日本のスマートフォン市場は世界トップレベル?
Posted by yoosee on Gadget at 2006-10-11 23:42 JST1 2006年上半期のスマートフォン出荷台数は75.5%増加、日本がけん引 / デジタルARENA
世界のスマートフォン市場の 1/3 は日本で販売されているとの記事が出ている。スマートフォンは、日本での伸びが著しく、前年比153%増の1160万台に達した。これはスマートフォン全出荷台数の33%に当たり、EMEA(欧州、中東、アフリカ)を抜いて首位となった。2006年上半期のスマートフォン出荷台数は75.5%増加、日本がけん引 / デジタルARENA元ネタの Gartner Says Worldwide Combined PDA and Smartphone Shipments Market Grew 57 Percent in the First Half of 2006 を見ても確かにそう書いてあるけど、日本のスマートフォンって、どれのこと? 個人的に思い当たるのはせいぜい WILLCOM の W-ZERO3, es と、HTC くらいなのだけど、これの販売台数が 1,000万台を越えたなんて有り得ない。
と言うことは、単純に今どきの高機能な 3G 携帯電話を全てスマートフォンカテゴリに入れているんだろう。
日本は世界で最も活力のある市場であると述べ、その根拠に、日本においては携帯電話のほとんどが「スマートフォン」であることをあげた。なお、ここで Symbian がいう「スマートフォン」とは「マルチメディアコンテンツに対応した携帯電話」とのこと。Japan.internet.com ワイヤレス - Symbian OS の出荷率は日本向けが26%〜Symbian CEO 来日と、こんな意見もあるようだ。個人的には PDA から発達した自由度の高い汎用 OS 搭載を想像してしまうが、確かに今の携帯電話は PDA との境目が無くなってきているといわれて久しいので「スマートフォン」と呼ぶのもありかもしれない。ただ、JEITA 2006年度移動電話国内出荷実績 及び 同2005年度 を見ると、全携帯電話では 1ヶ月に大体 350万-600万台、1-6月の合計で 3078万台の販売があるようだ。前出の 1160万台を考えると、約 37.6% が「スマートフォン」とカテゴライズされていることになる。割合としては多いような少ないような。Gartner がどういう基準で線引きしたかを知りたいところ。