BitlBee で AIM や GTalk や Twitter を IRC にまとめる
Posted by yoosee on Debian at 2007-05-13 22:00 JST1 BitlBee - An IRC to other chat networks gateway
Day Tripper の記述を読んで、IM - IRC gateway の BitlBee を導入した。BitlBeeとはインスタントメッセンジャーとIRCをつなぐゲートウェイサーバーです。実際うはうはだった。IM のクライアントを IRC に集約できてかなり便利。もちろん Twitter - IM も BitlBee から使える。IM 周りの対応は Gaim のコードから派生して作りこんだものらしい。
これを使うとIRCクライアント一つでMSNメッセンジャーやGoogle Talkも使えるし、おまけに大ヒット中のTwitterをJabber経由で投稿できるのでウハウハじゃね?nofuture.tv - BitlBeeを使ってXchatでIRCとMSNメッセンジャーとTwitterをひとまとめにする
インストールは上記サイトにある通り、Debian ならば
# aptitude install bitlbeeで完了。標準では 6667 を listen しようとするので、変更するなら dpkg-reconfigure bitlbee とするか、手で /etc/bitlbee/bitlbee.conf と /etc/inetd.conf を編集する。AuthMode は標準で Open (誰でも接続・利用可能) なので、利用形態にあわせて Closed や Registered にしておくのが良いだろう。なお root 権限が無い場合は、付属の bitlbeed.c.gz 使うことで利用できるようだ。要は socket を 開いて常駐し、 bitlbee を kick するだけのプログラムのようだが。
IRC クライアントは Linux では riece と xchat (IRC over SSLを使う用)、Windows では Cotton を使っている。どれも複数サーバ対応で、問題なく接続が出来た。パスワードその他は平文で飛ぶので、インターネット経由で繋ぐ際には ssh tunnel でも使った方が良さそうか。
2 BitlBee の使いかた
使いかたは上記サイトにある通りで、基本的に help と打てば使いかたに関しての色々な情報を得ることが出来る。まずはregister <password>でパスワードを設定する。ここで設定したパスワードは、次回接続時に identify コマンドとともに呼び出すもの。続いて IM のログイン情報を登録。AIM の場合は
account add oscar <account> <password> login.oscar.aol.comと言った感じ。AIM では空白を含むアカウント名を使っているのだが、"〜" で囲んだら問題なくログインできた。登録後は
account listで番号を確認し、
account on 0のように接続する。接続時に inactive な buddy はリストに上がってこない。メッセージの送信は private message にしてもいいし、root window で nick: message と言う具合にしても送れる。問題なく繋がったら忘れずに save しよう。
twitter の更新も問題なく出来たし、twritter からの update もちゃんと表示された。日本語も set charset iso-2022-jp 設定で大丈夫(たぶん裏で utf-8 に変換してるのだろう)。欲をいえば Skype chat にも対応してほしいが、プロトコルが非公開ということもあるし難しいか。
ちなみにこのプログラムは inetd 経由で起動するものなので、非接続時は IM サーバ側からも接続されていない状態になる。IRC proxy は常駐するのが普通なので感覚の違いにちょっと注意した方が良さそう。常駐する Daemon mode もあるようだが、現時点では experimental としてお勧めは出来ないとされている。
また、BitlBee 公開サーバ もあるようだ。もちろん第三者のサーバにIMアカウント情報を預けることになるし、通信も基本平文のままなので利用は慎重に。
aptitude install bitl'e'bee