*1  【2ch】ニュー速クオリティ: お金のたまる人、たまらない人

私もえらそうな事を言えるほどのお金は無いが、身の周りでも明らかに金の貯め方を知らない人をしばしば見かける。
貯まる人:通帳の残高をみてニヤニヤと笑う人。
貯まらない人:サラ金の限度額をみてニヤニヤ笑う人。(融資可能残高があれば貯金と勘違いする)【2ch】ニュー速クオリティ:お金のたまる人、たまらない人
そんな人もこの辺に気を付ければ貯金が溜りやすくなるのではなかろうかというポイントを幾つかまとめてみた。どうしても宵越の金を持ちたくないという江戸っ子にはお勧めしないが、なんとなく金が無くなるという人は意識してみるといいと思う。
  1. 使徒不明金を減らす
    まずは収支を見える化する。家計簿をきちんと付けるのが一番いいが、メイン口座の明細をきちんと記帳して金の出入りをながめるだけでも意識が変わる。これは「体重計に乗るだけダイエット」や「毎日血圧をはかると血圧が下がる」と言う話にも似ているが、とにかく金の出入りを意識下に置くことが大切。
  2. 原点・収支をプラスに保つ
    お金がたまらない人は、資産がマイナスな状態に慣れてしまっていて、原点を 0 よりも下にしていることが多い。カードの予審額に余裕があるとつい使ってしまう人などがこのタイプ。一度無理矢理にでも±0まで持っていった上で、毎月の収支をプラスに保つことが肝要。
  3. あらかじめ予算を決める
    毎月の給料から大雑把にカテゴリーを作って予算を立てる。例えば住居費・食費・衣料費・交際費・雑費などの予算をそれぞれ決めて月始めに封筒に現金を入れ、1ヶ月をその金額で生活する。始めはあまり無理をしない程度、余らせられるようになったら予算を見直していく。冠婚葬祭や旅行などの非定期イベントは年レベルで予算や特別経費を立てるのも有効。
  4. 用途で財布をわけない
    とかく人は用途によって財布が変わるもの。例えば食料品で10円20円ずつ節約しても、「たまの贅沢」とかいって食事に1万円使ったら、トータルの収支では大きくマイナスになる。用途がなんであろうとも金額は絶対値なので、特に金額の大きな買いもので節約をするのが効果的。5000円のものが100円になっているより、100万円のものが99万円になっている方が有利だし、100円のものを50回我慢するよりも10,000円のものを1回我慢するほうが節約になる。特に「自分へのご褒美」「節約した分をパッと使う」には要注意。
  5. 毎月定額を天引きで貯金する
    毎月サラリーをもらう立場の場合、給与天引きで強制的に貯金するのがお金を貯める一番簡単な方法。預金額は月2万円程度から始め、余裕があれば増やしていく。銀行によっては残高に余裕がある場合のみ貯蓄口座に回してくれるようなサービスもあるが、出来れば完全に毎月定額を強制的に預金する形の方がいい。
もちろん一番重要なのは収入を増やすことなんだよね…。

*1  ポイント還元率に関する正しい理解をしよう

店頭で10万円の商品が「還元率10%」と表示されていれば、1割の値引きと考えて購入している人が多いと思いますが、実際は、ポイントを利用して購入していると、上の(B)のように実質5%も還元されていないということが起こります。家電量販店のポイント還元 賢い貯め方 使い方
このサイトが単なる勘違いなのか意図的な誘導なのかどうなのかはともかく、世間一般にこういう誤解は少なからずあるようだ。結論から言うと、還元率が同じであれば、ポイントを毎回使っても貯めてから使ってもお得度は一緒になる。

上記サイトの例で考えよう。10万円の家電を 2度買う際に、A. ではポイントを貯め、B. では毎回使う。ポイント還元率はどちらの商品も 10% とする。これを買い物後の最終的な状態で比較しよう。
A は 20万円の家電と2万円のポイント(計22万円分)を20万円で手に入れる
B は 20万円の家電と0.9万円のポイント(計20.9万円分)を19万円で手に入れる
還元率は A. 22/20 = 1.1, B. 20.9/19 = 1.1 と、同じ 10% になっている。ここで更に、得られた価値と払った金額の差額を考えてみよう。
得られた価値支払い差額
商品残存ポイント
A200,00020,000200,000+20,000
B200,000 9,000190,000+19,000
一見すると A が1,000円分有利に見えるが、A が10,000円多く払っているのだから当然だ。次回以降の買いものを考えれば分かり易い。便宜のため、次回は A, B とも 2万円の買いものをし、還元率は常に 10% 、ポイントはどちらも全額使うとする。
A は 2万円の家電と0ポイントを 0円で手に入れる
B は 2万円の家電と0.11万ポイントを 1.1万円で手に入れる
初回の買いものを含めた収支の差額を考える。
得られた価値支払い差額
商品残存ポイント
A220,0000200,000+20,000
B220,0001,100201,000+20,100
ということで、この時点では B が 0.01万円(100円)分だけ有利になる。更に次回、Bの持つポイント分の1,100円の買いものをすれば
得られた価値支払い差額
商品残存ポイント
A221,100110201,100+20,110
B221,1000201,000+20,100
と言うわけで 10円だけ A が有利になる。

