Debian での terminal 環境 utf-8 移行に関する覚書
Posted by yoosee on Debian at 2007-12-29 14:00 JST1 Debian lenny/sid での utf-8 環境移行メモ
サーバを入れ替えたタイミングで、なんとなしに terminal 環境を今までの euc-jp 中心から utf-8 に切り替えたのだが、結構あちこち変更するハメになったので、まだ完璧ではないが設定を記録しておく。文字コードの問題はまだしも、East Asian ambiguous char width 周りの問題が鬱陶しい上にスマートで包括的な解決方法が無い。最新の環境にしたのに Bad Knowhow が増えるというのは困ったもんだ。locale: /etc/locale.gen に以下の行が無い場合は追加して locale-gen を実行
ja_JP.UTF-8 UTF-8zsh: .zshrc
export LANG=ja_JP.UTF-8 export OUTPUT_CHARSET=utf-8 export LV="-Ou8"screen: .screenrc
defencoding UTF-8vim: .vimrc
set termencoding=utf-8 set fileencodings=iso-2022-jp,cp932,utf-8,japan set ambiwidth=doubleemacs21 では mule-ucs パッケージを入れて un-define を require する。emacs22 では無くても utf-translate-cjk-mode があるので(CJKだけなら)一応使える。
emacs21/22: .emacs
(when (<= emacs-major-version 21) (require 'un-define)) (set-language-environment "Japanese") (set-terminal-coding-system 'utf-8) (set-keyboard-coding-system 'utf-8) (set-buffer-file-coding-system 'utf-8) (set-selection-coding-system 'utf-8) (setq default-buffer-file-coding-system 'utf-8) (prefer-coding-system 'utf-8)これで概ね問題ないが、ambiguous char width を回避するために Emacs22 + UTF-8 における文脈依存な文字幅の問題について のような設定を入れておく。
w3m
特に設定しなくても LANG(LOCALE) に追従して「表示用文字コード」が Unicode (UTF-8) になってくれた。しかし画面表示とカーソル位置がずれていたり画面にゴミが残ったり(再描画すると直る)と、鬱陶しいことになっている。
Gnome, gnome-terminal
特に設定しなくても .xsession から X を LANG=ja_JP.UTF-8 で起動したら対応した。ただ困ったことに、gnome-terminal で utf8 の EastAsian Ambiguous char width 問題の解決策が見当たらない。VTE_CJK_WIDTH を設定する方法は etch では機能せず。仕方がないので xterm -cjk_width ないし mlterm -a 2 の方を使う方針にする。mlterm の方が antialias が綺麗なんだけど、URL link 等の右クリックメニュー機能が無くなったのがちょっと痛い。
PuTTY on Windows
設定から Window > Transrations を [UTF-8] に、Treat CJK ambiguous character as wide をチェック。PuTTY Tray を使っているけどこれで特に問題は無い。CJK以外の多国語を使う場合・terminal の文字コードが混在する場合には問題が出るのかもしれない。
参考