SDHC非対応のPalmTX等でSDHCカードを使うためのドライバが登場
Posted by yoosee on Palm at 2008-09-21 14:00 JST
1
PowerSDHC が正式リリース
しばらく前からベータ版が配布されていた、SDHC非対応のPalmOSデバイスでSHDCカードを使うための追加ドライバソフト PowerSDHC が正式リリースされていた。$20.95のシェアウェア。TreoやCentroではSDHCは最初から対応しているので特に必要は無いが、PalmTXやLifeDriveなどの非対応機種で、よりサイズが大きなSDHCカードが利用可能になるのは現役ユーザには大きいんじゃなかろうか。私も少し前までは非SDHCなSDカードで最大サイズのトランセンド・ジャパン SDカード 4GB TS4GSDCを買って使っていたし。それにしてもSDHCって後付のソフトウェアでなんとかできるものなんだな、と言うのは驚き。ちなみに更に古いTT3のようなデバイスでは、そもそもSDHC以前に4GB以上のストレージを管理するために必要なFAT32ドライバもないので、記事にあるようなリンク先から別途導入する必要がある。以前T3に入れたときは結構不安定になったけど、最近のものなら大丈夫なんだろうか。
記事中には「今時のSDHCはPalmGear.comが復活!
Posted by yoosee on Palm at 2008-09-06 14:00 JST
1
PalmGear.comが復活!
何気なく PalmAddicts を読んでいたら、The re-launch of PalmGear.com - hoooorayyyyy! と言う記事が目に止まった。お、と思ってアクセスしてみると、確かに PalmGear.com が復活している。どうやら9月3日からのようで、9月14日まで20%OFFのセールをしている。PalmGear.com は相当老舗かつデファクト的だったPalmwareショップだが、過去にはフリーウェアも大量に配布しており、フリーウェアの公開に同サイトにファイルを置いてリンクを貼るということをしている場合も多かった。去年の12月に同サイトが PocketGear.com に吸収合併されてしまった際にはそうしたフリーウェアが消えてしまった事で結構な不便を感じていたのだが、見た限りではフリーウェアも復活しているようだ。全て元通りなのかは分からないにしてもありがたい。
最近は iTS での iPhone 用ソフト販売の話題が盛り上がっているが、Palm でもオンラインで手軽にソフトが売れる・買えるサイトがあったからこそ、Palmware はこれだけの数が存在するのだと思うし(代わりにフリーソフトがあまり流行らなかったという弊害もないではないが)、その一翼を担ったPalmGear.comの復活は嬉しい限り。これも Centro 効果だろうか。
ちなみに過去にとっていたIDはどうも今のところ使えないっぽい。他にも検索時に ColdFusion がエラーを吐くとか、ちょっと微妙なところがありそうではある。
Palm Centro AT&T version を2週間くらい使っての感想
Posted by yoosee on Palm at 2008-06-25 15:00 JST
1
palm Centro smartphone
先週から Palm の PalmOS5 搭載スマートフォン Centro を使っている。Centro かわいいよ Centro。使っているのは AT&T の Glacier (白色) バージョン。Sprint は 3G CDMA なんだけど、AT&TはGSM/EDGEなので回線速度は200kbps前後と、用は足りるもののあまり速くない。個人的には今まで Palm と es で別々にやっていたことを1つの小さなデバイスにまとめられた事だけでも嬉しいし、Palm デバイスとしても小さくて軽くてキーボード付きで TX と比べてもサクサク動く Centro はとても気に入っている。正直これ、日本で売ったらかなり人気が出ると思うので、Palm Japan はいい加減に活動すべき。と言うわけで以下に簡単にレビュー。
インプレッション
- デザインもサイズも可愛い! 持ってて何だか嬉しくなる。Centro かわいいよ Centro。今年中に200万台行くだろうというのも理解できる。
- DBCacheサイズが大きいのか、NVFS搭載機種としてはTXより癖が無く、動作もサクサクで嬉しい。
- 通信機能をONにしていると、バッテリーの減りはかなり早い。頻繁に通信しているからかもしれないが、元々 1150mAh で待ち受け300h 通話 4h とバッテリー持続時間は短めではある。
- WiFi 搭載のTXと違ってほぼ常時通信環境があるスマートフォンなので、通信機能はTX以上に活用している。またプッシュ型通知や定期的なデータ取得が出来るのが嬉しい。WiFiも使えたら… と思わなくもないけど。
- キーボードは思っていたよりも全然問題なく使える。カメラも Bluetooth も付いてるし、WiFi 以外で欲しかったなと思うのはGPSくらい。
- 107×53.6×18.5mm, 125g 。持った感じは日本の携帯電話と比較しても充分小さくて軽い。質感はツルッとして丸っこいのがやっぱり可愛い。
- CPU 312MHz XScale, 64MB Flash, 1.56インチ 320x320タッチスクリーン。上位機種の Treo と比較してもさほど遜色が無いスペック。特にハイレゾなのが嬉しい。
- サイズ的な制約からか、スタイラスがプラスチック爪楊枝みたいな悲しいものに。とはいえキーボードがあるから利用頻度は低い。
- Bluetooth 1.2 と IrDA 搭載。HFP/HDP は最初から使えるが、 DUN や A2DP/AVRCP を使うには別途ソフトウェアが必要。
- その他、microSD(SDHC)スロット、130万画素カメラ。コネクタは Palm TX 等と共通。オーディオプラグは 2.5mm 径。サイドに音量のアップダウンキーと設定可能なキーがある。また、ストラップ用の穴がついてる。
- 日本語表示はいつも通りCJKOSで特に問題無し。日本語入力は Pobox FEP + 大富豪辞書。鍵盤交換を使って Shift+Space で日本語入力切替。
- HotSync先は今回はOutlookにしたが、日本語もそのまま問題なく使えている。Scheduleだけ量が多すぎるからかまともにSync出来ていない。
- 標準のメールとWebは日本語が化ける。メールは Agendus Mail SSL edition で日本語が使えるが、Web は PalmGate では駄目。多分 Mini's patch for Iota なり Opera mini で頑張る必要がありそう。
- PalmOS デバイスにしては珍しく(?)、標準アプリが充実していて結構使い物になる。マルチIMクライアントやプッシュ型でExchangeと同期できるXpressMailなどが便利。
