LUMIX DSC-FT1 (TS1) レビュー
Posted by yoosee on Review at 2009-07-30 11:22 JST1 Panasonic 防水デジタルカメラ LUMIX (ルミックス) FT1 ソリッドシルバー DMC-FT1-S
以前から欲しいなと思っていた LUMIX FT1 (米国モデル TS1) をしばらく前に購入した。水深3m防水、防塵、耐衝撃でビーチモード付き。ビーチの近くに住んでいる身には必須と言うことにしたい。実際にはビーチに限らずアウトドアや雨の日、お風呂などでもカメラが汚れたり濡れたり落としたりするのを気にせずに、どんなシーンも選ばずに気軽にスナップショットや動画が撮れるというのがこの機種の良いところだろう。オレンジも魅力だったがデジカメが目立ってもなあと思ってシンプルなシルバーを選択。値段はAmazon.com購入時で$366.91とちょっと高めだが、防水デジカメとしてはこんなもののようだ。日本でも似たような価格。
防水仕様のデジカメはいつの間にか色々と出ているようで、デジカメWATCHでも比較の特集記事が組まれていた。そんなわけで今は色々と選択肢もあるわけだが、LUMIX は以前使っていて手ぶれ補正や使い勝手を気に入っていたのと、個々の機能は他のカメラとも重複する部分があるが、以下のあたりが揃っている所にアドバンテージを感じた。
- 広角側が28mmで望遠も128mm(4.6倍)、マクロも5cmまで接写可能
- 720p (1,280x720) の AVCHD Lite 対応。動画中のズーム可
- 性能に定評のある光学手ぶれ補正搭載
- 防水3m、耐防塵、耐衝撃1.5m
- 防水デジカメにしては画質もそこそこまとも
ビーチや旅行先で実際に1ヶ月程使った感想として、このモデルの特徴というよりは LUMIX 全般の特徴なのだろうが、手ぶれ補正、インテリジェントオートフォーカスのおかげで非常に気軽に撮れる。私はデジカメは基本的にフラッシュを強制OFFにして使うのだが、多少暗い室内撮影のシーンでも脇さえ締めておけば ISO400 1/8秒 程度でもあまりぶれない。
意外と良いのがLEDライト。本当に真っ暗でもこれがあると画質はともあれ動画が撮れてしまう。夜の屋外などでも使えるのが嬉しい。
電池の持ちもCIPA基準で340枚と十分。あと今時のデジカメでは珍しくないのだろうが、パノラマ撮影アシスト機能が結構楽しくて風景を撮るのにたまに使っている。顔認識は変な所を認識したりもするものの、一度登録するとそれなりにまともにフォーカスしてくれる感じだ。
難点を言えば最近のデジカメにしてはちとサイズが大きめな事くらいか。個人的にはホールドしやすいのであまり気になっていないが、女性が使うには少し大きいかもしれない。
なんにしても、とにかくどんなシーンでも手軽にそれなりの写真や動画が撮れるというスナップショット用デジカメの進化形として、個人的にはとても気に入っている。
防水3m・耐衝撃・広角(28mm)で720p(AVCHD Lite/H.264)動画も撮れる LUMIX FT1
Posted by yoosee on Gadget at 2009-01-31 09:03 JST1 DMC-FT1|デジタルカメラ LUMIX(ルミックス)|Panasonic
しばらくCasioに浮気していたら、Panasonic からかなり物欲をそそるデジカメが発表された。その LUMIX DMC-FT1は、最近のデジカメが似たり寄ったりに感じる中、久しぶりに個人的には物欲を非常に刺激されるデジカメだ。まず大きな特徴のハイビジョン 720p の AVCHD Lite 動画撮影。コンパクトデジカメの動画機能を愛する身としては、AVCHD Lite 対応なのが素晴らしい。コーデックとしては720p (1,280×720)/60p の MPEG4 AVC/H.264, オーディオは AC3 。音声がモノラルな事だけは多少残念ではあるが、撮影中のズームなどは問題なく使える仕様。AVCHD 対応再生機器は特に持っていないのでそこはメリットにならないが、カメラから HDMI で直接デジタルテレビに接続して再生できるのは良さそうだ。ちなみに AVCHD は VLC で再生可能 らしい。試してないけど。
