*1  Sharp To Cease Production Of The Zaurus Line - Pocket PC Thoughts

Linux Zaurus がこの 2月に生産終了になると言う話題が PocketPC Thoughts に掲載されていた。
Sharp is ending production of it's line of Linux Zaurus PDAs in February. Sharp To Cease Production Of The Zaurus Line - Pocket PC Thoughts
ニュースソースがわからないのでガセかもしれないし、CLIE の時のように日本では多少事情が違うかもしれないが、Linuxザウルス終焉の噂自体はしばらく前からあるので生産終了がそう遠くないのは事実な気がする。

あれほど「小さくて完璧に近い Linux 端末」は無かったので非常に残念だが、そこに魅力を感じる人は多くなかったのだろう。せめて無線LANとBluetoothを搭載した小型軽量モデルを出してからにして欲しいかったと切に思うが、そうしたニーズはスマートフォンに食われたということか。W-ZERO3 が Linux ベースだったならなぁ…。

Linuxザウルスは終焉?

Posted by yoosee on Gadget at 2006-11-20 23:42 JST

*1  MOBILE DAILY NEWS blog版 - 曇り。ザウルスの終焉?

SHARP パーソナルモバイルツール Zaurus SL-C3200SHARP の中の人に以前なんとなく聞いたけど、やはり Linux Zaurus 部隊は解散しているらしい。
この春にザウルスの部隊は,3分割され,電子辞書,携帯電話,W-ZERO3の部隊に別れたらしい。少なくとも現状では新製品とかいった話は皆無なようだ。MOBILE DAILY NEWS blog版 - 曇り。ザウルスの終焉?
W-ZERO3 のような、 Linux Zaurus とハードウェアのノウハウは共有しつつも OS が違う なんてものが出た時点で予測されたことではあるし、最近の機種を見ても電子辞書化するくらいしか売りは無いのかと悲しい気分になっていたところだけど、特に pdaXrom を入れた時の「小さくて軽くて持ち歩ける完璧な Linux 端末」と言うのが無くなるのはとてもさみしい。
先ほどからFirefoxが使えることがよほどうれしいことのように書いてますが、これ、すごいことなのですよ。PDAで、PC版のブラウザが動作するというのは、滅多にお目にかかれないことなのです。素人サーバ管理者のボランティア業務日誌
Firefox もそうだが、普通の Linux で使える terminal, openssh, zsh, screen, w3m, vim, emacs といった CLI から、 sshd や apache のような各種サーバプロセス、ruby や perl などの開発環境まで簡単に構築できたと言うのは白眉だった。確かに一般受けはしなさそうだが…。

出来るならば「可能な限り小型」「メモリ潤沢」「802.11b/gとBluetooth搭載」な機種を最後に(もちろん最後じゃなくても)出してほしいところだけど、今年の3月に出た SL-3200 が最後のモデルになってしまうのだろうか。W-ZERO3 はそれはそれで面白い端末だし、Papyrus のような高機能電子辞書もすごいとは思うのだけど、Linux Zaurus と言うマニアックで好き放題にいじれるデバイスが消えるとしたら寂しい限りだ。

pdaXrom 1.1.0 beta2

Posted by yoosee on Gadget at 2006-03-07 23:42 JST

*1  pdaXrom 1.1.0 beta2

pdaXrom の新版 1.1.0beta2 が 3月 7日付で出ていた。
1.1.0beta2 available for Zaurus SL-C7x0/C860/7500. Kernel upgraded to 2.4.20 and sharp mmcsd driver replaced with opensource altrernative.
kernel が上がってるのか。しかし 2.4 の最新版は 2.4.32 なのだが、2.4.20 なのはどういう理由なのだろう。それと floating error 問題は解決しているだろうか。なお Forum の書き込み によると、SL-C7xx では CF スロット関係でフリーズする事象が出ているようだ。時間もないのでしばらくは様子見。これも kernel version が上がった影響だろうか。

*1  emacs22 for pdaXrom

emacs22 for pdaXrom も update していただいたようで大変ありがたいが、floor error は元のまま。このエラーはカーソルの点滅程度でも頻発するので厄介だ。例えば display-time を実行すると
Debugger entered--Lisp error:
(range-error "floor" 192460.0 1.4501223522371425e
  floor(192460.0 1.4501223522371425e-306)
    timer-next-integral-multiple-of-time((17124 14383 192460) 60)
    run-at-time(t 60 display-time-event-handler)
    display-time-mode(1)
    display-time()
    call-interactively(display-time)
    execute-extended-command(nil)
    call-interactively(execute-extended-command)
のようなエラーが出る。emacs21 では出なかったと思う(気のせいかも)。

