*1  Wikipedia日本語版をEPWING形式にして携帯する

最近流行りのようなのでWikipedia日本語版をEPWING形式に変換するのに挑戦。方法はほぼ いや。何となく。 「wikipedia-fpw」でWikipediaをEPWING形式に変換 のまま。作業は Debian 上で行っている。以上を取得し、patch を当てて freepwing をインストール。wikipedia-fpw を展開したディレクトリに、jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2 を解凍して wikipedia.xml と言う名前で置き
 % fpwmake
 % fpwmake catalogs
 % fpwmake package
を実行。home の下で作業するために fpwing の build 時に configure で --prefix と --perllibdir をいじった。

EPWING形式への変換(fpwmake)は ML115 (Opteron 1210 / 1.8GHz) で約3.7時間かかった。出来た wikipedia-fpw-20071202.zip のサイズが 670MB 程度で、これを一度展開した後に DicCompressorJ でレベル1の再圧縮をしたもので、サイズが889MBになった。画像等は含まれない。

ちなみに Wikipedia 日本語版全コンテンツのXML は上記リンクの
http://download.wikimedia.org/jawiki/latest/jawiki-latest-pages-articles.xml.bz2
で取得できるが、これを
http://download.wikimedia.org/enwiki/latest/enwiki-latest-pages-articles.xml.bz2
とすると英語版が取得できる。サイズは日本語版の xml.bz2 が 680MB 程度だったのに対し、英語版は 3.4GB と流石に大きい。

*2  Palm TX での閲覧

Wikipedia on WordSeekerEPWING辞書ソフトとしては WordSeeker を使うが、現時点では既に配布もサポートも終了している。WordSeeker 以前に定番だった Buckingham EB Player も配布終了している。新たに使いたい人に選択肢が無いのが辛いところ。

手元では WordSeeker で動作を確認したが、特に問題なく検索が可能で、検索後のページで Hyperlink をたどるのもサクサク動く。ただ辞書サイズが大きいからか知らないが、検索語表示でフリーズしてしまう事が何度かあった。

*3  iPod touch での閲覧

Wikipedia on iDicJailbreak されているのが前提だが、EPWING辞書ソフトとしては iDic が使える。ダウンロードした zip を iPod に ftp や scp 等で転送し、zip を展開した iDic.app を /Applications/ の下に移動、SpringBoard を再起動するとアイコンが表示される。

辞書の方は任意の場所 (標準では /var/root/Media/dic) に WIKIP ディレクトリをそのままこれも scp 等でコピーし、iDic の起動後に Setup から辞書の場所を指定する。動作はこちらも軽快で、フォントの大きさも自由に設定出来るため、なかなか読みやすくていい。

*4  W-ZERO3[es] での閲覧

EPWING辞書ソフトとしては EBPocket を使う。無料版と有償版があるが、利用だけなら無料版でも可能なので機能を見てお好みで。手持ちの miniSDカードの都合で EBPocket では試していない。

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