*1  ... が日本語は当面文字化けしそう

数日前に書いたPalm Pre があまりに素敵で欲しすぎる件についてで、Gmail では日本語が化けると書いたが、そう言えば少し前のニュースで IMAP IDLE Confirmed on the Pre と言うのが話題になっていたのを思い出した。

この記事自体は「Palm Preのメールクライアントは IMAP の IDLE プロトコルをサポートしているので、IMAP サーバにコネクションを張りっぱなしにしておいてサーバ側から新着メールの Push 配信を受けることが出来る」と言う内容。実際、Palm Pre の Gmail 新着メールチェック間隔設定は "As Items Arrive" と言うのが標準らしい。これはこれで大変素晴らしい機能だが、つまりは Gmail との接続は IMAP とのようだ。

と言うことはやはり、 Gmail に ISO-2022-JP で届いたメールは恐らくそのままの文字コードで Palm Pre 側に配信され、Pre のメールアプリは今のところ UTF-8 しかサポートしてないので文字化けする、と言うことなのだろう。実際文字化けのパターンもそれっぽい。IMAP サーバ側で Proxy を仕込むなりして細工をするか、ISO-2022-JP の文字コードに対応したメールクライアントが出てくれば読めるんじゃなかろうか。

Exchange の場合は文字化けせずに読めるかもと少し期待しているけど、手元の日本語メールを見る限りだと ISO-2022-JP の HTML として配信されているからやっぱり駄目かもしれないし、でもブラウザでは EUC-JP あたりも表示出来るのでいけるかもしれない。誰か試せたら教えてください。なんにしても日本語対応を正式にしてくれれば嬉しいんだけど、米国での日本語って中国語辺りに比べてもマイナー言語だからな...

ちなみに現時点で Palm Pre 日本語表示に関してはHALの不定期雑記 Palm Pre 日本語表示 暫定版 が詳しい。日本での利用に関しては気になるアレマガジン: 日本国内でPalm Preを使う場合に知っておきたいポイント【2009/06/13版】 が詳しいが、Activation の都合で実質 Sprint の使える地域でないと難しいようだ。

*1  Palm Pre launched on June 6th, 2009

Palm Preさて 6月6日に Palm Pre が発売されたわけだが、職場に早速 Pre を買った人がいたので大騒ぎして触らせてもらった (ちなみにこの人が Pre を買った事は「この人が LinkedIn Pre アプリを入れたよ」と言う通知で知った)。10分程度いじっている間に「お前も買うべきだ」と10回くらい言われたが、確かにこれはやばい。大変欲しすぎる。どうしよう。何で今のキャリアはAT&Tなのだ。

まず質感。角の丸い筐体は真っ黒で小さくてすべすべの石と言う感じで、手のひらにすっぽり収まる。思ったより小さいし、角が丸いので余計にコンパクトに感じる。ジーンズのポケットに入れても邪魔にならないサイズが素晴らしい。
スライドキーボードもシャキッという感じで開閉し、ボタンの押し具合は定評のある Treo や Centro と似ていて使いやすい。画素数は iPhone と同じ 320x480 だけどサイズは少し小さい。画面はくっきりした発色で綺麗。

ハードウェア的には 480x320 マルチタッチスクリーン(+ゼスチャーエリア)、QWERTY キーボード、802.11b/g、Bluetooth (A2DPサポート)、GPS、3Mピクセルカメラ(LEDライト付)、8GBストレージ、3.5mmステレオジャック、動画再生可と、今時のスペックとしてほぼ十分に隙が無い。

ウェブブラウザは iPhone 同様に指二本で拡大縮小が可能で、レンダリングはWebKitのおかげか高速な感がある。日本語表示は問題なかったが、フォントはちょっとシャギーな感じになった。借り物なので他のアプリでの日本語表示は試せていないが、Gmail ではそもそも文字が化けるらしい。Exchange でどうなのか気になるところ。この辺りはマルチバイトでもなんの問題もない iPhone にアドバンテージがある。

