米国生活を始める人はGoogle Voiceを使うと便利だよという話
Posted by yoosee on USA at 2012-05-08 11:42 JST1 英語初心者に優しい Google Voice
これから米国生活を始めようとしている人には Google Voice をお勧めしたい。Google Voice は Google が提供する電話のオーバーレイ的なサービスで、米国居住者なら普通に電話がかけられる実際の電話番号を取得し、それを自宅や携帯電話の番号に転送したり PC から VoIP などで利用できる。電話としての機能もいろいろと便利なのだが、特に気に入っているのは留守番電話 (Voicemail) をテキストに起こしてくれる機能 (transcript) である。英語をそこそこ話せる人でも電話の英語は聞き取り辛いし、Voicemail はさらに不鮮明な録音になっていることも多く、中途半端な英語スキルだと難儀する事も少なくない。それがテキストで概ね読め、Webブラウザやスマートフォンのアプリから再生でき、また過去の留守電を取っておくのもストレス無くできる。特に Voicemail では「これを聞いたら次の電話番号にコールバックして。800-xxx-xxxx」のようなメッセージがよく入っているので、これを text として番号認識してクリックから直接ダイヤルできるのは手間が省けて便利だ。
なお設定で Calls > Enable Recording を ON にしておけば inbound call (かかってきた電話) については通話中に 4 を押すと録音できる。残念ながらこの録音は Transcript してくれないようだし、また outbound call は録音出来ない。通話の録音は州によってか違法なこともあるようなので、デフォルトでは off になっているらしい。
その他に Google Voice になにが出来るのかは、@IT - Google Voice はやっぱりすごかった がよくまとまっている。米国でこれから生活を立ち上げようとしている人であれば、Home Phone を Google Voice の番号にしてしまうのも手だと思う。自宅の番号は各所に登録するとそれなりに公開情報になってしまうため、DoNotCall Registryに登録しても営業電話などがかかってくるのだが、 Global Spam Filtering を ON にしておくとそれなりにブロックできる。知らない番号からの電話は voicemail に回して後から確認し、営業電話なら Block する、といったやり方も出来る。
もちろんこれは機械処理であろうとはいえ、留守電の内容を Google に渡すことを意味するので、気になる人は実際の携帯電話の番号と Google Voice の番号を使い分けるなどしてもいいだろう。また Verizon や AT&T などが提供する有料の Voicemail 拡張機能を使う手もある。私も特に仕事の連絡は Google Voice の番号には流していない。
余談になるが Palm Centro を使っていた時代にはCallRec というアプリを使っていた。これは電話での通話を全て録音してくれるアプリで、電話で話はしたけどどうも内容に自信が無い、みたいな際に結構役立ってくれた。Google Voice では前述の通り incoming は録音可能だが、Google Voice の number を使っていても outbound call は録音出来ないのが残念。Android でも RecordMyCall という同等のソフトがあるが、手元の HTC Incredible では録音を取りこぼしたりなどいまいち動作が不安定で結局今は使っていない。
VOYAGER 510 Bluetooth ヘッドセット
Posted by yoosee on Gadget at 2008-10-03 06:00 JST1 【国内正規品】 PLANTRONICS Bluetooth ワイヤレスヘッドセット VOYAGER 510 72270-76
米国のビジネスマンはよくBluetooth Headsetを付けて耳元を青く光らせながら電話をしている。そういった姿へのなんとない憧れと、携帯電話から電話会議に入る機会も多いという実務的な理由で Bluetooth headset を探していたのだが、結局 Amazon.com でも2,406 customer reviews で 4stars の 【国内正規品】 PLANTRONICS Bluetooth ワイヤレスヘッドセット VOYAGER 510 72270-76 を購入した。米国アマゾンでの購入時は$40.06 で送料無料。日本でだとどのBluetooth headsetも2倍近い値段がするのが不思議なんだが、流通量の違いだろうか。ものは一昨日届いたばかりだが、幸いと言うか不幸な事にと言うか、昨晩は2時間以上これを付けっぱなしで電話する機会があり、大変役に立った。
イヤホン部分は3種類の大きさのアダプタが付いてくるし、本体も大変軽いので、長時間装着していても特に問題を感じない。強いて言えばボタンが多少チープなのが残念なくらいか。左右どちらの耳にも装着可能。マイク部分先端とイヤホン部分付け根に2箇所のマイクを備えており、エコーやノイズがキャンセルされるため、通話していても音声は大変クリアで聞き取りやすい。通話相手側の音声も特に問題なかったようだ。
機器とのペアリングは電源ボタンを長押しして起動し、携帯電話機側で discover device をして、見つかった「PLT 510」を登録し、パスワードに 0000 を入れるだけ。Centro とペアリングしたが、ものの30秒でセットアップは完了。設定してしまえば、あとはコールがきた時にマイク付け根部分にある着信ボタンを押すだけで会話を始められる。
ちなみに2つの接続先に登録可能らしいので PC に繋いで Skype でも使ってみたが、特に問題なく使うことができた。
基本的に HFP(ハンズフリー) 対応機器であって A2DP などには使えないが、通話用の Bluetooth ヘッドセットとしては音質も装着感も十分満足の行くモデルで、良い買い物だったと思う。持ち運び用のポーチが欲しい気はする。