*1  映画をネット経由で配信するVUDU

vuduさて日本の家電は未来だなどと散々書いたが、著作権ビジネスに関しては米国が確実に先に行っているように見える。つい最近のGIZMODOのニュースで知ったのだが、専用のセットトップボックスを使ってインターネット経由で映画を配信するサービス VUDU の HD タイトル数が Blu-rayのタイトル数 (今日時点で1,086) を越えて 1,100 タイトル以上になったらしい。

それと関連してか、米国の家電量販店BestBuyで$200の映画購入代金キャッシュバック付きセールを行っている。本体が$299なので、実質$99でプレイヤーが買える計算だ。タイトルの価格も購入で $4.99-19.99 とこちらの Blu ($20-40程度) より安い上、$0.99-3.99 でのレンタルも設定されており、値頃感が高い。月々の利用料等がないのもポイントが高い。

HD-DVDとの争いに勝ったBlu-rayも最近ようやく安価なプレイヤーが登場しつつあるようだが、ケーブルテレビ経由でのオンデマンドも含め、下手すると利便性で一気にダウンロード配信型サービスに持っていかれてしまう可能性も、少なくとも米国では無いではなさそうだ。

*1  あまりに未来方向に高機能すぎる日本の家電

米国に住んで家電を使っていると、ああこりゃ日本の家電とは全然方向性が違うなと感じる。日本の家電はもう「白物」なんて言葉が似合わないほどにインテリジェント過ぎるのだ。日米で家電のセールスポイントを比べてみよう。

日本の洗濯乾燥機
夜中に使っても大丈夫なくらいに静音
斜めドラムで洗濯物にアクセスしやすく水も少量でOK
お風呂のお湯を利用して水を節約
(エアコンと同原理の)ヒートポンプや低温除湿機能で、乾燥での電気代とCO2排出を削減
オゾンを使った「水無し洗浄」を実現
米国の洗濯機と乾燥機
でかくて安いよ!
冗談じゃなく、まあ実際それ以外にセールスポイントは見当たらない... と思う。ちなみに米国では洗濯機と乾燥機は別々が普通で、スペースとかも考えてないっぽい。操作系もダイヤルをグリッと回して合わせるだけどか、そんな感じ。


日本の冷蔵庫
使いやすいように冷凍室を下に持ってきました
瞬間冷凍で細胞膜を壊さず美味しいまま冷凍
冷媒やインバータ・モーターの改良で10年前の機種と比べて電気代1/3以下
空気循環で脱臭したり、特殊なライトで保存中にビタミンを増量したり
縦長ドアの野菜室で長ネギも切らずに立てて保存
米国の冷蔵庫
でかくて安いよ!
とにかく大きさ第一。機能としては一応、水道管と繋いであって製氷が自動だったりはする。


日本の電子レンジ
中上位機種ではターンテーブルはとうの昔に無くなった
温度センサーで食べ物を自動判別、むらなく温める
オーブン機能搭載機種も多数
自動調理機能を使えば煮物やシチューもOK
高熱水蒸気を使ってヘルシーなクッキングもできる
米国の電子レンジ
1200Wであっという間に加熱するよ!
米国の場合は七面鳥が焼ける程度のオーブンは、ある程度のキッチンだと付いてるというのはあるかもしれない。そもそも電子レンジ自体、普及したのは実は割と最近らしい。一応 defrost (解凍) もあるけど、あまり当てにはならないし、途中でひっくり返したりする必要もある。


エアコンや食器洗い乾燥機なんかもコンセプトが全く違うし、トイレなんて日本のは蓋は自動で開くわ便座は暖かいわ水で洗われるわ音楽までなるわで友達の英国人はビビってトイレから戻ってきてた。用途別調理器具が充実していたりするのを見るに、基本的に「1家電1機能」と言う思想なのかと思う。
そしてそもそも「省エネ」と言う概念を感じない。「グリーンエナジー」とか、作る方はなんかこだわりある人もいるんだが、使う方にはなぜあんなに無頓着なのか。掃除機だけは iRobot Roomba のある米国の方が未来っぽいかも。軍事転用だけど。