720p AVC/H.264 録画可能で防水デジカメと言えば、ライバルとしては Xacti の防水モデル CA シリーズ (最近新機種の DMX-CA9 が発表された) がある。動画品質の実績としては Xacti にアドバンテージがあるだろうが、比較して FT1 が魅力的なのは広角側が 35mm 換算で 28mm 相当あること。また JIS C 0920 防水保護等級 IPX8 は同等だが、CA9 が 1.5m 防水なのに対して FT1 は 3m 防水と、足のつかない程度の海で使っても結構安心できる数字なのもうれしい。
ライバルと書きつつも、そもそも今や三洋はパナソニックの子会社なので、この先は動画撮影デジカメについては統合していく可能性もないではないかもしれない。
その他スペックとしては 1/2.33インチ 1210万画素CCD、屈折式光学4.6倍レンズ(35mm相当28-128mm F3.3-5.9)、光学式手ぶれ補正、23万画素モニター、サイズ 98.3x63.1x23cm 184g で、撮影可能枚数は CIPA規格 340枚。
屈折光学系だからかレンズは多少暗いが、LUMIXで評定のある光学手ぶれ補正もあり、感度も通常 ISO 80-1600、高感度モードでは 1600-6400 と、かなり暗いところでも撮影自体は可能だろう。暗所での動画撮影能力は明記されていないが、本体搭載のLEDライトでキャンプなどでの撮影もサポートとはうたわれている。どうやら北米でも発売されるようなので楽しみに待ちたい。
No article for this link
Posted by yoosee on at 2016-03-25 14:23 JSTNo article for this link
Posted by yoosee on at 2016-03-25 14:23 JSTH.264、光学7倍ズーム対応の EXILIM Hi-ZOOM EX-V7
Posted by yoosee on Gadget at 2007-01-30 22:00 JST1 世界最薄の光学7倍ズームモデル“EXILIM Hi-ZOOM EX-V7” - CASIO
久しぶりに Panasonic 以外から魅力を感じるデジカメが出た。サイズは 95.5mm×59.8mm×25.5mm で 149g と、小型デジカメとしては最近では標準的。H.264 (MOV) での動画撮影は 848x480 のワイド撮影が可能で、音声もステレオ対応しているのが嬉しい。動画撮影は 256MB で 4分38秒 となっているので、4GB だと約74分間と、丁度バッテリー寿命分くらいは撮影できる計算になる。薄型ボディでの光学 7倍ズームと H.264 動画撮影が目玉だが、他にもカシオとしては初めての CCDシフト式手ブレ補正 が搭載されていたりする。バッテリー寿命も静止画 240枚、動画1時間40分なら悪くないレベル。レンズがワイ端で F3.4 と多少暗い上、感度が ISO 800 相当までなので、暗所では手ブレ補正でどれくらいシャッタースピードを稼げるのかがポイントかもしれない。
インプレスAV WATCH の記事だと価格は 5万円台前半と、最近のデジカメにしてはちょっと高目か。個人的には広角側 28mm が欲しい気がするが、動画性能だけでも結構物欲をそそる。EXILIM はクレードルが標準なのも良い点だ。発売されたらとりあえず手に取ってみたい。
Panasonic Lumix の新製品が面白い
Posted by yoosee on Gadget at 2006-02-16 23:42 JST1 DMC-TZ1, DMC-FX01, DMC-LX1
手振れ補正機能付きの DMC-FX7 を買って以来、デジカメに関してはすっかり Panasonic 贔屓の私であるが、その Lumix から新しいモデルが出たらしい。屈曲光学系と沈胴光学系を組み合わせており、そこそこ小型で 35〜350mm と言う光学 10倍の倍率を持つ。つまり DiMAGE のように一度光軸を曲げてから胴体内で距離を稼いでいる。これで開放F値が F2.8〜4.2 と 2.8 をキープしているのがえらい。当然手振れ補正機能もあり、旅行だけでなく親などに勧める際に「とりあえずこれを一台」と言う感じの選択肢にも悪く無さそうだ。こちらは現行機種 Panasonic DMC-FX9 の上位機種になるが、ワイド側がフィルム換算で 28mm と広角になっているのがいい。光学ズームが3.6倍になっていたり、連続撮影可能枚数が伸びていたり、また 800, 1600 の高感度撮影画像が改善されているのも着実に進歩を感じる。