省エネを感じない国、アメリカ
Posted by yoosee on Misc at 2007-07-05 12:00 JST1 スコールの後に回るスプリンクラーを眺めながら
最近は毎日のように夕方に大雨が降っているんだが、芝生に水をまくスプリンクラーがそんな豪雨の直後でも動いている。水浸しの芝生に水をまくのは何をどう考えても無駄以外の何物でもないが、スプリンクラーどころか水まきを仕事でしている男性も大雨の直後に何故か普通に水をまいている。恐らくは単純に自動化された仕組み上、もしくは業務契約上そうすることになっているのだろうけど、この国はとかくそうしたあからさまな無駄が目立つ。冷房は24時間付けっぱなしかつ設定温度が 70F(21℃) くらいで、上着が必要な上に外との温度差でやられてしまう。こちらの人は半袖Tシャツで仕事をしているので慣れれば平気なのかもしれないし、分厚い脂肪があるので大丈夫なのかもしれない。食事は普通の日本人ではとても食べきれない程に大量で、それはもう大変な体型の人がダイエット雑誌を読みながら巨大な肉とフライドポテトを平らげ、車でジムに通っている。
どこに行くのも車だというのは地勢的な都合上しかたがないにしても、どう見ても無駄にデカい、燃費の悪そうな車がそこら中を走り回っている。最近ガソリンの値段が上がっているらしく、$3.00/ガロン くらいで「えらい高い」と言っていたが、計算してみると 1 ガロン = 3.785 リットル、1米ドル = 122円としてリッター 96.7円だったりする。充分に安い。
はっきり言って日本がせこせことクールビズだのもったいないお化けだのリサイクルだのやっているのが馬鹿らしくなってしまう。そもそも「省エネ」と言う発想が無いのではないかと思うが、そりゃ京都議定書にサインなんて出来ないよね、これじゃ。