最大の特徴である「カード」式のマルチタスク管理は大変快適。新規にアプリを立ち上げる際には数秒待たさせるものの、一旦起動してしまえば切り替えは非常にサクサク動く。マルチタスクなので当然、ChatしながらWeb閲覧と音楽再生といった「ながら」利用も快適。センターボタンでシュッと縮小、指でさっとタスクを選んでワンタップでヒュンっと別のアプリに切り替わる。上にスワイプして終了したり、Notification も含めて指先でアプリを操れるのは快感だ。
ゼスチャーエリアからのツールバーもよく出来ていて、特にゼスチャーを使うときにLEDがポッと光るのが、何というか使っていてわかりやすい。「片手で使える」事も意識した作りは、流石モバイルを10年以上やっている企業だと思わせるものがある。

キーボードから文字を入力すると即座に「Palm Pre内のアドレス帳や予定情報の串刺し検索」→「Google や Twitter などのWeb検索」といった具合に Universal Search が動作し、また Synergy でオンラインコンテンツとの自動同期も行われる。串刺し検索や同期(HotSync)は PalmOS でもコアな機能だったが、これがますます使いやすくなっていて気持ちいい。

Palm はあれだけ長いこと古い PalmOS と Windows Mobile の使いまわしで辛うじて生き長らえていたと言う感じだったのに、ここで一気にこれだけすごいプロダクトを出してきたと言うのは本当に感慨深い。以下、メジャーサイトのレビュー。特に Palm が好きすぎる engadget のレビューは動画も含めて熱が入りまくっている。しかし日本ではほとんど話題になってないね。販売予定が無いんだから当然だろうけど、iPhone 3GS なんて (もう完成度が高いのでしょうがないけど) ほとんどマイナーチェンジじゃないか! Pre の方がよっぽど楽しそうなのに!

と個人的には大いに盛り上がっているが、うーん、今の AT&T と別に Sprint と 2年契約するのは流石にためらわれる。2 years contract では 最安プランでも $2,000 近くかかるのである。AT&Tも来年には出してくれるらしいし、年内に別の webOS 端末が出るかもという噂もあるけど、欧州で Unlock 判が $550 くらいでさっさと出てくれないかしらん。

Palm webOS / Pre では Palmware が動く!

Posted by yoosee on Palm at 2009-04-03 13:23 JST

*1  Classic will run PalmOS apps you've grown to love over the years.

キター
Palm OS Emulator Application
Palm also announced that MotionApps is creating an emulator application that will allow most Palm OS applications to run on webOS devices. The application, called "Classic," will be available for purchase when the Palm Pre phone becomes available from Sprint in the first half of 2009, and gives users peace of mind as they transition to Palm’s new webOS.Palm Pre Mojo SDK Released - Treonauts
ということで、PalmOS や WM, Blackberry, iPhone 用のソフトを開発している MotionApps が、Classic と言う名前の PalmOS (Garnet OS) エミュレータをリリースするらしい。 Treo 700p と比べて 2倍の速度で動作するとなっている。30,000以上存在する Palmware のどれくらいが動くのか、特に日本語化に使われる CJKOS のような Hack 的ソフトが動くのかはまだ不明だし、どうやら有料のアプリになりそうだが、とりあえずエミュレータが正式にリリースされるというだけでも嬉しいニュースだ。

PalmOS 13年の歴史

Posted by yoosee on Palm at 2009-02-17 02:42 JST

*1  PalmOS 搭載デバイスの新規発売終了

ついにこの日が来たかという感じだが、Palm Inc. が現在のPalm OS 搭載デバイスの新規発売終了を宣言した。今後は先日発表された webOS へ専念することになる。 今後、Nokia N810 のような仮想マシン Garnet VM 上での動作はあるかもしれないが、Native な端末はこれで幕を閉じることになる。

