Google Search History と Firefox

Posted by yoosee on Web at 2005-05-23 23:42 JST

*1  Google Search History

Google Search History は、 Google で検索した単語、及びその検索結果から実際に見に行ったサイトを日付別に表示してくれるサービスで、History の中からさらに検索したりもできるので「あれ、こないだ調べたあれはどこだっけ」と言うときなどには重宝する。しかし Linux の Firefox 検索バーから検索した単語は登録されていたのだが、何故か Windows の Firefox から検索した単語は登録されていなくて何故だろうと思っていた。

*2  searchplugins/google.src

今日ふと気付いたところでは、Windows の方は「Firefox 日本語版」をインストールしており、Linux (debian) は「英語版 + 日本語 Locale Extension」なのだった。両者には search plugin の Google URL が google.co.jp か google.com かと言う違いがあり、どうも今のところは google.com じゃないと検索履歴が保存されないように見える。日本語版をリリースしていないβサービスなので当然かもしれない。と言うことで \Program Files\Mozilla Firefox\searchplugins\google.srcgoogle.src に置き換えてブラウザを再起動したら、日本語版 Firefoxでも Search History が残るようになったのであった。ちなみに日付の Timezone は JST になっているようだ。

*3  google.com と google.co.jp

しかし www.google.com にアクセスにいっても www.google.co.jp に 302 で転送されてしまう場合がある。どうやら日本のIPアドレスブロックから普通にアクセスするとデフォルトで 302 するらしく、telnet から GET / HTTP/1.0 しても結果は同様だった。これを避けるには、Google トップページから Google.com in English を一度訪問して Cookie を取得し

.google.com / PREF ID=xxxxxxxxxxxxxx:LD=en:CR=2:TM=1116859848:LM=1116860192:S=xxxxxxxxx

のような LD=en と言ったキーを .google.com に対して持っていれば良いようだ。一度これを持っておけば google.co.jp に戻っても google.com のキーはそのままなので、その後は問題無く .com でのサービスが受けられる。少なくとも現状は。

*4  Google とプライバシー

ところでママ言われていることではあるとは言え、ある Google Account と言う「個人を識別するID」の下に、「メール(Gmail)」「検索語(History)」「見たサイト(History)」「興味のある話題(Alert)」「興味のあるニュース(News)」「居住地域等の生活情報(Maps, Portal)」「発信している情報(AdSence)」等の情報が集中するのはかなり恐いことかもしれない。その上「Desktop」もあるわけだし。少なくとも Google は統計的に使ってマーケティングに利用するなんて事は原理的には可能なわけで、この辺は「Google だからとりあえず信じておく」と言う心理がないでも無い気がする。根拠は「規約」しか無いわけだけど。

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