*1  Palm TX を今更ながら購入

先日 Palm TX $199 セール (ワイヤレスキーボード付属) の話を書いたが、米国の友達に頼んでまんまと入手に成功した。18日に届いたので T|T3 からの移行を試みている。発売後2年も経っているものなので、レビューも思いつくところを簡単に。

本体・ハードウェア
  • きちんとした長さの金属製スタイラスを搭載するPalmは本当に偉い
  • プラスチックのボディは金属中心のTungstenに比べてチープだが、その分気軽に扱えるのでまあ良し。デザインはシンプルで良い
  • 左側の溝にストラップを引っ掛けるようなものは売ってないのかな?
  • ハードウェアボタンの反応がいまいち良くない気がする
  • ボイスレコーダは削らないで欲しかった
  • クレードルが無いので置き場所が何となく定まらない。でも別途買うと高すぎる
データ移行
  • データ移行は PIM はIR経由のBeam、その他は RescoBackup から個別リストア
  • TasksDB に不正なデータが入っていてリセット頻発。dbFixIt で発見して修復
  • 日本語化は最新版の CJKOS そのままで問題無し
  • 移行させた PoBox FEP が古くて動かなかったので 172i に更新
  • その他のアプリはほぼそのまま移行できた
  • Palm Desktop は 4.1.4e を日本語化
  • Graffiti 2 は例によって Graffiti 1 に戻す
  • 左下端の Find Silk も Home に変更する
ファーストインプレッション
  • NVFS(非揮発性メモリ)は癖があって使いにくく、TT3と比較してもっさりさを感じるのが残念
  • もっさりと言ってもWindowsMobileの37倍程度は快適
  • 新品だからということもあるが、バッテリの持ちは優秀
  • おまけで付いてきた Universal Wireless Keyboard の入力は意外に快適で素敵。折りたたみギミックも楽しい
  • WiFi は一旦設定してしまえば接続は簡単だしすぐ繋がる
  • ワイヤレスでHotSyncやその他アプリの同期が出来るのは意外に便利
  • でもそれ以上にWiFiを活用する気にはあまりならない。まともなブラウザと、日本語が通る ssh2 client があればなぁ
  • CPUがTT3から多少遅くなっているが、TCPMPでXviDは普通に再生できた
  • LJP を動かすのには UDMH やら DBCacheTools やらと結構苦労した。NVFS...
WiFi, ストレージメモリ増量, バッテリ寿命向上, 2GB(非公式には4GB)までのSDカード対応(SDHC未対応) あたりが T3 からのアドバンテージ。逆に CPU 速度の低下, NVFSによるもたつきが劣化した点。特に NVFS は癖がありすぎ。揮発性RAMストレージのままの方が良かったんじゃないかこれ。

NVFS 以外でも、WiFi設定を入れたあとBluetooth設定を入れるとWiFi接続時にBluetoothの方で繋ごうとするとか頭悪い動作をしてくれる。PalmOSは思想はともかく、OSの技術的には本当に出来が悪いというか Out of date が過ぎると思う。
それでも Windows Mobile と比べたらなぁ... と言うのが現代のモバイルガジェットの悲劇だよ。本来 PDA とは言えない iPhone/touch に浮気したくなる気持ちも分かるよ。

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