欧州はどんな感じか知りたいところだけど、日本家電のありえないほどの「未来」さが一番のセールスポイントになるような国は、今の時点で日本以外にあるんだろうか。家電Watchなんてジャンルが成立するのは日本くらいじゃないか。そう言う意味では日本はありえないほど未来の国であるとも言える。

*1  Over 2 million Centros sold! - The Official Palm Blog

(恐らくは) Credit History の関係で iPhone がまだ買えずに悲しい思いをしている妻(と私)だが、そんな経緯でAT&Tのショップに寄ると、30分程度の待ち時間の間に高校生くらいの女の子が Palm Centro を購入していく姿を 2 人も見かけた。実際街を歩いていても、外見年齢10代から40代過ぎまでCentro を持ち歩いている女性はとても多い。

まあ正直言ってこっちの携帯電話はショボい。日本のケータイがガラパゴスだのなんだの言われているが、少なくとも一般に出回っているケータイのレベルは日本に及ぶものではない。軽く4,5年は遅れている。(SMS以外の)Eメール、モバイル向けウェブといった日本のケータイでは基本過ぎる機能ですら、きちんと搭載された端末はさほど多くない。

もちろんスマートフォンや一部のBlackberryといった高機能なモバイルデバイスはそれなりの種類があるのだが、高機能な分だけ購入価格も維持費も高く、サイズも普通のケータイと比べてかなり大きいものが多くなり、使い勝手も悪かったり習熟が必要だったりするなど、ティーンが気軽に使うには難しい端末が殆ど。値段とサイズの点で言えば iPhone も事情はさほど変わらない。

そんな中で、価格も$99と安く、普通のケータイレベルの大きさ・重さで、SMSだけじゃなく普通の電子メールやIMが使え、Webブラウザもそこそこ(英語圏なら)ちゃんと動作し、カメラもBluetoothもタッチスクリーンもQWERTYキーボードも搭載しており、普通に使うなら操作も簡単で動作も軽く、ゲーム等のアプリを追加することも出来る PalmOS 搭載のスマートフォンである Centro は「普通の米国ケータイよりましな機能が欲しい非スマートフォンユーザ」には非常によくマッチしているようだ。

実際に Centro 購入者の 70% は非スマートフォンユーザ と言う数字もあるようで、つい先日には販売も200万台を突破した。この4ヶ月間で+100万台売れた計算になる。恐らくはまだしばらく売り上げが伸びるだろう。

日本でも売れる要素はかなりありそうには感じるので是非販売して欲しいものだが、米国と違って非スマートフォンユーザでも十分高機能な端末を利用している上に、iPhone と同様に絵文字メールや着メロ、おサイフと言った辺りが障害になりがちな日本ではやはり少し難しいのかもしれない。

*1  Insignia 22inch class 720p Widescreen Flat-Panel LCD HDTV

半分買い物日記みたいになっているが、先日こちらで Insignia というブランドのテレビを購入した。Insignia 22inch class 720p Widescreen Flat-Panel LCD HDTV というやつで、720p ハイビジョン対応の22インチ液晶テレビで$399。更に大きな画面のものも日本と比べれば割と安く買えるのだが(例えば42インチ1080p LCDで$1,000前後)、日本から37インチのREGZAを送っているのでさほど大きくないのでもいいかなと。かつこのテレビの良い点は、PC用モニターとしての利用が想定されているところ。720pというスペックなのに解像度が1680x1050になっていて、D-SUBの入力もある。DVI入力端子は無いが、HDMIがあるのでそっち経由で繋げるんじゃないかと思う。

同じクラスの液晶ディスプレイをDellで探すとDELL SP2208WFP が$319。Insignia の方は基本がテレビだけあって視野角も広いし(TNぽいけど170°あるからまあ十分)、HDMI、Component, Composit 入力とテレビ用の同軸入力とチューナー(CableもOK)が付いているので、そう考えるとなかなかお買い得。液晶の質もまずまずで、特に不満は無い。

このInsigniaはBestBuyと言うこちらの電化製品販売チェーン店のプライベートブランドなのだが、ちょっと調べてみると、日本でもリーズナブルな価格で薄型テレビを販売しているバイデザインがOEMしているものらしく、同社は他のストアでもPVでOEMしているらしい。日本でも似たようなモデルのLW-2230DHKと言うのが出ているが、日本では売れているんだろうか。

