1 Gmail - Web Mail powered by Google
噂の Gmail に invite していただいた。Gmail の invite は /. のモデレートのように、ある程度使っていると invite 出来る権利が回ってくると言う形らしい。早速アカウントを作成し、Mozilla-Firefox や Sleipnir-Gecko から使えることを確認。Gmail の機能概要は日経BPの記事にもある通り。1GB のメールボックス容量も然る事ながら、普通の MUA のようにメールフォルダを用意するのではなく、全て Inbox (もしくは Archive) にフラットに置いたまま、付けたラベルの条件や検索条件でメールの仕訳をする仕組み。またメールのやり取りは Conversation と言う thread のような単位で自動的にまとめられて管理される。
メールやラベルの種類が増えすぎたら人間側の管理が破綻しそうな気もしないでもないが、割と面白いアプローチだ。ただ自動でラベルをつける Filter 機能が 20 個しか定義できない。X-ML-Name フィールドや Subject から自動でラベルをつける機能やラベルのグループ化機能が欲しい。
UI の使い勝手は Web メールと言うこともあって素晴らしいとは言い難いし機能も足りないが、squirrelmail などと比べてもさほど悪い感じはしない。キーボードショートカットが使えるのが売りのようだが、バリバリ使うようにならないといまいち有り難みが分からない気がする。
2 Gmail と既存メールソフトの import / export
ともあれ幾つかの英語の ML (広告はまだ英語メールのみに対応するようなので) を Gmail でも受信するようにしておく。Mbox & Maildir to Gmail Loader と言うソフトを使うと既存の mbox や Maildir 形式のメールを Gmail に流し込めるらしい。まぁ要は個々のメールを再送信するだけのような気もするが。その逆に Gmail の inbox を export する Accessing your Gmail inbox with Python と言うのもある。本当は Gmail 自体が import / export 機能くらい備えていてくれるといいんだけど。3 Pops Gose the Gmail
Gmail の inbox を pop3 アクセス出来るようにするツール。これは export と似たようなもので、個々 Gmail に http アクセスしてメールを切り出し、pop3 でアクセス出来る形式にしてくれるというものらしい。imap アクセス出来るのが理想なんだが、Gmail はメールに対応した広告を出すのがビジネスモデルのようなので、広告を挟み込みにくい imap でのアクセスはなかなか対応してくれなさそうだ。4 京ポン(AH-K3001V) で Gmail
やはり京ポンからのアクセスを試さなくてはなるまい。gmail.com へアクセス → 「サポート外のブラウザだから使えないよ」 → 「いいからとにかくログインする」 → ログイン処理 → 失敗→ 「君の使っているのは ActiveX が有効になっていない IE っぽいから ActiveX を有効にしてアクセスしなおしてね」という感じで使えなかった。そもそも Gmail Browser Requirements に Opera が無いのでしばらくは駄目かな。同様の理由で w3m からも使えない。Plain HTML 対応 が実現したらまたチャレンジしようかな。さもなくば pop3 で取り出すようにしてもいいわけだが。
Mozilla Firefox を使い込む
Posted by yoosee on Web at 2004-06-22 23:42 JST1 Mozilla Firefox Extensions
現状は Linux では風博士、Windows では Sleipnir(Gecko) を使っているわけだが、Mozilla Firefox もわりと使いやすいのでちょっと前までは両方で使っていた。Extensions を入れると Sleipnir のような標準で機能拡張されたタブブラウザで出来るようなことも結構色々出来るようになる。2 Firefox まとめサイト
日本語のまとめサイト。ともあれ早く 1.0 が出て欲しいところ。しかし KDE だと結構頻繁に X ごと固まるんだよなぁ。KDE が悪いのかも知れないけど...3 (追記) 利用中の Extensions
- TabExtensions (なにはなくともタブ機能拡張)
- Adblock (広告画像ブロック)
- SwitchProxy (複数プロキシの変更)
- mozex (「ソースを見る」用ソフトの指定)
- All-in-One gesture (日本語版) (マウスジェスチャー)
- Context Menu Extensions
- Sage (RSS Reader)
IE の CSS バグリスト
Posted by yoosee on Web at 2004-06-22 23:42 JST1 背景色が指定された要素内にフロートがあるときに要素内の文字が消える(IE6)
この日記の文字が IE6 で見ていると時々消えるので、また IE の CSS バグかと思ったら案の定であったという。ちなみに画像が float 要素になっている。 とりあえず親要素に width を入れたので WinXP の IE6 では問題が具現化しなくなった。2 『CSSバグ辞典スレッド』の要約
