英語版Palmの日本語化にYomeru5を試す
Posted by yoosee on Palm at 2008-02-18 22:00 JST1 Yomeru5
GPL で配布されている PalmOS 日本語化ソフト、Yomeru5 (5.0beta24) での Palm TX 日本語化を試した。Yomeru5 の ZIP に含まれる Yomeru-5.0-xxx.prc と日本語フォント、加えて YAHM.prc を HotSync でインストール。YAHM の設定画面で Yomeru5 を有効にし、インストールしたフォントを有効にする。日本語入力は POBox や ATOK など別途容易する必要があるが、その辺は私が普段使っている CJKOS も似たようなもの。
動作としては、さほど問題なく各アプリを日本語化してくれている。CJKOS に比べると動作が遅く感じることがあるが、フォントのアンチエイリアスを有効にしている影響かもしれない。また安定性は悪くないとは思うが、使用中に数度、原因不明のフリーズ/リセットを体験した。Yomeru5 の問題なのかは不明。
機能として面白いのは A.E.Change と言う日本語エンコーディングのトランスレーション機能があるところ。例えば標準の Web (Blazer) では日本語のページは文字コードによって読めないものがあるが、この機能を有効にすると概ね読めるようになる。ただ何故か VarsaMail ではSubjectは日本語表示出来るものの、本文表示では文字化けが直らなかった。
またフォントコンバータが含まれており、任意のフォントを変換して使うことが出来るようになっている。試しに変換したメイリオはアンチエイリアスを有効にしてもちょっと残念な見栄えになってしまったので、当該サイズの bitmap font が含まれるものを使った方がいいのかもしれない。細かいパラメータによる bitmap レベルのチューニングも出来るようだがそこまでは手を出せなかった。
OSSの日本語化ソフトがちゃんと動き、エンコーディングの変換やアンチエイリアスにも対応しているのは機能的にも優れた点だが、日本語を綺麗に表示するにはちょっとコツが要りそうな感じだろうか。