*1  技術職と一般事務職の給与を比べてみると − @IT

欧州は知らねど、私の知っている米国企業では、確かに技術・研究職の給与が社内の比較で高いゾーンにいる。但しこれは誰が価値を生み出してるかなんて言う話ではなく、単純に技術者の市場価格がそれだけ高いという話である。

米国の労働市場は御存じの通り流動性が高く、人材は市場で取り引きされる「商品」である。市場の中で商品の価値を決めるのは需要と供給だ。そして技術者は一般事務職に比べ、そもそもの供給が少ない。故にその雇用が必要ならば、必然的に高い給与を出すしかない。

では、なぜ供給が少ないのか。米国の技術職、特に開発研究をやるレイヤの人は医者や弁護士といった立場と同様、専門知識を持った専門職であり、キャリアパス的にヒエラルキーの上位にいるからだ。例えば知っている会社の(非管理職の)技術系スタッフでは概ねだが
サポート < セールス・アカウント <= QA << Developer
といった順序で給与に差があり、左側の人はキャリアパスとして右側を目指すという構造になっている(ちなみにマネージメント職はまた別のヒエラルキーであり、マネージメントという専門職である)。米国のIT市場で「技術者」と呼ばれるのはこのヒエラルキーの上位にいる人だけだろう。

これは逆に言うと、半端なレベルの技術者は、そもそもIT人材市場で「技術者」というカテゴリでは商売できない事を意味する。しかもこの「技術者」商品は知識・経験の劣化が激しく、またご存知の通りインド方面等へのアウトソースが激しい分野なので、現在「技術者」として市場に残っている商品は競争を勝ち抜いてきた、品質の良い商品が殆どと言える。

米国では大学で仕事に即役に立つ学問を修めて(もしくは独学でスキルを身につけて)いるか、さもなくばキャリアパスの下から実力で上がっていった結果として「技術者」と言う職についており、採用面接時にはスキルそのものに関する質問を受けている。対して日本の場合、「技術者」は専門でもない学校を出てすぐに「技術者」と言う立場で仕事をすることがままあり、コミュニケーションスキルだ何だと非専門領域の資質が中心になりやすい。

こうした日本型構造では、確かに本当にスキルのある一部の「技術者」は割を食うだろうが、一方でスキルがさほど無い人でも「技術者」を名乗って給料を貰えるモデルと言える。この状態で給与を職種平均したときに、日本と米国で「技術者」を一括りで比較することにはそもそも意味が無いんじゃないかな。まぁ、日本がITに金とコストをかけなさすぎと言うのは同意するんだけれども。

*1  シゴトハック研究所:感情的な議論を防ぐには?【問題編】 - ITmedia Biz.ID

これ、感情的な議論云々、伝わる伝わらない云々の話以前に前提がおかしい。
タカフミ君のように何でもかんでもラクに簡単に済ませてしまおうという姿勢が問題だと感じているんです。(中略) そういう姿勢ではよくないから、改めた方がいいと。シゴトハック研究所:感情的な議論を防ぐには?【問題編】 - ITmedia Biz.ID
そもそも、なぜ仕事を楽に済ませてはいけないのか

もちろん楽をすることで仕事がうまく行かないのはまずい。例えば「何でもメールで済ませる」というのは、即時性や細かい点での双方向の情報交換が必要なシーン等では電話や対面に劣るのだからよろしくないケースがありうる。私もメールを送信した後に電話で「今メール送ったんですけど、その内容で〜」と相談する手はよく使う。
しかしこれは単に「適した場に適したツールを使う」と言うだけの話であって、楽することが悪いという話ではない。「汗をかかないと仕事をしたことにならない」という価値観は唾棄されてしかるべきものだ。

忘れてはいけないのは「コンピュータは仕事を楽にするための道具」である事。これを忘れたら、IT導入に関するあらゆるアクションは本末転倒になる。場合によっては仕事のやり方の方を見直す必要もあるが、それも最終的には仕事をより楽に行うためにどうするかという視点から行うべきだ。社内向け資料に華美な PowerPoint を使うことを問題視した記事も最近見かけたが、道具のために人の労力が余計にかかるなら、それはそもそも本末転倒である。

*1  無駄な会議を見える化したい

弊社で仕事をしているとたまに、参加30人 2.5時間で発言 4人なんていう会議があって、26人の時間はどんだけ無駄なのかと問いたくなる。こういうものを「見える化」するために、会議人数と構成を入れると時間経過にしたがって経費が淡々とカウントされていく時計なんて言うのはどうだろう。時間単金はとりあえず役職で固定にする。決まった金額ごとに「現在 5 万円です」などと音声通知してくれるとなおよろしい。

職場の情報共有に MoinMoin を使う

Posted by yoosee on Web at 2007-03-29 22:00 JST

*1  職場用 Wiki として MoinMoin を導入

チームの情報共有用 Wiki を、改めて導入。PukiWiki, FSWiki, Hiki も試したが、アカウント管理や編集機能、ナビゲーション系の見やすさ、全般的な使い勝手で最終的に MoinMoin を選んだ。チームの人が使ってくれるように啓蒙を頑張ろう。

職場で情報共有する際に、アカウント管理機能はプライオリティの高い機能だと考えている。文責といわないまでも、誰が変更したかというのは記録しておきたいし、閲覧制御も場合によっては必要なこともあるだろう。また職場 Wiki の場合、「それを書いたのは誰か」という情報が「それを知っているのは誰か」に直結するので、仕事を回す際に貴重な情報になる。MoinMoin は Wiki 記法に頼らない WYSIWYG エディタがあるので、これは特に Wiki 初心者へのとっつきやすさという点でよろしい。