(5レビュー)ところで現行の Lumix ならばやはり DMC-LX1 が興味深く、個人的には今買うなら欲しいデジカメナンバーワンだ。スペック的にも 800万画素光学 4倍ズームとハイレンジだが、なによりも 標準 16:9 と言うアスペクトの撮影画像が素晴らしく面白い。こちらも 28mm〜112mm(16:9時) と広角側に余裕があり、友達に見せて貰った 16:9 の風景画像はなかなかインパクトがあった。サイズが多少大きめとは言え質感も良く、「カメラを持っていく」と言う気持ちで持ち歩くには悪くない選択肢ではあるまいか。
そう言えば個人的に以前から FX シリーズには「もう少し薄くなって欲しい」と思っていたのだが、新モデルでもあまり変化がないところを見ると、これくらいのサイズが実際には持ちやすい等の理由で支持されているのかもしれない。それともう一点、水中ハウジングが欲しいとも思っていたら、TZ1 用には水深 40m 対応の DMW-MCTZ1 、DMC-FX01 用には DMW-MCFX01 と言うのが出るらしく、FX01 に至ってはシーンに「水中」が加わるらしい。FX7/8/9 用の物も出して欲しいけど、FX01 用で兼用するのは流石に無理だろうな。
Panasonic LUMIX DMC-FX7 を使いこなす
Posted by yoosee on Gadget at 2005-05-28 23:42 JST1 Panasonic LUMIX DMC-FX8 発売間近と言うことで
LUMIX DMC-FX7 を 去年の 9月末に購入してから既に 8ヶ月ほど経つが、来月には新機種の LUMIX DMC-FX8 が出るらしい。新機種との目立つ違いはバッテリーの持ち(120枚→300枚)と動画程度なので、FX7 のレビューを改めて書いてみるのは FX8 を考えている人にも役に立つかも知れない。と言うことで使ってみた感想をつらつら書いてみた。2 手振れ補正の効果
恐らく FX-7,8 を買う人がもっとも期待するのが手振れ補正の効果だと思う。結論から言うと、効果ははっきりと実感できる程度に高い。但し、手振れ補正があるからと言っていい加減なホールドで撮影すると、屋内ノーフラッシュではほぼ確実にぶれるので注意が必要だ。実のところ、FX7 の手振れ補正効果というのはシャッタースピードをスロー方向に稼げるところにあると思う。ここでも何度か書いているが、F2.8(広端) ISO 100〜200 で 1/8〜1/4秒まで頑張れる。これで何が嬉しいかというと、室内でノーフラッシュ撮影がわりとまともに撮れる。フラッシュを焚くと雰囲気が壊れることが多いし回りに迷惑になることもあるので、これは思っていた以上にありがたい。3 動画、バッテリー、液晶ディスプレイ
FX7 では 320x280 30fps でのメモリ一杯までの動画撮影が出来る。30fps だと画像もかなりなめらかに撮れるのでなかなか重宝する。ただファイルサイズがすぐに膨らむため、あまり長時間の撮影には基本的に向かないが、動画の情報量は静止画に比べたらかなり大きいため、例えば結婚式のイベントシーン等で使うと後で見て楽しい。バッテリーは FX7 の最大の弱点で FX8 で改善されたポイントでもあり、100枚程度でかなりヘタってくる。それでもこまめに電源を切ることを忘れなければ丸一日 150枚程度を撮るくらいはなんとか出来る感じだ。
液晶ディスプレイは大きくて見やすく、操作もしやすいが 11.5万画素と言うことで表示は多少荒い。撮影後のプレビューではズームダイヤルで拡大してブレを確認するのが良いだろう。
4 FX7 でぶれない写真を取るために
個人的に気をつけているところを幾つか。私のはテクニックと言うより単なる備忘録レベルなので、興味のある人はデジカメ用の撮影テクニック本を 1冊くらい読んでみるのがお勧め。標準デジカメ撮影講座 あたりがいいかも。- 撮るときは脇を締める
- 写真を取るときの基本中の基本だが意外と忘れがち。文字通り、カメラを持った両腕を体に着けるように脇に隙間を空けないでシャッターを構える。壁などが近くにあるときは体を預けて固定するのも有効な手段。
- 半押しする
- 半押しでフォーカスを先に決めてしまう。この際、光量が少なくてシャッタースピードが遅いと SLOW マークが左下に出る。これはスローシャッターのサインなので、これが出たらホールドを特に意識してしっかりすること。アングルを多少変えるだけで広量が増えてシャッタースピードを短くできることもあるので色々試してみる。
