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Posted by yoosee on at 2016-03-23 02:26 JST

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*1  ポイント還元率に関する正しい理解をしよう

店頭で10万円の商品が「還元率10%」と表示されていれば、1割の値引きと考えて購入している人が多いと思いますが、実際は、ポイントを利用して購入していると、上の(B)のように実質5%も還元されていないということが起こります。家電量販店のポイント還元 賢い貯め方 使い方
このサイトが単なる勘違いなのか意図的な誘導なのかどうなのかはともかく、世間一般にこういう誤解は少なからずあるようだ。結論から言うと、還元率が同じであれば、ポイントを毎回使っても貯めてから使ってもお得度は一緒になる。

上記サイトの例で考えよう。10万円の家電を 2度買う際に、A. ではポイントを貯め、B. では毎回使う。ポイント還元率はどちらの商品も 10% とする。これを買い物後の最終的な状態で比較しよう。
A は 20万円の家電と2万円のポイント(計22万円分)を20万円で手に入れる
B は 20万円の家電と0.9万円のポイント(計20.9万円分)を19万円で手に入れる
還元率は A. 22/20 = 1.1, B. 20.9/19 = 1.1 と、同じ 10% になっている。ここで更に、得られた価値と払った金額の差額を考えてみよう。
得られた価値支払い差額
商品残存ポイント
A200,00020,000200,000+20,000
B200,000 9,000190,000+19,000
一見すると A が1,000円分有利に見えるが、A が10,000円多く払っているのだから当然だ。次回以降の買いものを考えれば分かり易い。便宜のため、次回は A, B とも 2万円の買いものをし、還元率は常に 10% 、ポイントはどちらも全額使うとする。
A は 2万円の家電と0ポイントを 0円で手に入れる
B は 2万円の家電と0.11万ポイントを 1.1万円で手に入れる
初回の買いものを含めた収支の差額を考える。
得られた価値支払い差額
商品残存ポイント
A220,0000200,000+20,000
B220,0001,100201,000+20,100
ということで、この時点では B が 0.01万円(100円)分だけ有利になる。更に次回、Bの持つポイント分の1,100円の買いものをすれば
得られた価値支払い差額
商品残存ポイント
A221,100110201,100+20,110
B221,1000201,000+20,100
と言うわけで 10円だけ A が有利になる。

結論としては、商品とポイントを合計した「得られた還元額」は常に「支払い金額の10%」であり、これは変化しない。つまり「使っても貯めてもお得度は一緒」であることが分かると思う。得られる価値に関してはここまで見てきたとおり、将来の買い物をふくめて考えれば同一とみなせる。

実は厳密に考えれば、1円以下のポイントを切り捨てする場合には貯めた方が有利になるし、切り上げする場合には毎回使った方が有利になる。四捨五入の場合、僅かに毎回使った方が有利だ。とは言えどちらにしても1回あたり1ポイント差の有無であるので通常は無視して構わないだろう。

*2  効率良くポイントを貯めるたった1つのルール

ここまで論じてきたケースでは、どの買いものでも還元率は10%固定だった。しかし実際のビックカメラやヨドバシカメラでは、商品によってやセールの時期によって還元率に 10〜20% 程度の幅がある。これを考慮した場合には守るべきルールはひとつ。「還元率が高いときにはポイントを使わず、低いときに使う」これだけだ。

例として、1000円(20%還元) と 10000円(10%還元) の 2つの物を買う際に、どちらかを先にかってそのポイントをもう片一方に使うというケースを考えてみる。X では 1000円(20%)を全額現金で先に買ってポイントを次回使い、Y では 10000円(10%)を全額現金で先に買ってポイントを次回使う。X の方がここで挙げているルールに沿った買い物になる。
初回発生ポイント次回発生ポイント得た価値支払い総額差額還元率
X1000x0.2=200(10000-200)x0.1 = 9801198010800+118010.9%
Y10000x0.1=1000(1000-1000)x0.2 = 01100010000+100010.0%
と言うことでやはり、先のルールを守った方が還元率が良くなる事が分かる。ちなみ以前は書籍などのポイントが付かないものがあったので、ポイントはそれで使うというのが最も効率の良い方法だった。

*3  もうひとつの問題: 溜っているポイントは誰のものか

さて前述のように、ポイントは(還元率が同じならば)貯めても毎度使っても変わらない。ここで、考えるポイントをもうひとつ増やしてみよう。手持ちのポイントを自分の資産として考えてみる。これ自体は別におかしな発想ではないだろう。

