Palm Inc. 最小の PalmOS スマートフォン Centro 登場
Posted by yoosee on Palm at 2007-09-28 22:00 JST1 Palm、99ドルのPalmOS搭載スマートフォンCentro発表
10.71×5.35×1.85cm、重量 119g というサイズからしてローレゾかと思ったら 320x320 のタッチパネルだったし、microSD スロット, 130万画素カメラ, Bluetooth1.2, 64MB flash と、PalmOS Garnet (5.4.9) 搭載機としては相当真っ当なスペックになっている。もし万が一にでも日本発売があったら結構本気で欲しいと思う。それにしたって WILLCOM からってのはないだろうけど。QWERTYキーボードが
爪楊枝でないと押せないと揶揄されているのはご愛嬌というかなんというか、無理に QWERTY にせずにテンキー + サイドに Graffiti ボタン(Graffiti Anywhere のようなやり方) でも良かったと思うが、自社売れ筋の Treo に倣ったということだろう。悪く考えれば、デザインで冒険できない状態なのかもしれない。
それにしても皮肉なことに、Palm は前世代の OS を使いつづけることでここしばらく殆ど進化のないモバイルCPUでもサクサク動く。マルチメディアに関しても実は TCPMP (現CorePlayer) のお陰で十分実用レベルだし、前世代の OS と揶揄される割に今発売される新製品に乗っていてもさほど困ることは少なかったりする。まぁ通信系アプリでは面倒も多いんだが。このサクサク動作の感覚を持っているユーザに、新しいマルチタスクOSで快適なユーザ体験を提供するのは結構大変な仕事だろう。願わくばそれが次の Linux Palm で実現されますように。