*1  備え付けの(日本基準では)巨大冷蔵庫

GE Refrigerator GTS22KCPBB全米的な事情は知らねど、この辺りの家を借りると大きめの家電は殆どが備え付けになっている。うちも例に漏れず、洗濯機、乾燥機、食器洗浄器、オーブンとレンジ(全て電気でガスは基本的に無い)、電子レンジ、冷蔵庫といった家電が備え付けになっていた。

今回話題にする冷蔵庫はGEのGTS22KCPBBというモデル。これも例によって巨大な冷蔵庫で、冷蔵が15.38ft3(435L), 冷凍6.35ft3(180L)と言うものである。冷凍庫の左上には、どうやら自動製氷機のようなものが付いているが、どこを見渡しても水を入れるようなタンクがない。
日本でも自動製氷機付き冷蔵庫を使っていたが、水をタンクに入れると勝手に氷を作ってくれると言うたいへん便利なものだった。もしかしてタンクだけ損失してしまったのだろうか。と不安になりながら「大家さんに相談するか…。もしかしてGEのサイトでタンクだけ売ってたりするかな」と、Webのスペックを見てみると、アクセサリに「GE SmartConnect Refrigerator Tubing」なるものが。ん? Water Line Installation とはなんぞや? 水道管から冷蔵庫に水のチューブをつなぐ工事??

という訳でよく読むと、こっちの冷蔵庫は水道管から水を引っ張って製氷機があふれるまで自動で氷を作ってくれるのであった。スイッチを入れて一晩経ったら確かに溢れんばかりの氷が溜まっていた。えぇ、この国で自分で水を補充するタンクなんていう手間のかかる仕組みを想像したのが愚かでした。

ちなみにこっちだと、冷蔵庫の外側にボタンひとつで氷がガラガラ出てくるアイスディスペンサーが付いているモデルも多くて、そういうのだと確かに自分でタンクに水を補充して、なんて面倒でやりたくないよなと思わないでもない。便利っちゃ便利なんだけど、水道水の氷が嫌な人はちょっと困るかもなぁ。

Hampton Inn. の朝食

Posted by yoosee on Misc at 2007-07-05 12:00 JST

*1  Hampton Inn. の朝食

Hampton Inn. の朝食ホテルの朝食ってどんなものなのか聞かれたので写真を参考に。Hampton Inn. は米国の別の街でも泊まったが、朝食は基本同じだった。トーストやベーグルなどのパン、ビーフのパテやソーセージ、卵などの温かい食べ物が日替わりで数パターン出てくる。他にコーヒー、牛乳、ジュース、シリアル、ヨーグルトなどを自由に取れる形式。頼めばテイクアウトのちょっとした小袋も貰えるようだ。これが無料なのはうれしい。

ホテルによっては朝食は無いか中のレストランで $10 以上取るパターンになるので、前日のうちに軽食をコンビニで買っておいたり、夕食の店で余った分をテイクアウトする。そうした手間が無いだけでもありがたいことだ。飽きるけど。

Hampton Inn. のベッドついでに部屋のベッド。米国の($100前後の)ホテルのベッドは大体こんな感じで 1人用でもキングやクイーンサイズ。部屋は大体が複数箇所の間接照明のみで、テレビとデスクが置いてあるのが標準的。

省エネを感じない国、アメリカ

Posted by yoosee on Misc at 2007-07-05 12:00 JST

*1  スコールの後に回るスプリンクラーを眺めながら

最近は毎日のように夕方に大雨が降っているんだが、芝生に水をまくスプリンクラーがそんな豪雨の直後でも動いている。水浸しの芝生に水をまくのは何をどう考えても無駄以外の何物でもないが、スプリンクラーどころか水まきを仕事でしている男性も大雨の直後に何故か普通に水をまいている。

恐らくは単純に自動化された仕組み上、もしくは業務契約上そうすることになっているのだろうけど、この国はとかくそうしたあからさまな無駄が目立つ。冷房は24時間付けっぱなしかつ設定温度が 70F(21℃) くらいで、上着が必要な上に外との温度差でやられてしまう。こちらの人は半袖Tシャツで仕事をしているので慣れれば平気なのかもしれないし、分厚い脂肪があるので大丈夫なのかもしれない。食事は普通の日本人ではとても食べきれない程に大量で、それはもう大変な体型の人がダイエット雑誌を読みながら巨大な肉とフライドポテトを平らげ、車でジムに通っている。

