人生という暴れ馬を乗りこなす「タスク管理」技術
Posted by yoosee on Clip at 2007-01-07 23:42 JST1 人生はGTDじゃない、のだと思う | 思っているよりもずっとずっと人生は短い。
水のような心を持って、創造的なエネルギーを出しまくりな生き方よりも、わけのわからないことが次から次へと降ってきて、それを避けたり頭から突っ込んだり、ぜんぜん関係のないところに魂の赴くままに寄り道したり脱線したり、そうして波乱に富みつつもなるようになっていく生き方の方が断然よいはずだと確信している。思っているよりもずっとずっと人生は短い。どんな生き方をしようが訳の分からない事が次々起こるのが人生だと思う。GTD やそれに類するタスク管理技術は、単にそうした暴れ馬をどううまく乗りこなすかという技術ではないかと思う。
もちろん完全に GTD だけを人生の主軸にしてしまうと、GTD に追われて無駄な事までなんでもしてしまうと言う状況もありうるが、これは単にツールの使い方を間違ったという話だろう。
さて、例によって 7つの習慣 を引き合いに出す。第三の習慣「重要事項を最優先する」によれば、様々なタスクを「緊急度」と「重要度」で4分割した場合、突発的に起こる「緊急だがあまり重要では無い事」に多くの時間を取られる、としている。これを減らすには「緊急ではないが重要な事」を自分で定め、自分の自力を高める事が必要だ。
GTD やそれに類するタスク管理技術は、自分が持っている・考えている・与えられているタスクを可視化・分類し、自分がやるべき事は何なのかという物を見つけ出すためのツールとして役に立つだろう。
「その時々でやるべき事」を自分で決められるというのは、人生を自分自身で決めていけるということであり、最終的には「次々降ってくることをやらされる」と言う状態から「次々と自分のやりたいことをやる」と言う状態へ梶を切るための方法の一つになるんじゃなかろうか。