こういうリストが存在してメンテされているのは素晴らしいな。それにしても IE のバグが目立つ。IE に比べたら Gecko は新しいので、比較的新しい技術である CSS への対応度にはどうしても差が出てくるのだろう。ブラウザトップシェアを取ったからにはきちんとメンテナンスして欲しいものなんだが。IE6 で xml 宣言した場合(DTD宣言が先頭にない場合)の XHTML 互換モードバグ なんてもう古いけど、まだ解決してないのか。自分が見る分には IE 以外を使えばいいんだが、作る方としては IE を無視するわけには行かず、頭が痛い。WindowsXP と無線LANの不幸な関係
Posted by yoosee on News at 2004-06-15 23:42 JST1 HOTWIRED 『ウィンドウズXP』でWi-Fi接続が突然切れる現象が多発
Araki Notes より。WinXP で接続がブチブチ切れる現象は今の家に引っ越してきてから多発していて、以前の家では問題がなかったので ADSLルータか部屋環境の問題だろうと思って諦めていたのだが、Wireless Zero Configuration に問題がある可能性があるのか...コントロールパネル」ウィンドウで「管理ツール」をダブルクリック。「サービス」をダブルクリック。左右に分割されたウィンドウが開く。右側の枠内を下方向にスクロールして、「Wireless Zero Configuration」をダブルクリックし、「プロパティ」ウィンドウを表示。「停止」ボタンをクリック。進行状況を示すダイアログボックスが表示される場合がある。「開始」ボタンをクリック。ここでも、進行状況を示すダイアログボックスが表示される場合がある。「サービス」ウィンドウを閉じる。この時点で接続が復旧しているはず、とフライシュマン氏は述べている。だそうで、しかしこれは切れたときの対応策であって予防策ではないのね。無線LANモジュールはノートPC内蔵の奴だからメーカーのドライバーがあるわけじゃないしなぁ。
Web ブラウザで動く付箋ページ - Poti
Posted by yoosee on Web at 2004-06-04 23:42 JST1 Poti
友達が似たものとしては wema があるけど、Poti は付箋を Zoom すると新しい WikiPage になっている辺りとか、付箋が透過色なところが結構好みかも。ActiveDesktop に張り付けると結構便利だけど、アクセス権限とか考えないといかんかな。KDE Web Desktop ではうまく表示できなかった。IE6 と Mozilla では動いたけど、 Opera だと動きがおかしいみたい。w3m でもそれなりに読めるのがありがたい。
JavaScript Cache を設置
Posted by yoosee on Web at 2004-06-02 23:42 JST1 jscache
この日記の個別エントリには bulkfeeds の Similarity Search を使っている。しばらく前の記事でSimilarity Search の負荷軽減に jscacheと言う物があったので設置しようと思っていたのだがすっかり忘れていて、今日やっと設置。cache フォルダにファイルが溜っていくのを見るのも割と楽しい。
MyClip サービス
Posted by yoosee on Web at 2004-04-26 23:42 JST1 MyClip
MyClip と言う、Bookmarklet を使った公開ブックマークのような仕組み。似たようなものを考えていたんだけど、見事な実現方法だ。詳しくは MyClip ってなに? を参照してもらうとして、簡単にどんな風に使うのかと言うと- Webサイトを巡回していて気になるサイトを見つける
- Bookmark や Toolbar の「MyClipへ登録」Bookmarklet をクリック
- JavaScript で Popup するウィンドウに一言コメントなどを記載
- MyClip の自分のページで確認が可能
- JavaScript や RSS で自分の blog に取り込み可能
2 空要素表記 <script ... /> と <script ...> </script>
そんなわけでこの Blog にも MyClip を導入した。トップページ右領域の下の方に MyClip と言うエントリーを追加している。まださほど使っていないのでエントリーはさほど無い。ところで tempura での template 展開時に、要素内が空の空要素は <tag ...> </tag> が <tag ... /> のようにまとめられてしまう。これだと script 要素などの場合、IE6 等では正しく表示されないどころか、そこ以降が script 要素内と解釈されるようで何も表示されなくなる。DOCTYPE 宣言を正しく XHTML にすれば大丈夫かも知れないが、tempura は何故か DOCTYPE 宣言の中身も潰してしまう。それでも Mozilla 等では大丈夫だったのだが。仕方がないので を挟んでおく。しかし今度はレイアウトが微妙に崩れるようだ。 の代りに <!-- ... --> でも挟んでみるか、template engine に手をいれるか...
