Galaxy SIII で gsiff_daemon が暴走する件について
Posted by yoosee on Android at 2012-12-04 11:07 JST1 Galaxy SIII で gsiff_daemon が暴走する件について(未解決)
最近になって Galaxy S3 が 5,6時間でバッテリーが100%から10%付近まで一気に落ち込むことが何度かあり、しかもそれが寝ている間など普段はせいぜい 7,8% しか消費されないシーンな事もあったので何か暴走しているのかと見てみると gsiff_daemon というプロセスが常時 CPU を 20-40% 程度消費している。プロセスの説明を見るにロケーションサービス系らしいので、GPSや位置サービスを切るなどしてみるが効果はない。調べるとどうも gyroscope と accelerometer のデータを locapi (位置情報を利用するアプリケーションに情報を渡すAPI) へ送っているらしい。どうやら Samsung 独自のプロセスらしいが、なんのために位置情報に加速度や角速度が必要なのか...
再起動をすると (もしくは root あればプロセスを kill するのでもいいらしい) 問題は一応おさまり、gsiff_daemon は動いているもののCPU消費は 0-2% 程度に落ち着く。しかしなにがトリガーで問題が起こるのか分からず、外出中など充電環境がないところでも暴走されたりすると大変困る。
XDA でも結構な数の報告スレッドが立っていて、例えば [Q] what is Gsiff_daemon and why is it destroying my battery? でもだいぶ長いこと話題になっているけど今のところ原因不明らしい。私の場合はつい最近まで問題なかったしシステム更新もしてないので、何かのアプリがトリガーを引いたのかもしれないが、これまで気づかなかっただけかもしれないし、見当がつかないのが辛い。SGS3は日本でも販売されているはずだけど、日本語でのレポートを見ないのは発生してないのか気づいている人がいないのかどっちだろうか。
最終手段としては /system/bin/gsiff_daemon ファイルを別の名前にしてしまうという乱暴な手はあるようだ。root が必要なのと副作用については不明 (明確に問題が出たという話は無いようだが) なのが微妙なところ。しかし今のところ他にいい方法は無さそうだ。Samsungはハードウェアはよく出来ているんだが、こういう独自拡張部分に癖があって問題を起こすことがあるのが困る...
Samsung Galaxy SIII を使い始めてのレビューないし所感
Posted by yoosee on Android at 2012-07-13 10:00 JST1 Samsung Galaxy S3 / Verizon SCH-I535 を使い始めた
諸事情により今まで使っていた HTC Incredible から Samsung Galaxy SIII へ機種変することになった。 ちゃんとしたレビューはその辺にたくさんあると思うので、雑感を列挙する程度でいくつか。 基本的にはハードウェアはよく出来ていて気に入っている。良い点
- 誰に見せても最初に言われるのが画面。4.8インチは一見してでかい。スマートフォンと言い張る限界の大きさじゃないだろうか。実際これを少し大きくして 5.3インチにすると Galaxy Note になるわけで。解像度は今時主流の HD (720x1280) で 306dpi あるので、画面が大きくても十分に綺麗に見える。
- 4G LTE/Verizon が速い。SpeedTest.net の計測で Ping 185ms / download 3,260kbps / upload 4,175kbps と upload も速い。Wi-Fi経由だと 20-30Mbps と、普通の Laptop と変わらない速度が出る。CPU 速度や Chrome が使えることもあり、Webブラウズなどは大層快適である。
- ディスプレイの分だけ縦横に大きく、 137 x 71 x 8.6 mm / 133g というスペック。これまで使っていたHTC Incredible がほぼ同じ 130g なので、薄い形状も相まってむしろ軽く感じる。質感はサイドの金属がいい感じだが裏側は少し安っぽい。とは言えデザインは悪くない。
- Dual core 1.5GHz Snapdragon S4 と 2GB RAM のおかげでアプリの動作は大変快適。Quad core じゃないのは残念だが、LTE モデルはどの国も同じらしい。
- カメラは iPhone4S 同等品らしく、画質はそれなりに良い。
- ハードウェアとしては GSM 対応らしいのでローミング対応国が多い。が、今のところは未対応。
- 電話の音質やスピーカーフォンとしての利用も快適。ハードウェアとしては本当によくできてる。
- ソフトウェアはあまり評価に値しない... そりゃ「Apple ほど格好良くないから無罪」とか言われるわ。起動して表示される Home 画面の Widget が初見ダサくてがっかりする。"S" 系のアプリは数度起動して使うのを止めた。まあ Android なので Launcher App からなにから全て置き換えてしまえば実用上の問題はないけど。ロック画面や通知音などはセンスがいいし、アプリではない組込み機能としての Smart Alert などはそれなりに便利。
- 電池のもちは良くはないが言うほど悪くもない。当然ながら不要なプロセスを止めたり通信頻度をコントロールしたりはしている。スペック的にはバッテリーは 2100mAh と、薄型の割には大きい。
- Home ボタンがハードウェアキーなのは評価する、が、多少固くて押しにくい。Tasker で Shake > Left-Right を Home に設定して、電話を振ると Home に戻るようにした。まあまあ快適。
- Back と Menu ボタンが押している間しか光らないので最初のうちはどっちがどっちだったかよく間違えた。刻印でも良かったんじゃないかと思うが、慣れれば大丈夫ではあろう。
- 内蔵ストレージが最初から /sdcard/ で mount されていて microSD は /extSdCard/ とかで認識されちゃうので、旧端末の microSD を引っこ抜いて差し替えただけだとパスが違って認識してくれないアプリが色々とあった。コピーすれば済む話とはいえちょっと煩雑。
- Verizon の SGS3 (と略すらしい) は出荷時に bootloader lock をして ROM 書き換えなどが出来ないようにしたらしいのだが、割とあっさり root 取得済み ROM なんかが出回っているっぽい。ドコモの端末もおサイフやワンセグを生かしたまま root を取れるようになっているとか。
- NFC は今のところ試せていない。Google Wallet が使えると嬉しいんだけど今のところ対応端末になっていない。
- 蓋を開けるとバッテリーの横に充電用の接点があるのが確認できる。これは無接点充電用のものなのだが、現時点では対応するバッテリーカバーと充電器のペアが本家からもサードベンダーからも提供されていない。噂では 9月に出るらしいけど、さっさと出して欲しい。