どこに行くのも車だというのは地勢的な都合上しかたがないにしても、どう見ても無駄にデカい、燃費の悪そうな車がそこら中を走り回っている。最近ガソリンの値段が上がっているらしく、$3.00/ガロン くらいで「えらい高い」と言っていたが、計算してみると 1 ガロン = 3.785 リットル、1米ドル = 122円としてリッター 96.7円だったりする。充分に安い。

はっきり言って日本がせこせことクールビズだのもったいないお化けだのリサイクルだのやっているのが馬鹿らしくなってしまう。そもそも「省エネ」と言う発想が無いのではないかと思うが、そりゃ京都議定書にサインなんて出来ないよね、これじゃ。

*1  大量のアメリカン料理を複数人数でシェア

何度も書いているように米国では大抵の店で日本で期待する量の 2倍以上が 1人前として出てくるので、1人1皿なんてとても食べきれない。太らないためには残す勇気が必要なのだけど、ならば逆手を取って(?) 2人で 1皿をシェアしてしまえばいいと誰でも思うだろう。とは言えそれもちょっとなぁ、と躊躇してしまうのが人情というもの。

今日は現地の人が「いやー別に大丈夫ですよー」と言ってくれたこともあり、9人で 5皿というシェアにチャレンジしてみた。イタリアンでパスタを中心にした注文で、結果としては予想通りというかこれでもちょっと多いかなと言う感じで、充分に足りる量だった。

食べ物の値段で 1人 $10 ちょい程度になってしまったのであまり店の人にはいい顔をされなさそうだが、少なくとも今日の店の店員は笑顔で処理していただいた。その分チップは多めにしておいたが、こういうシェアも(もちろん店が喜ぶはずは無いが)タブーというわけではないようだ。店によっては最初に 1人 1皿を要求してくる所もあるので、そういう時には諦めるしかないけど。

*2  クレジットカードで割り勘

ご存知の通りアメリカでは現金よりもクレジットカードで支払いすることが圧倒的に多いが、割り勘の際には各々分の支払いに現金を使うことが多かった。しかし実はクレジットカードを何枚も出して割り勘というパターンが普通にできるらしい。例えば $171 の会計にチップを 15% ちょい付けて合計 $200 としたところに、クレジットカードを 5枚出して「4枚に $30、残り1枚に $80 を付けて」と言うお願いも意外とすんなり処理してくれた。複雑過ぎると計算を間違われたりすることは良くあるようなので、サイン前の値段チェックは忘れずに。日本ではこういう光景を見たことが無いが、普通にできるのだろうか。

ではアメリカ人は毎度こういう割り勘をしているのかと聞くと、レストランでは割と適当に「ここは私が」的にまとめて払ってしまうことが多いらしい。そもそもが帰りに皆で飲みにいくというカルチャーが無いということもあるのだろうが。

米国のモバイル事情をつらつら

Posted by yoosee on Gadget at 2007-06-26 12:00 JST

*1  スマートフォンの流行具合

これは結構昔からだが、やはり特にビジネスマンぽい人では Blackberry を使っている人をよく見かける。Treo もユーザを数人見かけた。まじまじ眺めているわけでは無いが、ちら見する限りでは基本的に email や SMS でテキストメッセージのやりとりをしている人が殆どのようだ。日本のようにゲームをしている人は殆ど見かけない。

*2  どこでも電話をする

米国では基本的に電車で電話をするのがマナー違反と言う認識は無いので、電車でも普通に電話をしている人が少なくない。耳に引っかける小さな Bluetooth ヘッドセットを使って頭の横を青く光らせながら会話している人も、珍しくない程度には見かける。

*3  こちらのノートPCというかラップトップ

日本でいわゆるモバイルノートと呼ばれているような 1kg 前後のノートPCを使っている人は殆どおらず、空港や喫茶店などでモバイルで使っている人でも、どうみても 3,4kg はありそうな大型の Dell や HP を使っている人が目立つ。これが普通だからこそ Foleo みたいな話が出てくるのかもしれない。

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