- TCPMP での動画再生はXvidでは問題無し。画面が小さいのがちょっと難点だけど。
- LJPが普通に動くところを見ても、DBCache RAMサイズはTXより大きいのかもしれない。
Palm Centro smartphone が100万台突破
Posted by yoosee on Palm at 2008-04-02 18:00 JST
1
Palm Sells Its One-Millionth Centro
米Palm社の PalmOS Garnet 搭載スマートフォン Palm Centro の販売台数が100万台を突破したそうだ。発売が2007年10月14日なので、半年経たずに100万台を売ったことになる。少し前に行われた Palm Q3 Conference Call でも Centro の強さが取り上げられている。
The Centro is also bringing in new customers for Palm as its own early buyer study has shown that more than 70% of Centro buyers were "traditional" cell phone users. Twice as many Centro buyers than Treo buyers were under 35 and 95% of them have signed up for a data plan.Palm Q3 FY08 Conference Call Highlights新規 Centro ユーザの 70% 以上が非スマートフォンからの移行組と言うことで、市場を広げる方向に売れているようだ。35才以下のセールスも大きいようで、恐らくはPDAとしての Palm に必ずしも馴染みがない若い世代にも売れているのだろう。性能はともかく価格ラインナップ上は廉価版なので収入への好影響は限定的らしいが、Palm としては久しぶりにいいニュース。
値段が安く(非アンロック版なら$99.99)てサイズも小さく、それでいて使いものになるQWERTYキーボードが付いており、Bluetooth やカメラも搭載している 320x320 タッチスクリーン搭載のスマートフォンであり、デザインやカラーバリエーションも一般受けしやすく仕上がっているので、人気が出るのも不思議じゃない。シカゴの空港にあったPalmStoreで触ってみたけど、十分小さくて普通に欲しくなったし。
日本でも使えたなら、過去に CLIE を使っていたような潜在的ユーザも含めてニーズは結構あると思う。日本でもスマートフォン自体は出てきている情勢なんだし、いい加減にどこか(+Palm Japanは)検討しませんかね。
Palm TX の NVFS/DBCache との付き合い方
Posted by yoosee on Palm at 2008-03-26 12:40 JST
1
Palm TX の NVFS (Non Volatile FileSystem) について
昔の Palm はデータを(揮発性) RAM 内に保存していたため、バッテリー切れでデータが消えてしまっていたが、Palm TX 等では NVFS と言う仕組みでデータを保持するようになっている。NVFS の発想は結構単純で、ストレージとして不揮発性メモリにデータを保存し、実行時に今までの PalmOS の実行環境のように揮発性メモリ(RAM) に読み込む形になる。これだと毎回実行時にデータ読み出しに時間がかかってしまうので、NVFS 搭載機種では DB Cache と呼ばれるキャッシュの仕組みを持っており、アプリケーションを RAM 側にキャッシュしている。
TX では DB Cache がOS使用領域の約7MBを除いて約13MBあるのだが、この容量を使い切ってしまうと任意のタイミングで自動的に RAM 領域の掃除が行われ、このタイミングでパフォーマンスがかなり低下したり動作がフリーズすると言う現象が起きてしまう。
正直言って「バッテリー切れでもデータが消えなくなった」程度の事と引き換えにするには NVFS のモッサリ具合は許容出来る度合いを越える改悪だと思っているが、ともあれこれが搭載されている機種をそれなりに快適に使うためには幾つかコツが必要になってしまった。以下、備忘録代わりに記す。結論だけ書くと、Off Flush は必須なので入れとけ、他は必要に応じてお好みで。より詳しい情報は 1src.com に投稿された Divining NVFS and Palm memory Problem がまとまっている。
2
DBCache をクリアする - DBCacheTool, OffFlush
この DBCache を能動的にクリアすることでパフォーマンスを改善するソフトとして、DBCacheTool や Off Flush といったものがある。DBCacheTool では空き領域が決まったサイズ・割合以下になった場合、自動的にアプリケーション切り替え時に Cache のクリアを行うことが出来る。但し Cache のクリア処理は結構重く、数秒〜10秒間程度、デバイスが入力を受け付けない状態になってしまう。一方の Off Flush では電源を切る動作のタイミングで実行されるため、利用者側のストレスが少ない。設定により、操作が無い状態で一定時間経過した場合の自動OFF時には実行されないようにも出来るのが意図せぬフリーズを防げるのも便利なので私はこちらを使っている。また、両者とも DA から実行してのクリアが可能になっている。
3
起動時の Cache 読み込みを抑制する - UnCache, CleanStart
NVFS/DBCache 搭載機種ではソフトリセット後の起動時に Launch Code 5 が発行され、全ての実行可能アプリが一度実行されて破棄される、という処理が行われる。これにより常駐(APIフック系)アプリを起動したりアプリを RAM 内に予め読み込んだりするのだが、アプリを多めに入れていると起動直後には DBCache の空きが殆ど無い状態になるのが厄介だ。この動作を制御するのが UnCache($5.95) と言うソフト。最近出てきたフリーウェア Clean Start も同用途のもの。これらで起動時の読み込みを制限することで、リセット直後の DBCache の空きを減らしたり、リセット処理自体の時間を短縮することが出来る。
但しこの初回起動→破棄行程が行われないと、常駐イベントフック型のアプリ(例えば CJK OS や Resco Backup 、FEPSwitch 、DBLauncher などシステム Tweak 系) は正しく動作しなくなるので、除外(起動時に読み込む)リストに入れておくこと。また Clean Start は動作に必須のファイルも除外対象に出来てしまうので注意が必要。下手するとリセットループを喰らう。
4
必要なアプリはCacheに常駐させる - RescoLocker