*2  SL-C750/C760関連 ソースコードダウンロードのページ

コメントでkernel math emulation の問題じゃないかと言われたので見てみることに。pdaXrom の kernel version は Linux zaurus 2.4.18-rmk7-pxa3-embedix #1 (2005-05-15) なので、一応 ezaurus.com で配られているものじゃないかと思われる。持ってきた v2.4.18-rmk7-pxa3-embedix から arch/arm/def-configs/husky-j を読み込ませて make menuconfig を見てみると
--- At least one math emulation must be selected
 <*> NWFPE math emulation
 < >Fast FPE math emulation (experimental)
というものが入っている (CONFIG_FPE_NWFPE=y) ので、kernel Math Emulation は入っているようだ。そうするとやはり emacs22 側に問題があるのかな。

*1  バスタード! オンラインRPG

テクモというのが鬼門な気がするが、まともなゲームになるんだろうか。どのみち MMORPG は立ち入ったら帰れなくなる自信があるので私はやらないんだけど。

*2  Rubyist Magazine 0008号

0007号が出たのはつい此の間だった気がするのに…。今回インタビューの akr さんが作っている HTree はこの blog の template engine だったりするわけで、興味深く読ませていただいた。他の記事だと Python 記事や正規表現と構文解析あたりが興味深い。YARV Maniacs はあまり良く知らない分野なので新鮮だな。

*3  OSSコミュニティの「日本病」

コミュニティと言うよりは「日本○○ユーザ会病」かな。横たわるのはやはり英語の壁と言うか英語を壁だと思っている日本人一般のメンタリティと、狭い村でお山の大将になりたがる人がどこにでもいるという現実なのかもしれない。OSS に関わっていれば、それがコミュニティの一員と言うのは至極もっともなのに、そこで垣根を作りたがる人が多いのは何故なんだろう。

pdaXrom の arm cross compile と ipk 作成

Posted by yoosee on Gadget at 2005-07-21 23:42 JST

*1  Debian 上に cross compile 環境をつくる

pdaXrom のサイトから 1.1.0RC9 SDK を持ってきて展開。ドキュメントでは /opt に展開しろ等と書いてあるが、もちろん path さえちゃんと設定されればどこに置いても構わない。展開ファイルに付いている opt/arm/runzgcc-vfp.sh は LD_LIBRARY_PATH 等が一部うまくないので BASEDIR 等を併せて適当に修正して実行。あとは普通に source code を make する。compiler や architecture の指定などは configure で色々指定するか、面倒ならば Makefile の CC, LD あたりを gcc から armv5tel-linux-gcc にしておけばいいようだ。

*2  ipkg を作る

ipk は deb 形式を手本とした単純な tar.gz ファイルらしい。zaurus-ja.sf.jp のドキュメントを参考に構築するが、ipkg-build の中で tar の --exclude がどうもエラーを吐いてくれるので、手で tar して作ったら、control.tar.gz 等を ./control.tar.gz と ./ 付きで tar しなければならないのに気付かずにしばしはまる。それ以外は概ね簡単。

Debian arm の deb を dpkg -x で展開して ipkg 化と言うのも試みたが、まぁ概ねうまく行くんだがライブラリの依存関係とかで結構面倒くさいことになることも多いみたい。chroot debian をそのまま使う手もあるけど、本体メモリだけに収めるには容量的に厳しそうだし、適当に re-package した方がいいかも。

ところで ipkg は上書き、競合といった条件は見てくれていないらしく、A, B で同じファイルを使っている場合は、例えば A をremove すると B に必要なファイルも警告も何も無しで消えてしまうので注意が必要。

*3  emacs の cross compile に挑戦するも...

emacs の cross build に挑戦したが途中で詰まった。神木さんの記述 によれば、emacs を作るには、temacs を build した後に temacs による dump 処理を実行する必要があり、つまり arm の temacs を実行しなければならないので i386 だけで完結して処理が出来ない。どうするかと言うと i386 host-native と arm の binary を同時に build していき、temacs の処理は arm native な環境に object と temacs を持ち込んで (nfs で持って行くのが簡単そう) dump する必要があるらしい。やり方が分かれば難しくはないんだが、どのみち面倒くさいから延期。

*4  入れたもの

firefox, mrxvt, x11vnc, gaim-ja, xchat, imagemagick, screen, lv, sed, grep, nkf, ruby, w3m, mutt, isync, uim, anthy, jfbterm, wwwoffle など。mrxvt は multi-tab で使える rxvt で、もちろん日本語も通る。uim-xim からの日本語入力が効かないのが困るが、設定がまずいんだろうか。しかし terminal 上で screen, zsh, w3m, emacs 辺りがあれば生きて行けそうな私は実は X 無しで jfbterm を使っていればいいんではないかという疑念もある。

pdaXrom 今日の雑感

Posted by yoosee on Gadget at 2005-07-20 23:42 JST

*1  pdaXrom が NIC の抜き差し後に固まる?

