SHARP のサイクロン掃除機 EC-BP2
Posted by yoosee on Gadget at 2005-02-24 23:42 JST1 SHARP EC-BP2
2ch - サイクロン掃除機 PART10 や 価格.com の情報 を参考に、SHARP のサイクロン掃除機 EC-BP2 を購入。新製品の BP3 が出ているが、サイクロンとしての性能は BP2 の方が良さそうで、国産掃除機できちんとゴミを遠心分離するサイクロン構造になっているのはこの機種くらいしかないようだ。ビックカメラで 29,800円(ポイント10%)で購入。さっと使ってみての感想は、やはり吸引力の強力さが素晴らしい。絨毯に掃除機をかけてみて、あまりのゴミの取れ具合いに驚かされた。使い勝手としてはヘッドが根本から 90°回転するので狭い場所も掃除しやすいし、ベンリブラシも便利に使える。ワンプッシュでゴミ容器が外せ、水洗いも出来るのでゴミ捨てが楽なのが使いやすい。後はくだらない事だけど、透明容器なのでゴミがたまるのが外から見えるのは掃除をしていて少し楽しい。
2 掃除機の真実
Dyson がそう言う TVCM をやっていて、Webでも掃除機の吸込み仕事率劣化比較を出している。これだけ見ると常に 100% の性能が出る Dyson が圧倒的に良さそうで、国産サイクロンでは EC-BP2 がなかなか健闘している。但しこの図には罠がある。Dyson の場合は元の仕事率が 250〜300W 程度なので、最大吸込み仕事率と言う点では国産掃除機(500〜600W)の半分以下程度しかない。つまり Dyson のグラフで 50% 程度に性能が落ちている時点でやっと Dyson が優位に立つわけで、単純に常に Dyson が優位とは言えない。もちろんサイクロンによる排気のクリーンさなどのメリットはあるので、単純にこれだけで比較するのも違うだろうし、常時 500W 以上の吸込み仕事率が必要と言うわけではないだろうが、ともあれ「吸込み仕事率」と言う点のみで比較した場合には Dyson が必ずしも優位な訳ではない気がする。
そう思っていたら、価格.com の情報 に吸込み仕事率の比較グラフを載せてくれた人がいた。Cyclone と 紙パック 機別で、ゴミ吸引量に対して低下割合ではなく仕事率(W)を縦軸にして見ている。なかなか興味深い。Dyson は排気音が大きくヘッドの使い勝手が今一つ、価格も 5〜8万円程度と高額と言うデメリットもある。一方で国産サイクロンの殆んどはサイクロン機構が働いておらず、吸引力が線形に落ちる機種が殆んどというのは確かに真実のようだ。