こちらは逆に、特定のアプリを DBCache に常駐させる(RAMにLockする)ことで、よく使うソフトの起動を高速にしたり安定して動作するようにする。 起動は目に見えて早くなるが、当然 Lock が増えるほど DBCache の恒常的な消費量は多くなるので、対象は厳選した方がいい。
5
Dynamic Heap を拡張する - UDMH
NVFS 搭載機種は概ね DB Cache とは別に 10MB の RAM を持っていて、ソフトウェアの実行用メモリ・Dynamic Heap として利用する。通常の Palmware であれば特に問題にならないサイズだが、大量の Heap を消費するアプリ、例えば TCPMP, PalmPDF, LJP 等では Not Enough Memory エラーになることがある。UDMH($9.95) はちょうど Linux で HDD 上の swap 領域を仮想メモリとして使うように、NVFS の一部をメモリの一部として使う機能を提供する事で Heap を拡大することが出来る。アプリによっては必須だが、普通に使う分にはさほど必要性は感じられないかもしれない。
Palm TX を今更買った記録とファーストインプレッション
Posted by yoosee on Palm at 2007-12-21 17:00 JST
1
Palm TX を今更ながら購入
先日 Palm TX $199 セール (ワイヤレスキーボード付属) の話を書いたが、米国の友達に頼んでまんまと入手に成功した。18日に届いたので T|T3 からの移行を試みている。発売後2年も経っているものなので、レビューも思いつくところを簡単に。本体・ハードウェア
- きちんとした長さの金属製スタイラスを搭載するPalmは本当に偉い
- プラスチックのボディは金属中心のTungstenに比べてチープだが、その分気軽に扱えるのでまあ良し。デザインはシンプルで良い
- 左側の溝にストラップを引っ掛けるようなものは売ってないのかな?
- ハードウェアボタンの反応がいまいち良くない気がする
- ボイスレコーダは削らないで欲しかった
- クレードルが無いので置き場所が何となく定まらない。でも別途買うと高すぎる
- データ移行は PIM はIR経由のBeam、その他は RescoBackup から個別リストア
- TasksDB に不正なデータが入っていてリセット頻発。dbFixIt で発見して修復
- 日本語化は最新版の CJKOS そのままで問題無し
- 移行させた PoBox FEP が古くて動かなかったので 172i に更新
- その他のアプリはほぼそのまま移行できた
- Palm Desktop は 4.1.4e を日本語化
- Graffiti 2 は例によって Graffiti 1 に戻す
- 左下端の Find Silk も Home に変更する
- NVFS(非揮発性メモリ)は癖があって使いにくく、TT3と比較してもっさりさを感じるのが残念
- もっさりと言ってもWindowsMobileの37倍程度は快適
- 新品だからということもあるが、バッテリの持ちは優秀
- おまけで付いてきた Universal Wireless Keyboard の入力は意外に快適で素敵。折りたたみギミックも楽しい
- WiFi は一旦設定してしまえば接続は簡単だしすぐ繋がる
- ワイヤレスでHotSyncやその他アプリの同期が出来るのは意外に便利
- でもそれ以上にWiFiを活用する気にはあまりならない。まともなブラウザと、日本語が通る ssh2 client があればなぁ
- CPUがTT3から多少遅くなっているが、TCPMPでXviDは普通に再生できた
- LJP を動かすのには UDMH やら DBCacheTools やらと結構苦労した。NVFS...
NVFS 以外でも、WiFi設定を入れたあとBluetooth設定を入れるとWiFi接続時にBluetoothの方で繋ごうとするとか頭悪い動作をしてくれる。PalmOSは思想はともかく、OSの技術的には本当に出来が悪いというか Out of date が過ぎると思う。
それでも Windows Mobile と比べたらなぁ... と言うのが現代のモバイルガジェットの悲劇だよ。本来 PDA とは言えない iPhone/touch に浮気したくなる気持ちも分かるよ。
Palm TX $199, E2 $149 おまけ付きセール、ただし米国限定
Posted by yoosee on Palm at 2007-11-22 19:00 JST
1
Palm Store special offer
Thanksgiving の instant holiday sale ということで、11月26日までの期間限定で Palm T|X handheld が $199 ($100 OFF, $69.00 相当のワイヤレスキーボード付き)、Palm Tungsten E2 handheld が $149 ($50 OFF, $39.95 相当の hardcase 付き) と言う割引価格になっている。送料も無料。但し完全に米国限定で、クレジットカード支払いもカードの billing address が米国住所になっていないと駄目みたい。国内で買うとTX 本体のみでも 39,800円という値段なわけで、かなりお買い得なだけに海外発送もしてくれればいいのにと思うことしきり。
それにしても TX も既に発売から2年。もう Treo/Centro のようなスマートフォン機能の付いていない handheld device は新しいのが出ないんだろうか。まぁ 320x480 で802.11b/Bluetooth を搭載した TX 以上のデバイスを今の PalmOS5 Garnet で出せるとも思えないので仕方がないのだろうけど。今回のディスカウントが新機種発表に向けた在庫整理という可能性は... 相当低いだろうな。
一方 Linux device の世界では、H/Wスペック的には殆ど隙のない N810 みたいなのが $479 程度で販売されちゃっている現状なんだよね。しかもこれ、GarnetOS VM も動く。一方で Linux Palm はまだ 1年以上先なわけで... と言う話を何度も書いても状況は変わらない。でもせめて現行OS用にもっとまともなブラウザは欲しい。
ACCESSがNokia Linux端末向けにGarnetOS VMを提供
Posted by yoosee on Palm at 2007-11-15 22:00 JST
1
スラッシュドット ジャパン | ACCESS、NokiaのLinux端末向けにPalmOS用アプリ実行環境を提供
書き下ろし。Palm Inc. が独自に GarnetOS VM 搭載 Linux デバイスを作っている一方で、PalmSource を買収した ACCESS は携帯向けプラットフォーム ALP を開発している。記事にも書いた通り 2月には既に開発ベンダ向けバージョンが配布されている状態で、今回はそこから PalmOS5 の実行環境を切り出して提供した形になる。恐らく今回の Nokia 向けの環境提供は、Linux 携帯を採用している世界最大規模の携帯ベンダ Nokia に ALP への参与を促すためのデモ的なものなのだろう。既に独自の Linux プラットフォームレイヤを持つ Nokia がどの程度まで ALP に肩入れするかは分からないが、プラットフォームの機能を部分的にライセンスするというやり方も考えているのかもしれない。
