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知っててもあまり役に立たない英単語 - 少年漫画の頻出英語
遠い異国で漫画に飢えている姿を見かねた会社の同僚が英語のコミックを貸してくれたのでここしばらく少年漫画をいくつか読んだりしていたのだが、日本語だとあまり気にならないものが英語では繰り返し登場するのが目立って気になったりする。面白いので目についた範囲を列挙してみるとこんな感じだ。多分、日常会話や仕事では役に立ちそうに無い。
- Hatred
- 憎しみ、憎悪: この単語が多発するのは想像の範囲内だが、それにしても頻出しすぎであり、少年漫画の登場人物はあまりに Hatred にとらわれすぎなのが伺える。Chain of Hatred なんて表現は少年漫画以外ではまずお目にかかれないのであり、それはGoogleで検索してもNarutoやFullmetal Alchemistが真っ先に引っかかる辺りからも推測できる。
- Underestimate
- 過小評価する: Don't underestimate me! でいわゆる「俺を甘く見るな!」ってやつである。これはご想像どおり、特に戦闘シーンで多発する。もちろんこの後大抵やられる。
- Pathetic
- 哀れな、不十分な、無価値な: 強力な敵に Don't underestimate me! などと言って挑む無謀な主人公に How pathetic と哀れんだり、無駄に情熱を燃やしている主人公に Pathetic (無価値) と切り捨てたりするのに使おう。
- Calm down
- 気持ちを落ち着ける: これはそのまま「落ち着け」と言うセリフ。少年漫画の登場人物はみな興奮しすぎなのが伺える。
ちなみに豆知識として、Calm はいわゆるワンピースのカームベルトのカームでもあり、無風状態の事も示す。
- Sake
- ため、目的、利益: 少年漫画の特に悪い方は誰か親玉のためになにかをしていることが多くて、for the sake of ... (〜のために) とか xxx's sake といった発言をよく持ち出す。いいから自分のためにやれよ、と思わなくもない。
いかがだろうか。これらを駆使して年末年始は貴公もぜひ少年漫画の登場人物を演じて頂き、Chain of Hatred を断ち切ってもらえれば幸いだ。