Firefox のメモリ大量消費を少しでも減らすためのノウハウ
Posted by yoosee on Web at 2007-04-28 22:00 JST1 Zolved - How to reduce the memory usage on Firefox?
Lifehacker 経由。Firefox はしばらく使っていると数百MBと言う大量のメモリを食ってくれる。基本的にはこれはリークでは無く、Firefox がブラウズを快適に行うために確保しているものなのだが、それも過ぎると PC 自体のメモリ使用量を圧迫してしまう。そんなメモリ不足を解消するための幾つかの方法が紹介されている。- アドオンとテーマをチェックする
大量のアドオンやテーマ(もしくは数が少なくとも幾つかの重いアドオン)は Firefox の動作にかなり影響する。個別に測定する方法があればいいのだけど、とりあえずアドオンを使わない状態の動作は Safe Mode で確認できる。[ファイル名を指定して実行] からfirefox -safe-mode
と実行。Firefox Safe Mode ダイアログが出たらアドオン機能を OFF にするなりして起動し、動作を確認すると良い。 - プラグインをチェックする
Flash や Java などのプラグインがメモリーリークする場合もあるので、プラグインは出来るだけ最新の状態に保つ事を心がける。 - ダウンロード履歴を消去する
ダウンロード履歴は大量のメモリを消費するので、基本的に使わない。履歴ファイル downloads.rdf を消去したら、今後は記録されないように ツール → オプション → プライバシー → ダウンロードしたファイルを記録するのチェックを外しておく。 - Firefox を定期的に再起動する
再起動によってメモリ消費量は(一時的ににせよ)大きく減少する。再起動で開いているタブや設定が消えないよう、Sessionmanager を使うといい。Tab Mix Plus にも同等の機能がある(TMP自体がちょっと重いけど)。 - メモリキャッシュを固定値で割り当てる
about:config から browser.cache.memory.enable を検索し、true であることを確認。browser.cache.memory.capacity を新規に 整数値 で作成する。値としては 256MB の場合 4096, 512MB の場合 8192 を入力。128MB の場合は... メモリを増設しよう。ちなみに初期値は -1 (65535)。 - Firefox を最小化した際にメモリを解放する
about:config からconfig.trim_on_minimize を真偽値で作り、true を指定。これは最小化した際にキャッシュを開放する設定なので、状況によっては最大化・最小化の際にかなり重くなることもある。また Windows でのみ有効。
2 どうしても重いのが直らない場合はプロファイルを再構築してみる
タブをたいして開いていないのに動作が非常に重いという場合にはプロファイルが破損している可能性があるので、プロファイルをクリーンアップすると良い。プロファイルは [ファイル名を指定して実行] からfirefox -pとして実行すれば選択ダイヤログが出る。
とは言え cookie やパスワードストア、ブックマークなどが初期化されるのは嬉しくない。復元すべきファイルは バージョンアップガイド - Mozilla Firefox まとめサイト や Firefox Help: プロファイルの管理 が参考になるが、基本的にはbookmarks.html, prefs.js, signons.txt, cookies.txt, hostperm.1, key3.db, secmod.db, cert8.db, history.dat あたりを復帰させる。
アドオンに関しては基本的にインストールし直した方が良い。xpi ファイルをローカルに残しておくと、インストールしてアップデートという作業で簡単に復旧が出来る。
またプロファイルは定期的にバックアップをとっておこう。バックアップは Firefox Extension Backup Extension (FEBE) や MozBackup - Backup tool for Firefox and Thunderbird 等のツールを使って定期的に取ろう。