結論としては、商品とポイントを合計した「得られた還元額」は常に「支払い金額の10%」であり、これは変化しない。つまり「使っても貯めてもお得度は一緒」であることが分かると思う。得られる価値に関してはここまで見てきたとおり、将来の買い物をふくめて考えれば同一とみなせる。

実は厳密に考えれば、1円以下のポイントを切り捨てする場合には貯めた方が有利になるし、切り上げする場合には毎回使った方が有利になる。四捨五入の場合、僅かに毎回使った方が有利だ。とは言えどちらにしても1回あたり1ポイント差の有無であるので通常は無視して構わないだろう。

*2  効率良くポイントを貯めるたった1つのルール

ここまで論じてきたケースでは、どの買いものでも還元率は10%固定だった。しかし実際のビックカメラやヨドバシカメラでは、商品によってやセールの時期によって還元率に 10〜20% 程度の幅がある。これを考慮した場合には守るべきルールはひとつ。「還元率が高いときにはポイントを使わず、低いときに使う」これだけだ。

例として、1000円(20%還元) と 10000円(10%還元) の 2つの物を買う際に、どちらかを先にかってそのポイントをもう片一方に使うというケースを考えてみる。X では 1000円(20%)を全額現金で先に買ってポイントを次回使い、Y では 10000円(10%)を全額現金で先に買ってポイントを次回使う。X の方がここで挙げているルールに沿った買い物になる。
初回発生ポイント次回発生ポイント得た価値支払い総額差額還元率
X1000x0.2=200(10000-200)x0.1 = 9801198010800+118010.9%
Y10000x0.1=1000(1000-1000)x0.2 = 01100010000+100010.0%
と言うことでやはり、先のルールを守った方が還元率が良くなる事が分かる。ちなみ以前は書籍などのポイントが付かないものがあったので、ポイントはそれで使うというのが最も効率の良い方法だった。

*3  もうひとつの問題: 溜っているポイントは誰のものか

さて前述のように、ポイントは(還元率が同じならば)貯めても毎度使っても変わらない。ここで、考えるポイントをもうひとつ増やしてみよう。手持ちのポイントを自分の資産として考えてみる。これ自体は別におかしな発想ではないだろう。

この場合、ある店に2万円分の未使用ポイントを持っている状態は「2万円を無利子でその店に預け入れしている」と同義になる。しかもこのポイントは「その店でしか使えない」「数年後に無効になる(場合がある)」「日本銀行券と比較すれば信頼性が低い(企業倒産のリスクなど)」がある。つまりポイントを貯めるという行為は「リスクは高いけどリターン(利子)は無い貯蓄」と近しい。これを真面目に考慮した場合、先述の還元率の差が無ければ使っても貯めても還元率は一緒なのだから、むしろ毎回使う方がベターだという事になる。

もちろん実際には「貯まったポイントで欲しかったものを無料で手に入れてやった!」と言う快感報酬がある。実際問題として数万ポイント(数万円分)の運用益などたかが知れているということも考慮すれば、貯めるという選択肢が悪いということではない。還元率差を利用するというルールだけを覚えて、あとは好きなように買いものすれば良いだろう。

*1  PASMOのオートチャージは実質ポストペイ

PASMOPASMO のオートチャージは支払いがクレジットカードになるので、実質的には使い勝手の良いポストペイに近い。残高が常時 3,000〜5,000円残るのが微妙ではあるが、どのみち数月先のカード払いになるならキャッシュフロー的には有利だとも言える。

それにしても駅の改札を見ていると、東京メトロや都営地下鉄だけでなく JR ですら Suica / PASMO を使うどころか切符を普通に買う人がまだまだ多い。利便性が二桁くらい違うと思うんだけど、そもそも普段都心の鉄道を使わない層なんだろうか。

*2  PASMOのオートチャージ用に MS Money の口座をひとつ追加

最近は PASMO の開始もあってか Suica/PASMO が利用できるコンビニや店舗がかなり増えているようだ。まだ少ないが、対応の自動販売機まである。これなら PASMO 払いも積極的に使っていこうかなという気分になってくる。元々キャッシュレスが好きなのだ。

