*1  SEO戦略として全文入りフィード配信を考える

World Wide Walker RSS feed
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個人ページでも「RSSフィードで全文配信するとページビューが増えず、広告収入も上がらない」論はあるらしいので、個人のblogで全文フィードを配信すべき理由を考えてみる。もちろん「全文フィード + フィード埋め込み広告」を入れるという手はある(企業サイト向けだがpheedoや、またAmazonのような固定リンク埋め込み型も有効)ので、可能ならばそれと併用するのがいいだろう。残念ながら現時点では Google Adsense のような JavaScript 型は非対応のものが多そうだが... と書きかけたが、いつの間にかFeedburnerがGoogle Adsenseに対応したりしているようだ。

個人のblogで広告収入を得ようとする場合、よほどの人気サイトでない限りは閲覧者の大半は検索からやってくる。また一般的に、日常的に見にきてくれている人の広告クリック率は非常に低いという話があり、実際に私の blog もトップページの広告クリック率はほぼ無きに等しい。

そうした事情を考えると、常連によるトップページへのアクセスに相当するRSS配信では、以下のようなパターンを狙うのが効率的じゃなかろうか。
  1. 全文入りRSSフィード配信で読者を増やす
  2. 読者の中にはBlogを書いたりsocial bookmarkしたりとリンクを張ってくれる人が一定数おり、そうした層とRSSリーダのユーザ層は比較的マッチングが高いと思われる
  3. 非リンク数が増えることにより直接的なアクセスが増加する
  4. ページランク向上により検索エンジンからのリーチが増加する
  5. 非常連のアクセスが増えることにより広告収入が増加する
  6. 増えたアクセスの一部はRSSフィードの読者になる(1に戻る)
2には特に根拠になるデータは無いが、blog を書いている人が blog ネタのために情報収集を行っており、そのツールとしてRSSリーダを使っている可能性は他の一般ユーザに比べれば高いんじゃなかろうかと思う。またこれも個人的な体験談でしかないが、ソーシャルブックマーク数が多く付いた記事は、その後もかなり長い期間に渡って検索からのアクセスがある場合が多い(そうしたブックマークが無くてもアクセスが長期間多い記事もあるのでこれが全てではないが)。

そうであれば、個別記事URL(Permalink)の伝播層である可能性の高いRSSリーダ利用者の利便性を挙げる戦略は、最終的なPageview増加と言う意味でも、広告のクリック率向上という意味でも有利になるのではないか。
そうした戦略を取る場合、「RSS全文配信してないからもう読まない」と言うユーザが存在する以上、RSSは全文配信する方が最終的なリーチは増加すると考えることが出来るのではないだろうか。前述のフィード埋め込み型広告を併用すればフィード自体へのアクセスでも広告露出が可能なわけで、全文配信をためらう理由はあまりなさそうだ。

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