この場合、ある店に2万円分の未使用ポイントを持っている状態は「2万円を無利子でその店に預け入れしている」と同義になる。しかもこのポイントは「その店でしか使えない」「数年後に無効になる(場合がある)」「日本銀行券と比較すれば信頼性が低い(企業倒産のリスクなど)」がある。つまりポイントを貯めるという行為は「リスクは高いけどリターン(利子)は無い貯蓄」と近しい。これを真面目に考慮した場合、先述の還元率の差が無ければ使っても貯めても還元率は一緒なのだから、むしろ毎回使う方がベターだという事になる。

もちろん実際には「貯まったポイントで欲しかったものを無料で手に入れてやった!」と言う快感報酬がある。実際問題として数万ポイント(数万円分)の運用益などたかが知れているということも考慮すれば、貯めるという選択肢が悪いということではない。還元率差を利用するというルールだけを覚えて、あとは好きなように買いものすれば良いだろう。

*1  人生はGTDじゃない、のだと思う | 思っているよりもずっとずっと人生は短い。

水のような心を持って、創造的なエネルギーを出しまくりな生き方よりも、わけのわからないことが次から次へと降ってきて、それを避けたり頭から突っ込んだり、ぜんぜん関係のないところに魂の赴くままに寄り道したり脱線したり、そうして波乱に富みつつもなるようになっていく生き方の方が断然よいはずだと確信している。思っているよりもずっとずっと人生は短い。
どんな生き方をしようが訳の分からない事が次々起こるのが人生だと思う。GTD やそれに類するタスク管理技術は、単にそうした暴れ馬をどううまく乗りこなすかという技術ではないかと思う。
もちろん完全に GTD だけを人生の主軸にしてしまうと、GTD に追われて無駄な事までなんでもしてしまうと言う状況もありうるが、これは単にツールの使い方を間違ったという話だろう。

さて、例によって 7つの習慣 を引き合いに出す。第三の習慣「重要事項を最優先する」によれば、様々なタスクを「緊急度」と「重要度」で4分割した場合、突発的に起こる「緊急だがあまり重要では無い事」に多くの時間を取られる、としている。これを減らすには「緊急ではないが重要な事」を自分で定め、自分の自力を高める事が必要だ。

GTD やそれに類するタスク管理技術は、自分が持っている・考えている・与えられているタスクを可視化・分類し、自分がやるべき事は何なのかという物を見つけ出すためのツールとして役に立つだろう。

「その時々でやるべき事」を自分で決められるというのは、人生を自分自身で決めていけるということであり、最終的には「次々降ってくることをやらされる」と言う状態から「次々と自分のやりたいことをやる」と言う状態へ梶を切るための方法の一つになるんじゃなかろうか。

衝動買いを防ぐ「30日ルール」

Posted by yoosee on Clip at 2006-09-19 23:42 JST

*1  Get Rich Slowly » Control Impulse spending with the 30-Day rule

衝動買いを防ぐコツ。要は冷却期間を持つのをルール化するということらしい。
  1. 衝動買いをしたくなった時は常に、無理にでも自分を止める。商品を既に手に持っていても元の場所に戻す。そして店を離れる。
  2. 家に戻ったら、欲しかったものの「品名」「店名」「価格」「日付」を紙に書く
  3. その紙を目に付く所に貼る。カレンダーや冷蔵庫、コルクボードなどが良い (私の場合はコンピュータにテキストファイルとして保存する)
  4. それから3日間は、それが本当に欲しいかどうかを考える。しかし決して買わないこと
  5. 1ヶ月経過後、まだそれが欲しいと言う思いが消えない場合、その時点でようやく購入を検討する
こんなルールを課さないと衝動買いが止まらないというのもどうかしてると思うが…。ま、自分にこういうルールを課しておいて、それでも止まらずに衝動買いしてしまうというのもまた楽しいかもしれない。

*1  How to Save the World: Getting Things Done (GTD): Just Say No to Urgent Unimportant Tasks

例によって Lifehacker のちょっと前の記事 Is that todo really important? - Lifehacker 経由。Datebk6 で思い出したので紹介。
自分自身に問いかけて欲しい。この先の 5年間、もし君が『緊急でも重要でもない用事』を、単純にやらずに過ごしたとき、その結果が一体どうなるか。もし答えが「たいしたこと無いんじゃない?」だったら、君はそんな、時間の無駄遣いでストレス満載で繁雑なだけの用事に「俺はそんな事やらない」と言う勇気(そう、勇気だ!)を持てる。How to Save the World: Getting Things Done (GTD): Just Say No to Urgent Unimportant Tasks
まぁそんなわけで、当り前の事なんだけど「GTD でいくら脳の中身を全部書き出したからといって、緊急でもなければ重要でもない仕事は無駄だからするなよ!」と言うお話。

