:05.0 CardBus bridge: Ricoh Co Ltd RL5c476 II (rev 8b)
0000:06:05.1 0805: Ricoh Co Ltd: Unknown device 0822 (rev 11)
usb 2-1: new full speed USB device using uhci_hcd and address 2
Initializing USB Mass Storage driver...
scsi0 : SCSI emulation for USB Mass Storage devices
usbcore: registered new driver usb-storage
USB Mass Storage support registered.
usb-storage: device found at 2
usb-storage: waiting for device to settle before scanning

Hibernation

Software Suspend for Linux から 2.6 用の patch を拾ってきて適用。kernel 2.6.12.2 + software-suspend-2.1.95-for-2.6.12 を利用した。 make xconfig などで Power Management 以下の 下記項目を設定。CONFIG_CRYPTO_LZF は Crypto セクションにあるので注意。

CONFIG_SUSPEND2=y
CONFIG_SUSPEND2_SWAPWRITER=y
CONFIG_SUSPEND2_USERSPACE_UI=y
CONFIG_SUSPEND2_TEXT_MODE=y
CONFIG_SUSPEND2_DEFAULT_RESUME2=""
CONFIG_SUSPEND2_CHECK_RESUME_SAFE=y
...
CONFIG_CRYPTO_LZF=y

initrd を使わない場合は IDE や / Filesystem 用のドライバも y で 組み込んでおく。Y4 の IDE は Intel 謹製の PIIX を指定。その他必要な ドライバは m ではなく y で組み込んでおくこと。

CONFIG_BLK_DEV_PIIX=y

grub に

kopt=root=/dev/hda3 ro resume2=swap:/dev/hda2

を指定して起動。

root で hibernate を実行すれば hibernation してくれるはずなのだが、 うまく動作してくれなかった。

Suspend2: Failed to initialise the compression transform.
Please include the following information in bug reports:
...

Google に情報を当たってみると、/etc/hibernate/hibernate.conf に

ProcSetting disable_encryption 1
ProcSetting compressor lzf 

を指定すれば良いらしい(多分後者の LZF 指定が必要)。 これ以外のオプションは

SuspendDevice swap:/dev/hda2
OnResume 99 /etc/init.d/915resolution start
UnloadBlacklistedModules yes
DownInterfaces eth1
SwitchToTextMode yes

くらいか。たまに X の mouse pointer が lost したりするが、とりあえず HDD にガリガリ書き込んで hibernate してくれている。再起動時は必ず grub から hibernate したのと同じ kernel を指定すること。

ACPI

割と普通に認識。バッテリー残量や AC on/off などもまともに表示されている。 gnome の applet 類からも問題無くアクセス出来ている。

ACPI: Battery Slot [BATA] (battery present)
ACPI: AC Adapter [AC] (on-line)
ACPI: CPU0 (power states: C1[C1] C2[C2] C3[C3])
ACPI: Processor [CPU0] (supports 8 throttling states)
ACPI: Power Button (FF) [PWRF]
ACPI: Lid Switch [LID]
ACPI: Thermal Zone [TZC] (69 C)

 ホットキー

Panasonic Hotkey Driver から pcc-acpi tarball を持ってきて build する。video, pcc_acpi を インストール後、modprobe する。うまく行っていれば /proc/acpi/pcc/ が 見えるので、次回起動時用に acpid の module に登録しておく。

/etc/default/acpid 
MODULES="pcc_acpi battery ac processor button fan thermal video"

同サイトから hotkeys パッケージを取得して

hotkeys -t pcc -d none

で起動。X のスタート時に開始するようにしておく良い。 [Fn] キーとの組合わせで音量調整・ミュートやバッテリー残量表示は出来たが、 輝度調整がうまく動いていない。pcc-acpi-0.8.2, hotkeys 0.6.1 使用中。

 CPU Freq SpeedStep?

# modprobe speedsteop_centrino 

してみて /sys/devices/system/cpu/cpu0/cpufreq/ が問題無く作られる ようならば /etc/modules に speedsteop_centrino を足しておく。 cpufreqd を install して、/etc/cpufreqd.conf を適宜編集。

そのまま使った場合、AC on で 1.50GHz, off で 600MHz(40%) に自動変更された。 gnome-cpufreq-applet を入れておくと、CPU動作周波数の変更が表示される。 但し cpufreqd は数秒毎に 4% くらいの CPU を食っているので必要がない時 には停止しておいてもいいかもしれない。

その他

Battery ECO モードは WinXP で設定しておくと Debian でもそのまま適用 される。Debian 側での変更方法は未調査。

CPU Thermal が 64℃とかになっているけど平気なんだろうか。

 参照

  • 2006-03-09 (木) 12:17:21 三浦広志 : 輝度調整が動かないのは、たぶんY2kara仕様変更されて、acpiのvideoドライバが掴んでるから。/proc/acpi/videoをたたいて輝度が変わるようなら、/etc/acpi/のハンドラーがそこをたたくようにいじるといいとおもう。
  • 2006-06-13 (火) 00:37:45 mk : R3でSidを使っています。外部ディスプレイ出力の表示は、i810switchを入れれば使えるようになります。
更新日時:2008/01/29 09:55:48
キーワード:[Debian] [Let's note] [CF-Y4]
参照: