1 高校生を対象とした新素粒子発見プログラム
うわー、すいませんこれ、部分的には俺が大学院生でやっていたテーマそのものです。修論で J/Ψ 同定やったしなー(同定そのものは目的じゃなかったけど)。環境もデータも同じだし、恐らく数年分のデータが溜っている分、当時より状況的には恵まれてると思う。こう言うデータと環境が直ぐ手に入るんだもんなぁ。今の世の中って面白い。2 ROOT
この解析で使われている ROOT と言うのは、(旧フレームワーク PAW が FORTRAN だったのに対して) C++ で書かれ、型宣言を持たない C/C++ インタプリタ である CINT をスクリプトインターフェイスとした物理解析用のフレームワーク。グラフの描画やデータストレージだけでなく、イベントハンドラや GUI パーツも持っている。それにしても 猿ROOT なんて今でも流通してるのね。ROOT入門の文書なんてのもあるし。しかし聞くところによると、PAW/FORTRAN も未だに利用率が高いとか。過去のしがらみという奴か。物理実験用の汎用データ収集フレームワークと言えば KiNOKO も思い出すけど、見てみたらこの 7/7 に新版が出ていた。お元気そうでなにより。