Palm Computing 創設からの歴史をまとめた10周年記事に、2006年以降の出来事を加筆した。日本では2005年2月のCLIE撤退でPalmOS端末はほぼ途絶えた形になっているが、海外、特に米国ではスマートフォン Treo や Centro がそれなりのセールスを上げている。また PDA も Tungsten, Zire, Life Drive, TX といったモデルが(これらも終焉したが)販売されていた。Pilot が発売されてから約13年間の活躍であり、PalmOS 搭載端末は 3,800万台以上販売され、28,000を越えるソフトウェアが存在しているという。
年-月Palm の動き関係他社の動き
1992
1992-01Jeff Hawkins と Donna Duversky により Palm Computing Inc. 創設 (創設当時は PDA をターゲットにしたソフトウェア会社)
1993
1993Zoomer用ソフト、Graffiti や Sync ソフトウェアの開発などに参加Apple が Newton, Casio が Zoomer を発売するもあまり売れず。
1995
1995-09U.S.Robotics が Palm Computing を 4400万ドルで買収
1996
1996-03Pilot 1000 リリース。スペックは 128KB のメモリ(Pilot 5000 は 512KB) に 16MHz の CPU、160x160 4階調モノクロタッチスクリーン。シャツのポケットにはいるサイズ、PC との HotSync、Graffiti入力、高速な動作などの基本的な部分はこの時点で出来上がっている。
1996-10 山田達司氏がJ-OS 1.0, 1.1 をリリース
1997
1997-032番目の製品 PalmPilot リリース
1997-053Com が U.S.Robotics を買収
1997-09Palm のプロダクトが 18ヶ月で 100万台の販売を達成
1998
1998-04Palm III 発売。Pilot → PalmPilot → Palm と名前が変遷しているのは日本の文房具メーカー「パイロット」社と商標の衝突があったため
1998-11 Jeff Hawkins, Donna Duversky, Ed Collegan ら Palm Computing 創始メンバーが Handspring 社を創設
1999
1999-02名機 Palm V が発売され、圧倒的な支持を得る。Louis Vuitton や Hermes など高級ブランドも専用ケースを発売。1999-10 にはスペック強化した Palm Vx 発売IBM により日本語化された PalmIII の OEM、 WorkPad 発売。初の日本語化製品
1999-05初のワイヤレス機能搭載 Palm VII 発売
1999-09 HandSpring が Visor を発表。外部拡張の SpringBoard 搭載が話題に
2000
2000-03初のカラーデバイス Palm IIIc 発売Handspring Visor 発売。Palm を越える売上
2000-04Palm 日本法人が日本語化された Palm IIIc, PalmVx を発売開始
2000-05Palm Inc. が IPO 。米国で最も成功した IPO の一つと言われる
2000-06 HandSpring も日本語化された Visor Deluxe を発売
2000-07 Sony が同社初の PalmOS 端末、Clie PEG-S500C/S300 を発売。S500C は 256色カラー、両者ともメモリスティックスロットやジョグダイヤルを搭載
2000- この頃、Sony, IBM や Handspring 以外にも HandEra や TRG, Symbol などが PalmOS のライセンシーとしてデバイスを発売。PDA黄金期
2001
2001-04 HandSpring Visor Edge 日本語版発売
2001-04 Sony PEG-N700C 初のカラーハイレゾ(320x320)デバイス発売、オーディオ再生も搭載
2001-05Palmware が 10,000個を突破
Palm Inc. が Be を買収
2001-09 Handspring 日本法人が国内からほぼ撤退
2001-10 Handspring が最初の PalmOS スマートフォンとなる Treo を発表
2001-12Palm Inc. がハードウェアとソフトウェア事業をそれぞれ PalmSolutions, PalmSource に子会社化
2002
2002-01 Handspring が Visor から撤退
2002-02PalmOS のライセンス・開発を PalmSource に分離Handspring が初のスマートフォン Treo 180, 180g 発売
IBM が WorkPad から撤退
2002-09Palm 日本法人が国内販売から撤退
2002-10Palm Tungsten と Zire をリリース。Tungsten は同社初の ARM/OS5/ハイレゾデバイス。Zire は 18ヶ月で 300万台のセールスを記録Sony が世界初の PalmOS5 機 PEG-NX70V 発売。ARM アーキテクチャの XScale (200MHz) 搭載
2003
2003-06Tungsten T が登山家と共にエベレスト山頂に到達Handspring がスマートフォン Treo600 発売
2003-10Palm Inc. は HandSpring を買収し、PalmOne に改名。同時に PalmSource へ独立分社化。
2004
2004-02PalmOS Cobalt (6.0)発表 (搭載端末は最終的に無し)
2004-05Xerox との Graffiti 訴訟に勝訴
2004-06 Sony が CLIE 海外市場からの撤退を発表
2004-10Treo 650 スマートフォンをリリース
2005
2005-02 Sony が日本国内市場からも CLIE 撤退を発表し、PalmOS から完全撤退。最後のデバイスとなったのは有機ELを搭載した PEG-VZ90
2005-04Treo 650 が 100万台を突破
2005-05PalmOne は PalmSource から Palm のブランド名を3,000万USDで買い取り、Palm Inc. へ改名
2005-06HDD 搭載 Life Drive リリース
2005-09 ACCESS が PalmSource を3億2400万USDで買収
2005-12 WILLCOM/SHARPが同社初のWindows Mobile5.0搭載W-ZERO3リリース
2006
2006-01同社初の Windows Mobile 搭載端末 Treo 700w をリリース
2006-02 ACCESS がGarnetVMを含むACCESS Linux Platform(ALP)を発表
2006-03Pilot 誕生から10周年
2006-10 Softbank Mobile/HTCが同社初のWindows Mobile5.0搭載X01HTリリース
2006-12PalmがACCESSから PalmOS Garnetのソースコードライセンス(利用・改変権)を4,400万USDで購入
2007
2007-01 Apple が初のスマートフォン iPhone 発表
2007-06投資会社Elevation Partnersと戦略提携Apple が iPhone リリース
Google が携帯電話用プラットフォーム Android 発表
2007-10Centroスマートフォン リリース
2007-11 ACCESSがNokia Nシリーズ向けに PalmOS GarnetVM (仮想実行環境)を提供
2008
2008-04Centro 100万台突破
2008-08Centro 200万台突破
2008-09 Apple が 3G対応 iPhone リリース
2008-10 Google Android 搭載端末 T-Mobile G1 リリース
2008-12非スマートフォンPDAのの終焉宣言iPhone販売台数がWindows Mobile搭載端末の台数を抜く
2009
2009-01PalmがCESにて新プラットフォームPalm webOSと搭載端末Preを発表
2009-02現在販売中のモデルを除くPalmOS搭載端末の終焉宣言