動作に関しては、PalmInfocenter.com の Nokia Tablet Garnet VM Video Demoを見る限り、GarnetOS VM 自体の起動には多少時間がかかるものの、起動してしまえばアプリの動作や切り替えは十分実用的な速度で動いているようだ。HotSync も可能だし、DIA (Dynamic Imput Area) を利用しての Graffiti 入力も出来ている。CJKOS のような日本語利用のためのソフトが動作するかどうかは不明。
800x480 の N800 に対して GarnetOS の最大解像度は T|T3 や TX の 320x480 なので、画面の真ん中にちょこんと PalmOS が動いている形になっている。解像度を変えるのは Palmware 側の制約もあって無理だろうが、ズーム表示なども可能になるのだろうか。最も欧米のスマートフォンはどうやら HVGA(320x480) を採用しているものが少なくないようなので、多くの場合は丁度いいのかもしれない。
最終的に実行環境としての GarnetOS VM が快適に使えるかどうかは正直よく分からない。Palm の快適さはハードウェア設計と結びついてこそのものだからだ。とは言え大量のソフトウェアという資産を持つ PalmOS5 がこのまま表舞台から姿を消さずに生き残っていけるかは、Palm Inc. が開発しているものも含めてこの手の仮想実行環境が鍵になるのだろう。そういった意味でも実行環境を実用的なレベルにしてリリースした ACCESS に感謝はしたい。
それにしても、日本でも PalmOS が使えるスマートフォンがなんとか出てくれないものか。出来ればWILLCOMから…。
Palm Centro のレビュー、評判は概ね好評の様子
Posted by yoosee on Palm at 2007-10-15 22:00 JST
1
Frankenreview: 7 Takes On Palm Centro
つい昨日発売された Palm Centro のレビューが出始めてきている。(Sprintの契約前提で) $99 と言う安価かつ小型軽量、320x320のタッチスクリーンとカメラも搭載して、PalmOS機としてのスペックは WiFi 未搭載以外に殆ど隙が無く、同社の上位機種 Treo と比べてもほぼ同等。心配していた「爪楊枝でないと押せない」QWERTYキーボードも、小さくてイライラする事はあるようだが意外と指で押せるレベルらしい。物理的制約から画面やキーが小さいという不満はあるようだが、全般的に高い満足度でレビューされている。もちろんこれは「現行PalmOS Garnet機として十分な機能をコンパクトにまとめた」と言う評価であって、なにかしらのイノベーションがないのは寂しいところではある。Linux Base まではまだ1年あるし、その間に Google phone も出そうな雰囲気だし、既に iPhone という革新的(と思われている)デバイスもいる現状は結構厳しい。
それはともかく、現役 PalmOS ユーザとしては見れば見るほど普通に欲しい。これで WiFi が載っていたら、日本じゃ電話として使えないのを承知で無理に買ってたかも。
Palm Inc. 最小の PalmOS スマートフォン Centro 登場
Posted by yoosee on Palm at 2007-09-28 22:00 JST
1
Palm、99ドルのPalmOS搭載スマートフォンCentro発表
10.71×5.35×1.85cm、重量 119g というサイズからしてローレゾかと思ったら 320x320 のタッチパネルだったし、microSD スロット, 130万画素カメラ, Bluetooth1.2, 64MB flash と、PalmOS Garnet (5.4.9) 搭載機としては相当真っ当なスペックになっている。もし万が一にでも日本発売があったら結構本気で欲しいと思う。それにしたって WILLCOM からってのはないだろうけど。QWERTYキーボードが
爪楊枝でないと押せないと揶揄されているのはご愛嬌というかなんというか、無理に QWERTY にせずにテンキー + サイドに Graffiti ボタン(Graffiti Anywhere のようなやり方) でも良かったと思うが、自社売れ筋の Treo に倣ったということだろう。悪く考えれば、デザインで冒険できない状態なのかもしれない。
それにしても皮肉なことに、Palm は前世代の OS を使いつづけることでここしばらく殆ど進化のないモバイルCPUでもサクサク動く。マルチメディアに関しても実は TCPMP (現CorePlayer) のお陰で十分実用レベルだし、前世代の OS と揶揄される割に今発売される新製品に乗っていてもさほど困ることは少なかったりする。まぁ通信系アプリでは面倒も多いんだが。このサクサク動作の感覚を持っているユーザに、新しいマルチタスクOSで快適なユーザ体験を提供するのは結構大変な仕事だろう。願わくばそれが次の Linux Palm で実現されますように。
Palm OS vs. Windows Mobile, Google Trends で比較
Posted by yoosee on Palm at 2007-09-24 22:00 JST
1
Google Trends: Palm OS, Windows Mobile, Treo
Google Trends で Palm OS, Windows Mobile, Treo を見てみる。Palm OS は 2004年から単調減少し、2005年初めには Windows Mobile に抜かれている。参考までに Treo も載せたが、これもピークは2006年頭の Windows Mobile ベース Treo が出た時で、その後は減少。これを見る限りでは Palm の先行きが明るいとはとても言えない。ちなみにPalm, Windows Mobile だと Palm が圧倒的に多いんだけど、Cities をよく見るとフロリダのボリュームが非常に大きいことから、単にヤシの木であるところの Palm であることがわかる。
Palm は生き残りの道を見つけることが出来るのか
Posted by yoosee on Palm at 2007-09-16 22:00 JST
1
Can Palm find a way to survive? | Technology | The Guardian
