*1  Shiatsu - Wikipedia

米国にいて一番良く見る日本語は? と聞かれたら、これは間違いなく SUSHI じゃなかろうか。例によってヘルシーと言うことになっている日本食の人気は相変わらずそれなりに高く、どのショッピングモールを見ても1軒くらいは Japanese をうたった店がある。その大半は中華やタイからの転向組だったりして「どこに日本食が?」と思うことも少なくないが、それでもカリフォルニアロールを中心とした SUSHI だけはまずメニューにあるし、店によっては握り寿司もそこそこ置いてある。味もまあ SUSHI だと思えばそれなりに美味しい。

では「二番目に良く見る日本語は?」と言われると、少なくとも私の生活圏内では SHIATSU (指圧) なのである。そう、あの指でグイッとツボを押すあの指圧だ。数年前はさほど目立たなかった気もするので、これは最近の流行りなのかもしれない。massage ではなく shiatsu という日本からの言葉で商売されているというのが面白い。

実際大きめのモールを歩くと、1軒か2軒程度は所謂「てもみん」的な SHIATSU コーナーがあり、15分10ドル程度でハンドマッサージをしてくれる。また日本だとよく温泉地にあるようなコインで動くマッサージチェアもかなり良く見かける。

Target や Bed Bath & Beyond といった日用品を販売しているスーパーでも、最近は SHIATSU クッションなるものがよく売られている。つい先日うちでも安売りしているのを見かけて1つ買ったが、温熱付きの回転する四つ玉と言う感じでなかなかよく出来ている。もう少し大きい椅子に敷くようなタイプもあるし、日本で売っているようなマッサージチェアも取り扱い店があって、大手家電店では日本と同じように試用している人もそこそこ見かける。

肩がこるなんて日本人だけかと思っていたが、やはり同じ人間である以上、欧米人の肩もこるらしい。しかしそもそも肩コリなんて概念自体が無かったであろう欧米人にそれを持ち込んでしまったというのは、なんだか悪いことをしたような気がしないでもないような。

( Permalink | Comments (2) | tags: health  usa  )
Comments
1. ただただし at 2008-12-29 19:32
「欧米には肩こりという概念がなかった」というのは本当なのかなぁ? 最近、都市伝説じゃないかと思い始めてるんだけど。なにしろ伝聞しか見たことがない。
2. yoosee at 2008-12-29 22:32
サンプル数が少ないのでなんともいえないけど、肩こりという概念を知らない欧米人にはそれなりに会ったことがあるんですよね。一応英単語だと stiff neck とか stiffness という風に表現するらしいし、SHIATSUがそれなりに流行っているのを見ると悩まされていなかったわけではないんでしょうが、ポピュラーじゃなかった可能性はあるんじゃないかと思います。

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