Bluetooth オーディオ機器を再考する
Posted by yoosee on Gadget at 2006-12-11 23:42 JST1 Bluetooth + 携帯電話はヘッドセットからオーディオへ
Life is beautiful: B&O の Earset2 を見ると Bluetooth ケイタイが欲しくなるを見たら、確かに Bluetooth 携帯が欲しくなった。しかし残念ながら私が持っているのは Bluetooth 非搭載の W-ZERO3[es]。手持ちの Bluetooth 機器というと PC 以外は Tungsten T3 くらい。以前に PalmOS デバイスが Bluetooth Wireless Audio に対応 で書いた通り、TT3 をオーディオ用プロファイル A2DP に対応させる物はあるので、A2DP 対応のヘッドフォンを幾つか調べてみた。
従来の Bluetooth 携帯電話では HFP や DUP など限られたプロファイルにのみ対応していたものが多かったようだが、最近になって DoCoMo の P902i, P903i, M702i や au の W44T 、SBM の 910T, X01HT などが Bluetooth の A2DP,AVRCP に対応しているらしく、日本でも Bluetooth オーディオ商品が出てき始めたように見える。
例えば最近出てきたPanasonic ワイヤレスオーディオレシーバー EB-M70083 は A2DP, AVRCP, HFP, SPP に対応している。音楽再生約4.5時間と言うのが短過ぎる気はするが、ヘッドホン・ネックストラップ付きで 25g 、6,825円というのは気軽に使うには悪くないスペック・価格だろう。
他にも最近発表された Jabraのヘッドセット は「2個くっつけるとオーディオ(A2DP, AVRCP)、1個だとヘッドセット(HSP, HFP)」と言う使い分けが面白いデバイス。再生 14時間と言うスペックも優秀だが、24,800円はちょっと高いかもしれない。
2 手持ちのデバイス・ヘッドフォンを A2DP に対応させる
ヘッドフォン部分は自分が気に入ったものを使いたいという場合は、mobilecast MPX3000RP-PK mLink R といった Bluetooth アダプタがある。AVRCP にも対応しているので本体プレイヤーの操作も可能のようだ。また HFP にも対応していて、ボタンで切り替えて本体部分のマイクで通話が出来るらしい。連続再生時間も 8時間と、本体 24g の割にはそれなりに長い。P902i とのペアリングはメーカーが保証している。価格も実売で 8,000円弱と、意外と手頃だ。また逆に Bluetooth に対応していない、もしくは対応していても A2DP などには対応していないオーディオで Bluetooth を使うには、ミニピンプラグに挿して使うドングルアダプタとして mobilecast mDongle3 Audio Bluetooth Transmitter MPXAD300-PK といったものもある。流石に AVRCP には対応しないが、iPod に限れば mobilecast iPod Bluetooth Transmitter MPXAD500RI-PK と言うものもあるらしい(mobilecast 以外とのペアリングに難があるようだが)。
もちろん無理に Bluetooth を使わずとも、最近のiPod shuffle や iPod nano、iriver S10 ならば胸から直接下げて聴けてしまうだろう。その辺りは「携帯電話の着信を待ちながら音楽を聴きたい」「大容量のHDDプレイヤーをコードレスで聴きたい」といったニーズとの兼ね合いになるのかなと思う。
3 自宅のオーディオと Bluetooth で繋ぐ
更にこうした Bluetooth 機器と自宅のオーディオを A2DP で繋いで音を鳴らすなら、PLANEX Bluetooth受信機 BT-01Rや Logitec Bluetooth搭載HiFiオーディオトランスミッター(DiALiVE) LBT-AS100C2/A といったものがあるようだ。ただ 802.11b/g と干渉するという話があるので、無線LANのユーザは注意が必要かもしれない。ともあれ日本ではなかなか普及しなかった Bluetooth も、今になってやっと脚光を浴びる目が出てきたのかもしれない。