Guardian の記事に「Palm は生き残りの道を見つけられるのか?」と言う記事が載っている。Jeff Hawkins があれだけ「次のメインストリームになる」と吠えた Foleo があっさりと開発中止になったことで、同社の先行きにかなりの懸念が抱かれているようだ。though earlier Colligan said that would appear in 2008, Palm this week told the Guardian "it will be 12 to 18 months" before a Linux Palm appearsCan Palm find a way to survive? | Technology | The Guardian次のコアになるべく開発されている Linux base Palm の販売は 12-18ヶ月先らしい。あれ、そんなに先だったのか…。
スマートフォン市場では現状で既に Rim (Brackberry) と Nokia に大きく水を開けられている。Linux base smartphone という分野でもモトローラが着々とシェアを伸ばしている。現状は Windows Mobile 登載の Treo が同社スマートフォンの半分を越える売上になっているらしく、当面は(恐らくは将来的にも)そこに頼らざるを得ない状況が続くんだろう。PalmOS ファンであり現ユーザとしては寂しい限りだが。
そう言えば Guardian にもあるが、以前に記事になった通り
Jonathan Rubinstein, the hardware engineering guru who helped bring Apple back on track, is going to be the new executive chairman of Palm. ITreo: Jonathan Rubinstein of iPod and iMac Fame Set to Helm Languishing Palm - Gizmodo元 Apple iPod division の Jonathan Rubinstein が Palm のチェアマンとして参加する流れになっている。これは吉と出るんだろうか。
本日の Palm Inc. 発表新端末は WM6 の Treo 500v
Posted by yoosee on Palm at 2007-09-12 22:00 JST
1
The Official Palm Blog: Officially Announcing the Treo 500v Smartphone in EMEA
しばらく前から予告されていた Palm Inc. の 9月12日発表新端末は、Linux base ではなく Windows Mobile 6 (非タッチスクリーンのスマートフォン版) 搭載の Treo 500v (v は Vodafone 版) だった。形状は以前から Gandolf として流れていたものだが、思ったよりもデザインは良い。240x320スクリーン、microSD スロットに 200万画素カメラと、WM6 端末としても特筆するような特徴はない。特に Wi-Fi が無いのは残念。3G/UMTS ネットワーク対応なので日本でももしかしたら使えるかもしれないけど、WM6 の非タッチパネル版なんてそこまで苦労して使いたい端末じゃない。まぁ Linux base は年内に出るんじゃないかと期待されているので、まずはそれを待ちたい。待っても日本で使える可能性は低いわけだけど。
Palm Foleo がリリース中止、Smartphone 開発を優先
Posted by yoosee on Palm at 2007-09-05 22:00 JST
1
The Official Palm Blog: A Message to Palm Customers, Partners and Developers
ITmedia にも ITmedia エンタープライズ:Palm、Linuxデバイス「Foleo」開発中止 と言う記事が出ているとおり、Palm Official Blog で Ed Colligan が Foleo の当面の開発中止を宣言している。はからずも Engadget から Palm への手紙 での進言のひとつが通った形になる。今回の件に関して言えば、既に発表されている Foleo SDK と、この先出る予定の Linux base Smartphone の SDK がまったくの別物という時点でぶっちゃけありえない状況だったわけで、プラットフォームの統合という流れ自体は正しいと思う。もちろん、また時間とリソースを無駄にしたという話を置いておけば、だが。
Palm は数年前、PDA の衰退とともに力を失いかけ、HandSpring の Treo を取り込むことによって何年かの延命を得た。その Treo と言う資源はそろそろ堀尽くされようとしている。現行の PalmOS Garnet は CLIE が去った 4年前から殆ど進歩していない。PalmOS の利点である素早い動作やシンプルで直感的なUIを生かしつつ、現在の状況 - 通信との親和、マルチタスク、マルチメディア、見栄えのよいUI、進化したハードウェアへの対応 - をキャッチアップすることが急務だ。
Foleo 自体の発想が悪いとは思わないが、正直言って Foleo はプロダクトの位置付けからしてもあくまで Smartphone の余剰リソースで開発されるべきもの。Foleo が Palm Smartphone のリソースを食いつぶしてしまうのでは本末転倒もいいところだ。そういった意味でも今回の開発中止の判断は正しい。
個人的には Linux Zaurus SL-C がディスコンの今、フルQWERTYキーボード搭載のモバイル Linux 搭載ガジェットとして期待を持ちたいものではあった。是非とも統合されたプラットフォームで次の Foleo II を出してほしい。その時にはハードウェア的にも計量化や長バッテリー寿命、更なる高解像度などを実現してほしいものだ。
なお、12th September 2007 に新しい Smartphone が発表される。これは既に情報が出ている廉価版スマートフォン Centro ではないらしい。これが噂の Linux base の Palm Smartphone だとしたら、Palm が次の 5年を生き抜けるかどうかの大きな試金石になるんじゃなかろうか。
Engadget から Palm への手紙
Posted by yoosee on Palm at 2007-08-25 22:00 JST
1
Dear Palm: It's time for an intervention - Engadget
Engadget の (恐らくは) Palm を大いに愛するスタッフが (恐らくは) 最近の Palm の動向に業を煮やして「ひとこと言わせて」という記事をあげている。内容は流石に Palm を長年見ているなぁという感じで、頷ける部分も多い。Palm も official blog で Ed Colligan が The Official Palm Blog: Thanks Engadget と言う記事で感謝の言葉を述べている。項目名だけ引っこ抜くとこんな感じ。ハードウェア
- Treo は太りすぎ! もっと薄くして!
