*1  Feel in my bones 『ウェブ人間論』(2):個と社会/「ダークサイドに堕ちてますよ!」

梅田は人脈というものを結構功利的にとらえていて、それはもちろんビジネスの世界では当たり前のことだと思うのだが、その人脈のとらえ方に対して平野がやや強い拒否反応を示している。Feel in my bones 『ウェブ人間論』(2):個と社会/「ダークサイドに堕ちてますよ!」

本題からは外れた話だが、何となく世間一般の論調としては、「人間関係での損得勘定、功利性」を否定する向があるように感じる。だが実際問題として、人間関係には「功利性」を持ち込んだ方がうまくいくことも多い、と私は思っている (ベンサム・ミルの功利主義を強く支持すると言う話ではないので念のため)。

例えば「友達が成功していくさまを隣で見ている」と言うケース。聖人ならば嫉妬もなく純粋に称讃とエールを贈るのだろうが、そう素直に思えないこともあるだろうし、相手の失敗を願う等のネガティブな思考を持ってしまうことも無いではないだろう。
だがこれを功利主義的に考えると、身近な人が成功することは自分の周りのコネクションが成長しているということであり、自分の利益として歓迎できることだと気づける。この考え方を進めると、周りの人が成功するように手助けすること自体が自分の利益になる、と言う結論に行き着く。これは日本でもよく言われる「情けは人のためならず」と一致する。

「投資」なのだから必ずしもリターンがあるというものでは無いが、実際に身のまわりを見ても、周りの人から大きく利益を得ている人は、大抵がそれ以上に周りの人に投資をしているものだと思う。

最後に一点付け加えておくが、功利性とは人間関係を金銭上の損得で考えるというだけの話では無く、「一緒にいて楽しい」「リラックスできる」「話すだけでも色々な刺激を受ける」と言うのも「功利」として大きいものであるのは言うまでもない。
人間関係の損得はさほど簡単に足し引き可能なものではないが、相手からどんな利巧が得られるか、相手にどんな利巧を与えることが出来るかを考えながら人間関係を見るのも時には有効ではなかろうか。

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