*1  アドレス帳の『敬称』

メールアドレスの To: に「○○様」と敬称を付けると言うのが始まりで、あちこちで盛り上がっているようだ。私自身はアドレス帳の名前は、相手の From: に書かれている名前がそのまま半自動的に登録されるので、敬称どころか日本語かローマ字か混合かアドレスのみか、その辺もてんでバラバラである。Palm のアドレス帳はそれなりに整理しているけど、敬称を書く欄なぞ無いので名前はそのままだ。

*2  「手紙」と「電子メール」

とは言え仕事をしていると、確かに『To: ○○様』と言う宛先でのメールは頂くことがそれなりにある。別に不快にも何も思わないし、かえって「あー俺なんかに様付けでメール出さなくてもいいのに」と思う程度なのだが、例えば社外の方から社内の人間複数にそうした『様』付きのメールが届き、全員を含めたまま返信しようとすると、To: や Cc: に含まれる自分の社内の人間にまで『様』がついて社外にメールが出てしまうので、流石にこれは消すようにしている。そう言う意味では「余計な手間だなぁ」とは思うのだけど。

私の周りだと流石に「To: に敬称がないなんて無礼な相手だ」なんて言い出す人はいないけど、人によってはそう言う反応をしてもおかしくはない。そうした人は、きっと「手紙」の文化をそのまま持ち込んでいるのかも知れない。草々とか敬具とか、季節の挨拶を求める人も稀に見掛けるし。でも電子メールって多分、手紙と会話の中間くらいのポジションなのだよね。
そうした事を理解しない人を相手にする場合には『様』付けも必要なのだろうなぁと思う。文化的背景と言う意味では興味深いが、自分がやらなければならない状況になるのは真っ平ごめんだな...

*3  「電子メール」での礼儀作法

礼儀作法という話だと、仕事のメールの場合には To: はともかくメール本文の先頭には『××社 ○○様』から始めて『△△です。いつもお世話になっております』云々程度は書く。海外の人でも "XXXX-san" とさん付けしてくる人は結構いる気がする。個人でのメールだと『○○です』だけで始めることが多い。『○○@ほげほげ』みたいに書くことも結構あるな。これは仕事でも相手によっては使うか。

まぁこの手の挨拶や To: 部分は自分にとっては枝葉でしかないんだが、未だに References フィールドが壊れていたり、Message-ID が明らかに不正だったり、開封確認を要求してきたり、HTML メールだったり、数MB 以上の添付を予告無く送りつけてきたり、7,8 回分の非常に長い全文引用を丸ごと付けてきたりする人はかなり多く見掛け、こっちは実害があるだけに、何だかなぁと思ってしまう。

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