- 大きくて高解像度のディスプレイを載せてよ
- キーボードに固執しすぎない方がいいよ
- 見た目をかっこよく! 今や電話はライフスタイルの一部なんだから
- WiFi 載せようよ WiFi
- 本体メモリは 数GB 欲しいよね
- Centro / Gandolf / Treo 800p なんて今すぐ止めちゃえ!
- いい加減、UI を含めて OS を完全にオーバーホールすべき時期にきている
- オープンに、あらゆる部分を完全にオープンに
- 真のマルチタスク
- 開発者を鼓舞する何かを
- 使いものになるブラウザ
- そろそろ Mac もきちんとサポートすべきじゃない?
- マルチメディアを忘れちゃいけない
- Google と共にあれ
- Foleo に無駄使いするのはやめにしようよ
- もっとまともな広告をうとうよ
- 我々に、もっと明確な未来を示してくれ!
Centro は思ったよりはかっこ良かった し Foleo はあと 2世代後くらいにメインを張れている可能性も 8% 程度はあると思っているが、それよりなにより Palm ファンとしては「マイナーチェンジじゃない、新しくてクールな Treo を早く出してくれ!」と言うのに尽きる。
Linux base の (ALPではない方の) Palm も今年の後半には出てくるはずだが、その出来如何でこの声が歓声に変わるのか絶叫に変わるのか...
Palm Centro というのが出るらしい
Posted by yoosee on Palm at 2007-08-16 22:00 JST
1
Palm Centro Smartphone Due This Fall
始めにデザインを見たとき(当時は Gandalf とかいう名前だったはず)は何をふざけているのかと思ったが、本当にリリースされる予定らしい。記事を読む限りでは Palm Tungsten に対する Zine のように Treo の廉価版と言う位置付けのようで、手に持った写真を見るにサイズはかなり小さいようだ。恐らくスクリーンは 160x160 だろう。サイズが小さい廉価版モデルが出るのはユーザの裾野を広げるのに良いことだろうが、低年齢層をターゲットにしたにしてもこのデザインはなんとかならなかったんだろうか。しかし Treo もなまじ出来が良すぎたばかりになかなか次の手を撃てずに苦しんでいるように見える。まずはそろそろ WiFi 搭載機を出して欲しいところだが、デバイスドライバや通信中のマルチタスクサポート等を考えるとLinux ベースの新OS待ちなのかもしれない。
Palm Foleo はノートPC2.0の夢を見るか
Posted by yoosee on Palm at 2007-06-14 22:00 JST
1
ジェフ・ホーキンズ氏の生涯最高のアイデア - CNET Japan
以前の私の記事 Palm の新デバイス Foleo は、とても Palm らしいデバイスだ では「これまでの役割を逆転させた、Treo を母艦とする Foleo」と言う趣旨の事を書いたが、ジェフ・ホーキンズに言わせると、それはあくまで「最初の数十万台を売るための入口」にすぎないようだ。――しかし本当は?彼が狙うのは「あらゆることは出来ないけれど、ほとんどのことが快適に使えるデバイス」だ。ノートPCの再発明と言ってもいい。またこのアプローチは、Webブラウザ上で多くの事が出来るようになった今だからこそ試みる価値があるのだろう
こういうものを自分の主なPCにしたい人は沢山います。それについては疑いありません。
単純なことです。これは小さく、早く、安定しており、簡単に使えます。電源を素早くオンオフできます。簡単です。わたしはずっと、もっといいパーソナルコンピュータを作ろうとしてきました。ジェフ・ホーキンズ氏の生涯最高のアイデア - CNET Japan
例えば私の友達にも PC は殆ど立ち上げないという人が相当数いる。恐らくジェフ・ホーキンズが最終的に見ているのはそういう層、つまり「PCを家電のように使う」世界ではないか。スマートフォンはより高機能で使う側にもスキルが必要な携帯電話だが、Foleo はよりスキルの要らない PC を目指している。もちろんこうした道具は普段 PC を使う人にも、PC、携帯電話・スマートフォンに続く第3の選択肢として機能するだろう。
とは言え、今までも各PCメーカが「ボタンを押すだけでメール取得」「テレビとしても使える」といった「家電指向PC」を出してきた歴史がある。Foleo が Linux をベースに独自に作りこんだシステムで、過去の歴史に対して圧倒的なアドバンテージをつくり出せるのか注目したい。
また一方で、この手のデバイスを最初に評価するのはいわゆるイノベータやアーリーアダプタと呼ばれる、その分野のリテラシが高い人だ。この層へは「Treo のコンパニオン」としての役割付けが最初のアプローチになるのだろうが、こうした層では 1.1kg ノートPC型の Foleo はなんでも出来るノートPCと比較されるだろう。またそうした層にアピールできたとして、その後にキャズムを越えてマジョリティへと広がっていけるかどうかが勝負所だろう。
どちらにしてもコンセプトを広めるのには時間がかかるものだし、Foleo もハードウェアとして完成しているとは言い難い(少なくともさらなる計量化とバッテリー寿命の改善は望みたい)。Palm が Foleo を Pilot のようにリリースし続けることが出来るかが問われそうだ。
2
プログラマーの力が発揮できる舞台を作る
もう一点面白いのは Linux を選んだ理由。Linuxは愛されています。わたしは、押さえつけられている、不満のあるLinuxプログラマは多いだろうと思っています。彼らは、サーバのコードを書くのにうんざりしています。彼らはみな何かもっと一般利用者向けのものを探しています。ジェフ・ホーキンズ氏の生涯最高のアイデア - CNET JapanPalm OS はそれこそ 3rd party の開発力がプラットフォームの魅力の大きな部分を支えているといっても過言では無く、それを充分わかっているからこその発言だろう。本当に押さえつけられて不満の多い Linux プログラマが多いのかは分からないが、PalmOS と同様にオープンな開発環境が提供されるであろう点は評価したい。
Palm の新デバイス Foleo は、とても Palm らしいデバイスだ
Posted by yoosee on Palm at 2007-05-31 22:00 JST
1
Palm からノートPC型の新デバイス Foleo 発表
書き下ろし掲載。セクションローカルかつ Palm ネタにしてはコメントが多めについたが、単にノートPC型のフォームファクタであるところが注目を集めたんだろう。このデバイス、スラドのコメントを見た感じでも、どうしても廉価版ノートPCと見られそうなプロダクトだが、Palm もアナウンスしているようにコンセプトはそこではない。実は新しい市場を目指した、かなりチャレンジングなプロダクトであると言える。