個人的な感想としては、PalmOSと端末は Palm V の時点でいったん完成してしまった。 その後は Sony と手を組んだことによってハイレゾ・カラー化やマルチメディアへの対応など進歩したのは確かだが、元々のコンセプトである Zen of Palm との乖離に苦しんでいるようにも見えた。 特に近年になってスマートフォン Treo の時代になると、ネットワーク接続を前提としていなかった PalmOS は更に矛盾を抱えるようになる。 幸いな事に近年までライバルと言えるのは Windows Mobile 程度で、Blackberry はビジネスツールという形でマーケットが違っていたのだが、ここ 1,2年は iPhone の登場と Blackberry のマーケット拡大に完全に押される形になっていた。

PalmOS の終焉にはどうしても寂しさを感じてしまうものの、ここで今までのPCを母艦とするPalmOS からインターネットを母艦としたwebOSへシフトするのは正解だろう。Palm と言うモバイル向けのハードウェアとソフトウェアを一括供給する事でモバイルのユーザ体験を提供する能力を持つ稀有な企業が、この先の10年をまたリードする会社となることを祈りたい。

参考サイト:

*1  Interview with Pandora About Developing for WebOS

Pandora 開発者による Palm webOS での開発がどんなものかについてのインタビュー。彼らは去年10月末にSDKを使い、初めて触れてから3日後には最初のバージョンの「Palm webOS 向け Pandora クライアントソフト」を作った、とのこと。
We were able to take one of our star web developers someone who has never touched the Palm webOS and not done mobile development before and have that person be immediately productive because it's all based on systems that they're familiar with from web development. Interview with Pandora About Developing for WebOS
「Palm webOS やモバイル端末の開発を経験したことが無い、エース級Web開発者を投入したが、Web開発で慣れ親しんだことばかりだったので即時に開発をすることが出来た」とのコメントが興味深い。
Eメールクライアント、アドレス管理、Google Maps、Pandoraのような元からWeb上にあるようなアプリケーションについては、Pandora のようにマルチメディアとの連携が必要なものであっても、Palm webOS で提供するのは「非常にたやすい」としている。また Palm が提供している Palm Mojo SDK(Mojoのスクリーンショット) も開発の手助けになると評価しているようだ。