3 雑談
Sleipnir は使っていないのだが、Sleipnir のコンテキストメニューから登録する方法 なんてのもあるらしいのでメモ。blogmap で URL クリッピング と言うのもあるけど、MyClip と比べて特に使いやすいわけでもないし、両方を使うのはちょっと面倒。一括登録できるようになっていれば便利かなぁ。そう言えば、こうした Web Clipping サービスの草分けとしては IRC でコメント付き Clip をする Yendot もそれに当たるんだな。今も愛用しているけど、Yendot は仕組みもともかくネタを拾うコミュニティの勝利という気もしないでもない。あと RNA とかもあるな。
robot や spam 避けの手段
Posted by yoosee on Web at 2004-04-09 23:42 JST1 初回アクセス時に「Cookie を設定しました。再読込みしてください」と出すサイト
最近数ヵ所で見掛けるんだけど、一瞬何かと思ってしまう。正直、よほど読みたいサイトでなければ再読込みせずに Cookie 削除して退散してしまうこともある。Cookie なんて別にこっそり使ってくれればいいし、Cookie が無いと読めないって言うのはちょっとどうかな。不作法な robot 対策だとか聞いたことがあるけど、もう少しスマートな手はないんだろうか。読み手側に負担をかけさせるのは個人的にはあまり好きじゃない。トップページは普通に表示しつつ Cookie を設定して、そこからのリンク先にだけ Cookie 制限をかけておくとか、recursive に持っていこうとする robot の挙動を検知して自動で絞るとか、やりようはあると思うんだけど。web crawler robot 用の RBL があると嬉しいのかしらん。2 中央集権的な証明認証
RBL のような仕組と多少発想を同じくしているのが、先日 SixApart が発表した TypeKey かもしれない。これは「人間の投稿であること」の証明を TypeKey (SixApart) 側で行い、Form 投稿時にその認証情報を blog 側で利用して投稿の可否を判断するものらしい。single sign-on して使うという事なので、中央集権的な MS .NET Passport のようなものか。MT3.0 ではこの仕組で、コメント投稿の spam 排除などを行えるようにするとのこと。bulknews の TypePad details が多少詳しい。そう言えばこの仕組、TrackBack にも適用可能なのかな? TrackBack 自体、面白いし便利なものではあるけど、現状素晴らしい仕様とは言いがたいものなので、早いうちに一度見直したほうがいいんじゃないかと思うけど、既に遅いだろうか。
3 文字の画像表示による証明
最近の自動 spam 投稿 robot 避けだと、form 入力に歪んだアルファベットの画像を表示してその文字を「人間の眼で」読み取らせ、その入力を求める事で authentication (authorization ではない) するサイトも増えている。orkut も確かそうだった。comment spam 自体、欧米(アメリカ?)の方が活発な気がするので色々と対策を取らざるを得ないようだ。画像が表示できないブラウザで使えないというのはともかく、普通に画像を見ても読み取りにくい文字が多いのはなんとかして欲しいものだけど。必ず 2,3 度間違うんだよなぁ...Similarity Search と Referrer
Posted by yoosee on Web at 2004-03-18 23:42 JST1 Bulkfeeds
Bulkfeeds と言う RSS Feed を収集するサービスがあり、この日記の RSS も 登録済 になっている。ここで登録した RSS から特徴的なキーワードを抽出して関連サイトを表示してくれる similarity search と言うものがあり、この日記でも indivisual entry のサイドバーに組み込ませて貰っている。この機能自体は、RSS Feed しておけば自動的に関連サイトへのリンクを作って繋いでくれるのがとても面白いので気に入っているんだけど、この機能からのリンクは permalink 向けに来るので、Referrer だけ見ていると本文中からツッコミを受けたのか similarity link で自動に張られたリンクなのかよく分からない。similarity link からの referrer は普通 1 桁程度なので、それで多少は区別がつくが、本質的には本文中からのリンクと一緒になる。
別に何の問題があるわけではないんだけど、区別をつけるにはどうするのが良いのかな。Feed する RSS の linklist に何か RSS 経由だと識別できるような ?ref=rss みたいなものを付けておくとか、similarity search の出力結果に redirector を噛ませるとか、方法は思い付かないでもないんだけど。
2 RSS の Feed 範囲
ところで RSS ですが、もう本文全て Feed に含めた方がいいですかね。自分が bloglines 等の Aggregator で読んでいると途中で切れているのを読みに行くのは結構面倒くさいんだけど、書いてる方からすると RSS だけ読まれちゃうのはなんとなく寂しい気がしないでもないんだよなぁ。Slashdotted を防ぐには
Posted by yoosee on Web at 2004-02-23 23:42 JST1 Slashdotted とは