- 暗所ではズームを避ける
- 暗い場所ではズームをできるだけ避ける。一般的に、ズームするとレンズ内での光の行程が長くなるため光量のロスが多くなり、F値が大きくなる。つまり撮りたいものが暗くなるためシャッタースピードが遅くなり、ブレの影響を受けやすくなる。
- シャッターは押し切る
- シャッターを切るときに押して直ぐ指を戻すとブレの原因になりやすくホールドも乱れやすい。シャッターを切ったらボタンは撮影終了まで押しっぱなしにしておくと良い気がする。
- 2秒セルフタイマーを使う
- 十字キーの左ボタンを2回押すと「2秒セルフタイマー」モードになる。これを使うとシャッターを押した 2秒後に実際の撮影が行われるため、シャッターを押すことによる手振れを回避できる。カメラを固定(ないしどこかに置くなど)して夜景を撮る場合などには特に有効と言うか必須
- スローシャッターの速度を変える
- MENU → 撮影(2/3) → スローシャッター の設定を変更する。暗いところできちんとホールドできるなら 1/4 で頑張ると綺麗な画が撮れるが、自信がなければ 1/8 にしておく。SCN → 夜景 ではこの設定より遅い速度になるので注意。
- 頭と腕で三点保持する
- 格好は良くないしアングルが定めにくくなるが、カメラの背面を自分の頭にくっつけることで固定点を増やし、ブレを減少させる。もちろん三脚や一脚があればベストだが、無い場合は折り畳み傘の捩じ込み部分を使って代用できたりするらしい。
- 動く被写体は明るいところで撮影する
- いわゆる被写体ブレは手振れではなく撮る対象が動くことで起こるブレなので、手振れ補正では防ぎようがない。これはシャッタースピードを出来るだけ短くするしか対処法がないので、出来るだけ明るいところで撮影する。それが無理ならば諦めてフラッシュを使うこと。いっそ連続撮影か動画で撮るのも悪くない。
5 どうでもいいけど Amazon への愚痴
ところでこの手のカラーバリエーションによって型番が違う商品の場合、Amazon の商品ページも個別になるため評価やレビューもバラバラになるんだが、これはもう少し賢くならんものかね。2004年秋のデジカメ新作
Posted by yoosee on Gadget at 2004-08-26 23:42 JST1 2004年秋の新作デジカメ
うーん、ここに来てまた魅力的なデジカメが…。特に薄型光学2.8倍ズームのEXILIMは素晴らしいなぁ。最厚部でも 16.7mm ってすごいわ。しかし F4.4-6.0 はちょっと暗すぎて激しく手振れしそうだ。やはり今のところは手振れ補正付の LUMIX FX7 が第一候補。しかし買う金が無いなぁ...名称 | CCD | 画素 | 液晶 (画素数) | 光学ズーム | サイズ | 重量 | 動画 | 価格 | レンズ | マクロ | バッテリー 撮影可能枚数 (CIPA規格) | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
LUMIX DMC-FX7 | 1/2.5 | 5M | 2.5TFT (11.4) | 3.0倍 | W94.1 x D24.2 x H50mm | 135(153)g | 30/10fps | 53,000円 | F2.8 - 5 | 6cm | 120枚 | 手振れ補正 |
EXILIM EX-S100 | 1/3.2 | 3.2M | 2.0TFT | 2.8倍 | W88 x D16.7 x H57mm | 113(?)g | 15fps | 50,000円 | F4.4 - 6.6 | 17cm | 180枚 | クレードル |
DiMAGE X50 | 1/2.5 | 5M | 2.0TFT (11.5) | 2.8倍 | W83.5 x D23.5 x H62mm | 125(144)g | 30/15fps | 50,000円 | F2.8 - 5 | 6cm | 165枚 | |
Optio X | 1/2.5 | 5M | 2.0TFT (21) | 3.0倍 | W112 x D18 x H54mm | 125(?)g | 15fps | 52,000円 | F2.6 - 4.8 | 6cm | 165枚 | スイブル、クレードル |