一方でリアルタイムに緻密なグラフィック操作を必要とするようなあるレベル以上のゲームアプリケーションの開発は難しそうだ。ただそこは、Palm が追加で低レベルアクセスを提供するSDKを提供するか、また例えば別のWeb標準技術である Flash を提供することで解決するかもしれない、としている。

Palm webOS と Palm Pre については好意的な記事や感想が非常に多いが、当然ながら懸念もある。
Analysts say Palm could have trouble getting outside software developers to create programs that will work on its WebOS phones. Developers are now heavily focused on BlackBerry devices and the iPhone because the number of people using them is large and growing.Palm Unveils iPhone Competitor, the Pre - NYTimes.com
NYTimes は「Palm webOSはソフトウェア開発者を捕まえるには遅すぎた。既に開発リソースは iPhone や Brackbery (そして恐らくはAndroid) で手一杯になっている」とコメントしていて、それは一方で事実なのだろう。しかしWebアプリケーションの開発ノウハウのみでモバイルアプリ開発が可能ならば、今現在人気のある (例えば Pandora のような) Webサービスの開発者がPalm webOS専用アプリを手軽に作る、というシナリオは十分ありうるかもしれないと期待したい。

*1  Palm webOS 搭載: Pre


Palm Nova のコードネームで 2008年末の発表を掲げて開発されていた Palm Inc. の新しいプラットフォーム、Palm webOS が本日のCESにて発表された。Engadget Japanese が熱の入った記事を出してくれている。

コンセプトは名前に web が入っている通り、「クラウド」に接続する事を前提としており、古きPalmOSの「Desktop PCとの同期」と言う概念から、インターネットとの同期へと方針を変換した事になる。電磁誘導によるワイヤレス充電と言う機能が象徴的に感じるが、そうした部分の特徴だけを並べてもなかなか面白い。
  • アドレス帳やカレンダーは "Synergy" によりFacebookのstatusやOutlook, Google infoとリアルタイム同期する
  • 複数のIMやSMSをコンタクト毎に統合して「会話」をすることが可能
  • Palmの特徴だったデバイス串刺し検索にWeb検索を加えて統合環境を提供
  • マルチタスク+「カード」インターフェイスで接続したままのながら利用が可
  • アプリ操作中にもメールやスケジュールの通知がポップアップ
  • ウェブブラウザはマルチタッチでスライドやズームイン・アウトが可能
  • 開発は基本的にHTML/CSS/Ajaxベースで、参入障壁がかなり低そう
アプリはWindowではなく「カード」として扱われ、タッチ操作でのズームアウトで最小化、画面外へスワイプで終了といった感じのインターフェイス。EngadgetによるPalm Pre Hands on video を見る感じ、なかなかなめらかに動作するようだ。他にも様々なスクリーンショットが Palm Pre Phone のサイトに用意されているが、見た目は全般的によろしそうである。

ちなみにハードウェアは 3.1インチ 480x320マルチタッチディスプレイ、縦スライドQWERTYキーボード、EVDO Rev A.、802.11b/g、Bluetooth (A2DPあり)、 3Mピクセルカメラ(フラッシュ搭載)、microSDスロット、USB、GPS搭載で、 まあほとんど隙が無い。 唯一の懸念はマルチタスク故に動作がもっさりになってしまう事だけど、Palmがそこを考慮していないわけが無いと思っておきたい。

ともあれ iPhone や Android と既にスマートフォンに強力に並んだライバルと、 少なくとも今のところは戦う力を持っていそうなデバイスが Palm から出てきたのは、個人的には大変喜ばしい。 ちなみにPalmの株価も猛烈に上がっているようだ。

参考

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