Slashdotted と言うのは、元は /. 等の超人気サイトからリンクを張られ、リンク先のサイトがアクセス負荷に耐えきれずにダウンすることを指している。最近では /. に限らず、人気サイトからの同様の現象を Slashdotted と呼称することも海外では割と一般的のようだ。海外の普通の人気サイト、例えば PalmInfocenter 等でも、/. の記事に掲載された場合には画像や余計なリンクなどが無いシンプルなページにリダイレクトするような仕様になっていたほどで、特に個人サイトに張られたときのダメージは深刻になる場合が多い。日本では最近だと impress のやじうまウォッチにやられたサイトを幾つかの blog 等で見掛ける。2 Slashdotted を防ぐには
流石に本当の /. 並のアクセスが来たら耐えようもないが、通常のアクセス集中程度ならば負荷を軽くすることは出来る。Slashdotted とは で紹介されているサイトには tDiary の場合が載っているが、例えば- ページ内の画像を取り除く、もしくは別のサイトに一時的に置く
- Apache の mod_throttle や mod_tsunami 等でフロー制御する
- 動的生成ページをやめ、静的にファイルを置く
- 動的処理を軽くする(tdiary ではリンク元表示をオフにする)
人気サイトからのリンクは通常は嬉しい事なはずなのだが、それも度が過ぎれば災害になる。備えあれば憂い無しと言ったところか。
「リンクフリー」と言う日本語
Posted by yoosee on Web at 2004-02-07 23:42 JST1 「リンク・フリー」はどういう意味なのか
最近英語をそれなりに使うせいか、「リンクフリー」と言う言葉に違和感を感じるようになった。要はsugar-free (砂糖が入っていない) と同じように、link-free は『リンクされていない』と言う意味なので、『自由にリンクしてください』ではなく、むしろ『リンク禁止』を意味するのではないかと言う昔からある議論のネタだ。
2 英語圏での link free の使われ方
これに対し、fj.net.word の記事 に、太田純氏による以下のような記載があった。「<名詞>+free」の形では「<名詞>のない」という意味になりますね。(中略) この場合のfreeは形容詞です。なるほど、非常に明快な解説だ。目から鱗である。
しかし、free を副詞として使って「<動詞>+free」とした場合には、「自由に<動詞>する」という意味で使われることのほうが多いようです。
(中略)ただ単に Link free to this page. と書いてあったら動詞でしょうね。
とは言え実際にこの意味で Link free が使われることはあまり無いようだ。アメリカ人の日本アニメオタクらしい人物の記載
What is link free?では
Link Free is essentially another away of saying: "You are free to link to this page." And let's face it, I need all the links I can get. ^_^; (Seriously, the origin of link free is Japanese-style English. (snip)と解説しており、
(意訳)リンクフリーって言うのは「自由にこのページにリンクしていいよ」ってのの別の言い方だ。もちろん実を言えば、僕はリンクして貰えるなら何だって大歓迎だ (真面目に言うと、このリンクフリーって言うのは和製英語から来ているんだ)
link free は和製英語だと言っている。
3 How can I say it in English?
ところで英語圏では「リンク・フリー」をなんと言うのだろうか。上記の解説にあるYou are free to link to this pageと言う表現は妥当そうだ。しかし英語のサイトの、特に個人のサイトではそもそもそうした記述はあまり見当たらない。少なくとも日本のようにトップページの先頭に「このページはリンクフリーです」と明記しているサイトは殆んど見たことがない。つまりは許可を取るまでもなく、リンクとはそういうものだという認識があるのかもしれない。
企業や団体のサイトならば「リンクポリシー」を掲示しているところは多い。例えば過去に無断リンクを禁止した経歴を持つ NPR の現在のポリシーでは、
NPR encourages and permits links to content on NPR Web sites.となっている。また W3C の FAQ では May I link to the W3C site? に対して
Of course. Links are merely references to other sites. You don't have to ask permission to link to this site ? or any other website.と言う記載がある。あまりそのものズバリの用語は無く言葉で解説してある場合が多いのは、元々の考え方として
(意訳)もちろん問題無い。リンクは他のサイトへの参照・関連付けにすぎない。このサイト、ないし他のサイトにリンクを張るのに許可を得る必要は全く無い
There is no reason to have to ask before making a link to another site.と言うものがあるからではないだろうか。
(意訳)リンクを張る前に断らなければならない理由なんてどこにも無いよ
4 リンク上等!
それ聞か【リンク・フリー】 の回に「アメリカには、リンクは、その、ないのだ」と言うオチがあるが、「リンクフリーは、その、ないのだ」ならばさほど的外れではないのかも知れない。
あえて数語で表現するならば「オープン・リンク」なんて言い方はどうかなーと思っていたのだが、先日 ARTIFACT で記事になった「儀礼的無関心」のトピックで出て来た「リンク上等!」が素晴らしい気もした。ちょっと意味合いは違うかも知れないけど。