2
あなたのモバイルノートPCは本当にモバイル向きなのかという問い
普通のいわゆるモバイルノートPCを持っている人で、実際にそれを街角で「モバイル」している人は、実はとても少ないんじゃなかろうか。例えばメールを読むにしても、ノートPCを取り出して電源を入れてしばらく待ち、通信環境を選択して接続し、メールを取得してみるに必要なメールが無ければノートPCを閉じてまたしばらく経ってからやりなおし、なんてことをしている人はどれくらいいるだろう。一方で Foleo のコンセプトでは、スマートフォンにメールが着信した時点でメールの概要を読み、量が多い場合や凝った返答・添付ファイルが必要な場合に Foleo を開いて同期ボタンを押せば、開いた時点からおそらく 30秒以内には返信を書く準備が出来る。つまりは最近台数が増えつつあるスマートフォンの不満を解消し、「本当にモバイルで使う」ことを目指したデバイスなのだろう。
3
Foleo には Palm の DNA が引き継がれている
ノートPC形状の Foleo には「Palmらしくない」と言うコメントもあるようだ。 しかし Foleo は実は、とても Palm らしい製品なのだ。と言うのも Foleo は、 当初の Palm Pilot が持っていた 2 つのコンセプトをそのまま引き継いでいるからだ。ひとつは「よく使う機能へのシンプルなアクセス」で、もうひとつは「役割分担」である。 PalmOS デバイス ではよく使う機能、例えば予定表へのアクセスには専用のボタンが用意されており、これを押せば数秒以内に必要な画面を開くことが出来た。 これと同じように、Foleo ではボタンひとつでスマートフォンとのペアリングからメール同期までが行える専用のボタンが用意されている。従来の HotSync に似たこの機能は、先述の「モバイル」を本気でやるのなら欠かせないものだろうし、Palm の基本思想をそのまま受けついたものといえる。
もうひとつの「役割分担」。Palm では長らく Palm デバイスと同期させる「母艦」と呼ばれる PC があるのが普通だった。長い文字入力やデータの整理、データの取得や変換はリソースや UI が充実している PC 側で行い、Palm 側ではシンプルな操作を前提とすることで、数MHzという低クロックで通信機能も無い Palm 本体でも、快適に利用できる仕組みになっていた。役割分担したデバイス同士を HotSync という同期処理で結ぶことで、PC と Palm デバイスの互いの長所を使うことが出来たわけだ。
一方で現在、スマートフォンの普及と高性能化により、PC に頼らずとも携帯端末のみで用事を済ませられることが多くなっており、スタンドアロンで利用される場合の方がむしろ多いだろう。 こうしたスマートフォンでは MS Office のファイルを閲覧・編集したりメールを書いたりと言ったことも出来るが、ある事が「可能」なのと「快適」であることの間には大きな隔たりがあるものだ。
ここで Palm は「母艦と携帯デバイス」といった従来の主従を逆転させた。つまり Foleo は、今まで「母艦」PC が担っていた「主」側では無く、スマートフォンをサポートする端末として「従」の役割を担うことになる。その意味で、Foleo は廉価版ノートPCとは用意されたそもそもの役割が異なるデバイスとして生を受けているわけなのだ。
4
Foleo はモバイルビジネスとして成功するだろうか
こうしたコンセプトを先行させた「使いかたの提案」は、とても Palm らしいやり方なのだけど、当然ながらこの「使いかた」を理解してもらわなければならないと言う壁と、そうした「使いかた」が求められる市場があるかどうかという壁があり、うまくはまらないとなかなか売れないと言うリスクもある。特に形状がノートPCである以上、ユーザはこのデバイスをノートPCをベースにとらえるだろうし、それがこの製品の本質を隠してしまうことは充分に考えられる。
一方で製品の形状上、結果として「廉価版ノートPC」と言う市場にも結果としてリーチするだろうし、Thin Client として企業にアピールするといった、本来のコンセプトからすると傍流にはなる市場にもリーチする可能性はあるかもしれない。
どちらにしてもこのデバイスの場合、数字を並べたスペックよりも実際のユーザ・エクスペリエンスというやつが重要であろう事は間違いない。そういった意味では売れるとしても実際に製品が出た後に口コミで人気が出る、と言うパターンになるのではなかろうか。
個人的には 1.1kg は持ち歩くにはやはり重いと言わざるを得ないし、そもそも現在の仕事としてモバイルで長文メールを書いたり添付ファイルをいじったりする必要も無いのだが、写真で見るシンプルなデザインは微妙に DEC HiNote を彷彿とさせ、また実際にさわってみないと評価できないデバイスであろうから、実物は是非見てみたいと思っている次第である。
Palm と Windows Mobile を DST 開始時期の変更に対応させる
Posted by yoosee on Palm at 2007-02-21 22:00 JST
1
Daylight Saving Time (サマータイム) 開始時期が一部のタイムゾーンで変更
今年から一部地域でDSTの開始日が、今まで 4月第1日曜日開始だったものが 3月第2日曜日(今年は11日)開始に変更され、終了時期も10月最終日曜日から11月第1日曜日にずれる。JST のみで使っている分にはなんの影響もないが、北米出張時や World Clock の利用に影響があるので、Palm や Windows Mobile での対応はどうなっているんだろうと調べてみた。
2
PalmOS (GarnetOS) の場合
Palm - Support - Daylight Saving Time Update から DSTUPdater.prc をダウンロードしてインストール・実行すればいいようだ。実行するとダイアログが出てタイムゾーン定義が更新される。m50x などの古い機種にはアップデートが用意されていないようなのは残念。CLIE は不明だが、PalmOS 5.x ならばこれで更新できるのだろうか。
3
Windows Mobile 5.0 の場合
Microsoft Windows: 米国およびカナダにて 2007 年より実施される夏時間の変更に備えて によると、WM5.0 は kb#923953 参照ということで、そこから Windows Mobile Updates for Daylight Saving Time へリンクが貼られている。基本的にはこのページから更に Windows Mobile DST tool の EULA を通り、CAB ファイルをダウンロードすることができる。なお Windows 母艦と動機させて使う場合、事前に Windows 側の更新と Outlook Time Zone Update Tool の適用も必要。