今日はあまり遊べていないけど、どうも Plannex の CF-100TX を使った後にカードを抜いて suspend すると、キーボード入力が効かなくなる気がする。X もおかしくなるような。forum の Zaurus UI Freeze after long suspend と言う topic が割と近い現象な気がするけど解決方法は無し。とりあえずは X を殺せばいいっぽい。しかしこう言う「NIC or WLAN PCMCIA の抜き差し後に〜が固まる」なんて話題は昔の Linux だと良くあったなぁ、などとと思うと懐しいような。

*2  /proc/cpuinfo

XScale PXE255 は 397 bogomips もあるのか。この間まで使っていた MURAMASA は 400bogomips 程度しかなかったような…。体感的には大分遅く感じるのはやはり XScale の限界なのか。しかしここ数年、Intel の PDA 用プロセッサって殆んど進化してないんだな。ニーズがないのか消費電力的に難しいのか。

*3  非 root 権限出使うことでの不具合

一般ユーザ(uid 1000, gid 100)で使ってみているが、SDスロットの /mnt/card にアクセス出来ないとか、Matchbox の設定を変更すると画面がおかしくなるとか、微妙なことが多くて辛い。一方で root で使っていると gaim や xchat が「root で使うなんて非常識だよ!」などと、至極もっともな主張をしてくれるわけなんだが。どうしたものやら。

SL-C760 + pdaXrom 1.1.0-RC10

Posted by yoosee on Gadget at 2005-07-19 23:42 JST

*1  SL-C760 に pdaXrom を入れる

pdaXrom + Firefox始め 1.0.5 を入れようとして失敗したのを除けば簡単にインストール完了。Fix Sharp loader NAND 64MB limit して / は 121MB にしてある。インストールに使ったのは pdaXrom 1.1.0RC10 と言うバージョン。殆んど Garbage design Works BLOG の記載の通りなので詳細は省略。このへんも参考に、日本語もちゃんと見えた。
見た目はデフォルトの Qtopia より好みだな。ipkg って feed を足すと apt-get 的に使えて便利なんだな、とか今更知る。xterm がそのまま立ち上がったりして笑えるし、firefox も動く。firefox はサイズが 12MB 程度もあるし動作も流石に重めで、当然ながら画面も狭いんだが、でも CSS や JavaScript を含めてきちんと動くのが感動的。

*2  Private Linux Zaurus Packages for Emacsen

Emacs や screen や wwwoffle 等の ipk が置いてあってが素晴らしいと思ったんだけど、これは基本的に pdaXrom 用じゃないようで /opt/QtPalmtop/ 以下に入れられてしまうようだ。emacs22 for pdaXrom はあるが、time 関係の機能、例えば (display-time) を使うと
Arithmetic range error: "floor", 1.0e+INF
と言うエラーが頻発する。やはり不便だから自前の cross build 環境を作らないと... などと遊ぶ時間がもう少し欲しい。

*3  アカウントは root で使うもの?

X 起動後にもシステム設定ファイルを変更する GUI 等があるので、基本的に pdaXrom 自体、常に root で使うものなのかな、などと思う。ネットワークにも繋がって sshd も動いているので、root で使うのは結構気持ち悪い。一般ユーザのアカウントも普通に作れるし sudo も使えるんだけど、GUI でのシステム設定は gnome-sudo みたいな仕組みが別途必要なのかも。ともあれ一般ユーザで普通に使えるか試していくか。

リナザウいじり

Posted by yoosee on Gadget at 2005-07-06 23:42 JST

*1  今日のリナザウ

Planex の 100Base-TX CFカード CF-100TX が手元にあるので刺してみると、何もしなくても問題無く認識。とりあえず sshd を起動して外から入ってみる。うーむ、見事に Linux だ。screen とか w3m とか emacs とか vim とか ssh とか色々問題無く動くのを見るのは結構感動。

*2  CF型 無線LANカード

今どきで家電店で扱っているのは Plannex の GW-CF11X (60.5mm) 程度なのか? 少なくともビックカメラにはこれしかなかった。他店でも IODATA WN-B11CFZ (61.5mm) があるくらいか。しかしどちらも出っ張りが大きい。IODATA なんて昔は 52mm のカードもあったのに、何故に後継機種がこんなにでかいのか。WLI-CF-S11G (58mm) を空港で無くしたのが痛いな。ここまで廃れるとは思わなかった。

ところで鉄筋のマンションでも壁越しにそれなりに使える 802.11b/g のアクセスポイント/ルータって何が良いんだろう? AirExpress も欲しいんだけど電波が弱いらしいしな。

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World Wide Walker は yoosee による blog です。PDA, Web・サーバ技術, 美味しい食べ物などの話題を取り上げています... read more

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