テレビチャネルの選択肢はもっと多様であるべきだ
Posted by yoosee on Clip at 2007-08-22 22:00 JST1 Life is beautiful: テレビ番組の低俗化に関する一考察
現時点で光ファイバー配信が一気に普及すると帯域が足りなくなる気がするので個人的には VOD 以外は BS/CS の方がいいんじゃないかと思うけど、それはたぶん解決可能な話ではあるし本題じゃないのでさておき。放送のIP化を進める上で最も大切なことは、地デジの再配信なんかではなく、放送のオープン化、つまり光ファイバーを使うことにより「限られた電波帯」の呪縛から逃れ、誰でも自由にどんなコンテンツでも光ファイバーを通して放送できる仕組みを作ることではないだろうか。Life is beautiful: テレビ番組の低俗化に関する一考察うちはそれこそ Bフレッツ経由でテレビ配信する 4thmedia に契約してからは、ほぼ Discovery Channel, Animal Planet, National Geograpic Channnel しか見なくなった。例えば
こういう番組が選択肢にあるというだけで心が豊かになるというもの。絶体絶命の検証 海や密林で遭難し、生還した人がどうやって絶対絶命の状況を生き延びたかを検証する。例えば海難事故のケースではエキスパートが実際に救命ボートに乗り、真水の得方や食糧の調達方法、体温の調整方法や船舶発見時にいかに自分の存在を知らせるかといった事を学ぶ。
現行の地上波の番組が悪いとは言わないが(低俗だろうがなんだろうが見る人が多いからそうした番組を流すのだろうし、基本的に見てない私が批判する類のものでもない)、少なくとも今の地上波は番組の選択肢が少なすぎる。テレビがそれほど大切で地デジ化に何千億円と言うコストを注ぎ込む必要がある程のものだというのならば、むしろもっと視聴者に番組の選択肢を与える方針にすべきだろう。参入障壁をむしろあげる方向の現在の政策が健全とはとても思えない。
マルチチューナのHDDレコーダが普及し、ユーザが自由に好きな番組だけをつまみ食いできるようにテレビの見かたが変わってきている現代では、なおさら多様性は求められるんじゃないだろうか。方法はファイバーでも衛星でもいいので、安価に多様な番組を流す方向に方針を転換できないものなんだろうか。