ただ単に使うと利用金額が使途不明になりそうなので、MS Money (と Palm の Power Money) に PASMO 口座を作り、オートチャージした際にはクレジットカードから Transfer (口座間引き落とし) 処理する。唯一の難点は、これをやると買いものだけでなく電車賃も 1件ずつ管理する必要があることだが、定期券を使う分にはさほど頻繁に発生するものでもないだろうから目をつむろう。

*1  天才数学者、株にハマる - 数字オンチのための 投資の考え方

天才数学者、株にハマる 数字オンチのための投資の考え方
4.5 (22レビュー)
2年以上前の本だが、今読んでも名著だと思う。特に「理系で株をこれから始めようという初心者」「数字に疎く株の動きの裏付けを知らずに取引をしている人」には是非読むべきだろう。市場というものがどういう仕組みで動くかを、簡単な数学と市場に関わる人間心理や共有知識といった思考実験で解き明かしている。

ところで本書の内容から得られる事を非常に端的に書くと、あまり色気が無い話になってしまう。
  • ファンダメンタル分析やテクニカル分析なんて実際には役に立たない。
  • 株価の振舞は(市場成長率の分だけ全体としては上昇傾向の)ランダムウォーク
  • ランダムウォークを前提とするならば、資産投資ではリスク分散が最重要
これを見て「えぇっ、本当に役に立たないの?」と思った人はぜひ本書を読んでほしい。とこれだけではなんなので、本書の内容を私の理解から簡単に幾つか抜き出してみる。
  • ファンダメンタル分析やテクニカル分析等の効果を考えるときには「平均◯◯銘柄」といったインデックス以上の効果があるかどうかを考えなければいけない。そして実際に比較した場合、インデックスを越える収益をコンスタントに出しつづける事は非常に難しい
  • 過去の経緯・分析は、過去を説明できたとしても未来の市場を予測するものではない。仮に今の株価が過去から現時点までの全ての企業情報を含むと考えた場合、未来の株価は完全にランダムな事象になる
  • 株式市場の動きに関しては、数学的にはランダムウォークないしカオスといった「現実的な未来予測が不可能な問題」となりそうだが、現実には情報伝達の遅延(例えばインサイダー情報と公開情報の時間差)、心理的なフィードバックによる動きなどはある程度の確率で予想できる可能性がある
  • 一方で市場の持つフィードバック機構を利用することにより、情報操作や投資による市場操作は現実として可能である。有名アナリストの分析が「当たる」のも、彼らの発言自体が市場の動きに影響を与えているからだと考えることが出来る
  • そうした特別な情報の入手や市場操作が出来ない普通の投資家の場合、負の相関を持つ銘柄での分散投資や、オプション・ファンド・デリバティブの適切な利用によって取引リスクを軽減することが出来る。要は「ひとつのカゴに全ての卵を入れる」のを避ける
このあたりを考えると、株取引に対するアドバイスとして本書が言っていることは、インサイダー情報や市場操作を除けば極々普通の物になる
  • 単一銘柄に過剰な投資はしない
  • リスクをカバーするポートフォリオをつくる
本書の考え方を突き詰めれば、投資する人間が気にするべきは市場全体(もしくは投資銘柄の業界)の基調が上昇か下降かと言う点のみになろう。つまり投資にリターンを期待するということはインフレを仮定するということであり、デフレを仮定する場合には現金で持っていた方が効率がよい。と言うのはまぁ極常識的にいわれるところではある。もちろんそれを予測すること自体、長期スパンでは容易ではないだろうが。

*1  Amazon.co.jp アフェリエイトプログラムの紹介料率変更

今更なのだが、Amazon アフェリエイトの紹介料プランが 2007年1月から変更になっていた。販売数と料率の割合が変わっていて、かつパフォーマンスプランの商品カウント方法が四半期合計から各月合計に変更されたようだ。また、個別商品リンクによるプレミアムが無くなった。

基本的には変更前とトントンになるようだが、以前に四半期売上数が11〜30点だった人は割を食うようだ。
3ヶ月で11〜30点だった人は従来だと3.25%の料率だったんですが、それが3%に減るわけで、このあたりのアソシエイトメンバーってむちゃくちゃ多いんじゃないかと思います。碧き流星: 【Amazon】パフォーマンスプランの料率が変わる
また 備忘録ことのはインフォーマル | Amazonの紹介料率変更によると、個別リンクによるプレミア紹介料が発生している商品の割合が 25% を越えていた人は、多くの場合でマイナスになるらしい。うちの場合は微妙なラインかな…。

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