1 Weathernews がパーソナライズページを提供に
WeatherNews を最近わりと愛用している。このサイトは全ページ Flash で構成されており、天気図や台風情報がアニメーションで見られるのが直感的で分かりやすい。このサービスが、今度は個人向けにパーソナライズしたページを提供開始した。 Linux の Firefox1.5 で使えないのはなんでよ、と思いつつ、自分の住居のピンポイント予報等のよく見る情報にすぐアクセス出来るのは快適である。ところでこの WeatherNews はフロントエンドが Flash なので、バックエンドで xml による天気情報をやり取りしている。API として一般提供しているわけではないので表だって利用するわけには行かないが、実際問題として天気に関する情報が xml なりの再利用可能なデータとして取得できればかなり便利だ。
2 天気予報のXML
そうした xml での天気予報配信には、言わずと知れた Weather Hacks - Livedoor.com がある。しかし前にも少し書いたと思うが、Livedoor のものは肝心の降水確率が含まれておらず、また注意報・警報は API ではなく RSS としてのみ提供されている。この RSS は API 側で利用する city id との対応付けが死ぬほど面倒な作りになっている。goo天気でも各地点の天気予報をRSSとして配信しているが、何故かこちらも降水確率がない。他に xml で天気予報を配信しているところはないかと探してみると、個人がやっているもので Japan Weather forecast xml - Drk7.jp と 天気予報RSS - kenbo.net があるようだ。Drk7 の方は詳細なデータが取得されているし、kenbo.net のものはシンプルで使いやすい。本当は公共機関である気象庁自身が配信すべきだと思うが、xml配信を行うのが難しい理由と言った微妙な事情があるようだ。
米国では noaa 等が全世界の天気予報を再利用可能な形で提供しているお陰で、デスクトップアプリや PDA/スマートフォン等で利用しているソフトもよく見る。あまり既存業界に構ってばかりいると新しい産業を育てられないと思うのだが、日本の場合はこう言う話をよく目にする気がする。