4
その他 Windows の場合
Vista は対応済、XP SP2 や Server 2003 では更新ツールの提供、及び Windows Update で自動更新されるらしい。2000 などのメインストリームサポート終了している OS は TZEDIT.exe を使って手動での更新が必要。A-DATA miniSD 2GB を試す
Posted by yoosee on Gadget at 2007-02-17 22:00 JST
1
A-DATA miniSD 2GB を試す
goodmedia にて、A-DATA のものを 2枚。1,998円 x 2 + 送料 380円 = 4,376円。あー安い。昨日振り込んで今日届いた。手元の機器で確認したが、幾つか使えないものがある。これはカードがどうのというよりは 2GB の容量を古い機器がハンドルできてないという事のようだ。実際、同じ A-DATA の miniSD 512MB はどれでも問題なく使えている。状況は以下の通り。
- ◎ W-ZERO3[es] - 読み書き問題無し。USB経由でのPC接続も問題無し
- ◎ LUMIX FX-7 - 問題無し
- ○ ELECOM PLP-H01 - 問題無しだが、Linux での USB接続時に書き込みエラー
- △ Tungsten T3 - 読めるけど書けない
- ◎ 4年前のノートPC 内蔵SDスロット - 認識せず→SDカードドライバの更新でOK
- × 5,6年前の Logitec マルチカードリーダ - 認識せず
2
Tungsten T3 の SDカード対応状況
自分で以前に書いておいてすっかり忘れていたが、TT3 は 1GB の SDカードまでしか対応していないんだった。素の状態で使おうとすると、ファイルの読み出しは特に問題なく動画再生も出来るのだが、書き込みや変更をしようとすると Sys (0502) と言うエラーメッセージが出る。以前書いた FAT32.prc を使う方法も試してみたが、MSFSLib.c, Line:1589, Unable to write FSInfo とのエラーで駄目だった。ちなみに 128MB SDカードを FAT32 Format して差し込んだら FAT32.prc 対応させたもので普通に認識できたから、FAT16/32 云々以前の、根本的なファイルハンドルの部分に問題があるのかもしれない。あちこちを見るに、カードによっても読める読めないのケースがあるようだ。
それにしても TT3、発売が 2003年10月なので、もう3年半も前のものなのだなぁ…。そりゃ非対応の機器も増えようというもの。それでも基本スペック的には WiFi が無いことを除けば現行機種に今でもさほど劣ることが無いというのが、いいんだか悪いんだか。次世代 XScale も今年中には出てくるんだろうか。
ALP リリースは 2007年前半に延期? それとも順調?
Posted by yoosee on Palm at 2006-12-15 23:42 JST
1
Access Linux Platform Release Date Slips
ACCESS Linux Platform (仮称. 以下ALP) のデベロッパーバージョンのリリース時期が 2006年中から 2007年前半に延期されたというニュース。Q. What will ACCESS name future versions of the operating system?一応デモ版がLinux Worldで動いていたはずなんだが、はてさて。
A. We are currently using the code name ACCESS Linux Platform for our next generation operating system. We will announce the official name of the ACCESS Linux Platform when we announce that it is available to our licensees and developers?expected sometime in the first half of 2007.ACCESS Licenses Palm OS Garnet Source Code to Palm, Inc.
2
ACCESS Says ALP Release Has Not Slipped
と思ったら、ACCESSは「いや、全て計画どおりだ。問題無い。」と言うコメントを出したようだ。ACCESS has previously stated that they plan to deliver a pre-release version of the ACCESS Linux Platform PDK to select licensees, and a pre-release version of the ACCESS Linux Platform SDK to select registered developers before the end of this year, and that general availability would be in the first half of 2007.ACCESS Says ALP Release Has Not Slipped元々 2006年中に出すのは限られた相手用のプレリリース版で、公式な開発版が2007年前半だというのは「当初の計画通り」としている。しかしコメントにもあるように
ACCESS and PalmSource expect to make the ALP Software Developer Kit (SDK) available to its licensees by the end of this year (2006). ACCESS and PalmSource Announce the ACCESS Linux Platform - Press Release今年8月の時点では SDK を今年中に出すって言ってたんだよね。やっぱり遅れてるんではないの?
実際問題としては初めのスケジュールよりも遅れているかどうかより、これで ALP 搭載端末が出るとしても2007年中は難しくなったんじゃないか、と言う方が深刻なのかも。Garnet との住み分けもするようだし、そもそも ALP は Palm としてというより携帯電話向けに注力するつもりなのだろうから、あまり期待しない方がいいような気はしてきた。