7つの習慣―成功には原則があった!
4.6 (103レビュー)
この文中で重要な役割を果たしている Urgency と Importance を縦横軸に取った 4分割の表は「7つの習慣」に出てくるもの。これが出てくる第3の習慣では
普段の仕事では緊急だが重要ではない事(第III領域)ばかりが優先され、多くの時間が費される。しかし本当に人生に大切なのは緊急では無いが重要な事(第II領域)にある
としている。緊急では無いが重要な事(第II領域)とは、例えば人間関係を築くこと、体を鍛えること、計画的に学ぶことなど、自己を高めるための行動に当たる。一方の緊急だが重要ではない事(第III領域)とは、例えば電話やメールの応対、会議への出席やルーティンワークのようなもの。

Palm を使って GTD 的な事(Todo の書き出しとレビューの繰り返し)を数年前からやっている身から言うと、GTD のようなアプローチは確実に効果があると思う。ただ一方で、もっと遠い範囲を俯瞰する視点として「7つの習慣」も読んでみて欲しい。出来ればきちんと中の演習を実行してみるのがいい。例えば第2の習慣の「自分の葬式で家族・友人・同僚・自分が属するコミュニティのメンバーから、自分の人格・人生について何と言われたいかを考える」と言う演習などは非常に面白い。

ちなみに第3の習慣で第II領域を広げるための肝は「重要で大きなタスクのすき間に小さなタスクを入れる」だから、多分 GTD は 7つの習慣の達成に役立てられるし、7つの習慣は GTD に基本的指針を与えてくれるだろう。つまり両者は補間しあえるものなんだと思う。ということで、良ければ読んでみてください。

*1  10 Tips for keeping your desk clean and tidy » LifeClever ;-)

Keep your desk clean and tidy - lifehacker.com 経由。書類の散乱する我が机を眺めながら読んでみたが、大部分を占める 1. は GTD 的書類整理術とも言えそうだ。以下、項目とともに簡単なコメントを。
  1. 紙資料の処理系を作り上げる
    レタートレイや書棚を、 Inbox, Incubate box, Action & Tickler file, Current Project rack, Filling cabinet, Dump Box といった区分で用意し、書類の関係するタスクの進度に応じて配置していくと言う書類分類法。GTD に馴染みがある人ならば納得しやすいだろう。
    ただこの部分は自分の使いやすい「書類整理の定型ルール」を持つと言うのが大事なので、超整理法のような封筒の時系列ストックでも構わないと思う。
  2. ポストイットのメモは全て破棄する
    これはそれこそ PDA ないし RTM や CheckPad などを使うといい
  3. 使い終わった印刷物は全て破棄する
    基本中の基本か。ただ会議中に書き込みをした資料は捨てにくい…
  4. 未使用のファイルフォルダとラベルを常備する
    これは 1. を手軽に行うため。
  5. クリーンデスクを習慣化する
    その日の仕事の最後に机を整理して帰ることを習慣化する。自然にやるようになるまでは iCal などのスケジューラにきちんといれておく。
  6. ペンは本当に使う2,3本を除いて破棄する
    3〜5,000円程度のペンを用意して無くさないように使うのがいいかも。
  7. 販促グッズはもらうな
    日本だと加えて玩具付き菓子も含みそうだ。確かに多少見苦しい。ところで販促グッズって schwag と言うのか。辞書にも載っていなかった。
  8. 本は家に持ち帰る
    常時使う本を除いて家に持ち帰る。ただ日本の場合はしょっちゅう転職しない人が多いだろうから、後半のアドバイスは当てはまらなさそうだ。今のオフィスでは概ね共通本棚に置いてある
  9. デスクでものを食べない
    わかっちゃいるけどやめられない…
  10. 写真立ての数は最小限に
  11. 日本人で写真立てを大量に立てている人は殆んど見ないので無視して良さそうだ。欧米のオフィスだと個人のブースに写真立てが大体 4,5個はある
1. の GTD 的整理術を除けば、基本的に「机の上に余計な物を置くな」「用が済んだものは捨てろ」と言う非常にシンプルなアドバイス。これが守れるならばそもそも机は汚れないよと言いたくもなるが、そう言った意味でも、恐らく 5. の「習慣化」が実際には最も大切なところなのだろう。と言うことで私も毎日帰宅前の 5 分はクリーンデスクの時間にするかな。

なお、1 については長いし GTD に馴染みがないと分りにくいので、詳しいところは元 blog を参照。詳しいやり方や PCのフォルダ整理法なども書いてある。

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