導入に際しては FreeBSD ports, Debian package にパッケージがあるのでそれを利用した。バージョンアップが楽なのも、自分以外がメンテナになる可能性を考えると重要な要素だ。ちなみに MoinMoin のデータはページ毎にディレクトリが作られ、その下に変更履歴の revision が全て残るらしい。ディスク容量的には富豪設計だが、扱いやすいのはありがたい。動作的な重さは、fastcgi として動かす分には今のところ感じられない。しばらく使ってアドオンなどもためしてみよう。

*1  佐川急便が不在通知メール機能などを追加

営業店到着通知メールサービス、受領印メールサービス、不在通知メールサービスなるものが追加されたようだ。クロネコヤマトの不在通知メールサービスはとても便利なので、早速佐川でも申し込んだ。その後気づいたのだが、この不在通知は荷物の問い合わせ番号毎に通知申込が必要で、クロネコのように「配送時に不在だったらその場でメール連絡」と言う形では無いように見える。それじゃ殆んど意味がないと思うのだが…。

それと再配達申込の方だが、21時に不在票を見て再配送申込をしようとしたら「現在〜22時」と言うものが選べた。しかし当然のようにその日には届かず、届いたのは次の日の午前中。どうもクロネコに比べるとシステムの出来が悪い気がしてならない。

*1  Feel in my bones 『ウェブ人間論』(2):個と社会/「ダークサイドに堕ちてますよ!」

梅田は人脈というものを結構功利的にとらえていて、それはもちろんビジネスの世界では当たり前のことだと思うのだが、その人脈のとらえ方に対して平野がやや強い拒否反応を示している。Feel in my bones 『ウェブ人間論』(2):個と社会/「ダークサイドに堕ちてますよ!」
本題からは外れた話だが、何となく世間一般の論調としては、「人間関係での損得勘定、功利性」を否定する向があるように感じる。だが実際問題として、人間関係には「功利性」を持ち込んだ方がうまくいくことも多い、と私は思っている (ベンサム・ミルの功利主義を強く支持すると言う話ではないので念のため)。

例えば「友達が成功していくさまを隣で見ている」と言うケース。聖人ならば嫉妬もなく純粋に称讃とエールを贈るのだろうが、そう素直に思えないこともあるだろうし、相手の失敗を願う等のネガティブな思考を持ってしまうことも無いではないだろう。
だがこれを功利主義的に考えると、身近な人が成功することは自分の周りのコネクションが成長しているということであり、自分の利益として歓迎できることだと気づける。この考え方を進めると、周りの人が成功するように手助けすること自体が自分の利益になる、と言う結論に行き着く。これは日本でもよく言われる「情けは人のためならず」と一致する。

「投資」なのだから必ずしもリターンがあるというものでは無いが、実際に身のまわりを見ても、周りの人から大きく利益を得ている人は、大抵がそれ以上に周りの人に投資をしているものだと思う。

最後に一点付け加えておくが、功利性とは人間関係を金銭上の損得で考えるというだけの話では無く、「一緒にいて楽しい」「リラックスできる」「話すだけでも色々な刺激を受ける」と言うのも「功利」として大きいものであるのは言うまでもない。
人間関係の損得はさほど簡単に足し引き可能なものではないが、相手からどんな利巧が得られるか、相手にどんな利巧を与えることが出来るかを考えながら人間関係を見るのも時には有効ではなかろうか。

*1  仙石浩明CTO の日記: なぜ人月見積もりが優れているのか

そもそもこれだけ嫌われ者の「人月見積もり」が なぜいまだに行なわれているか、 そこには「人月見積もり」ならではの「良さ」があるからではないでしょうか?仙石浩明CTO の日記: なぜ人月見積もりが優れているのか
お客様に説明する段では、私も人月であってもいいと思う。客が最終的に欲しいのはあくまで「望んだものが」「望んだ価格で」出てくる事であって、そこに値段の裏づけとしての分かりやすい指標があれば良い。つまり人月というのは金額と同じように、様々なコストを均一化して計るための目盛だと思えばいい。特に決済を取る際等には便利だろう。

問題はお客様側でなく、請負側の企業自身も「人月」と言う価値観を現場エンジニアの評価に持ち込んでしまうことにある。人月では当然ながら「一人が一ヶ月に生産できるもの」を一単位としているので、個人差を考慮していない。最終的にお客様に出すときには平均値を出しても構わないだろうが、個々のエンジニアの生産性が同一であるなんてありえないどころか、ピンとキリでは1000倍の差があるのが現実だ。
また「個人の能力差を考慮しない均一報酬の生産体制」とはある種の社会主義モデルであり、このモデルは特に労働に対するモチベーションの面で欠点があるのは歴史が証明していることだ。

と言うことで、個人的な結論としては「お客様に出す見積りとして『人月』を使うのは必ずしも悪いことでは無いが、社内の開発現場にそれを持ち込んだ途端に破綻する」と言うことではないかと思う。

もちろん本来は客側も「開発側の能力」をきちんと見極められないと、ボッタくられたり具にもつかないものを納品される可能性があるので、いくら人月が便利だといってもある程度の目利き能力は必要なのだが。

ScanR - オンライン OCR サービス

Posted by yoosee on Web at 2006-11-06 23:42 JST

*1  ScanR - copy and fax with your camera phone or digital camera

Just snap a photo of the card with your 2-megapixel (or better) camera or cameraphone, then e-mail the image to scanR. In short order you'll receive an e-mail containing a completed vCard to import into your contact manager.Use your camera or cameraphone as a business-card scanner - Lifehacker
と言うわけで、200万画素以上のデジカメで取った名刺の写真をメールで送付すると vCard 形式で送り返してくれるというサービス。他にもホワイトボードや紙の書類を PDF にしてくれるサービスも併せて提供している。日本語には非対応だろうが、なかなか興味深い。誰もが持っている携帯電話の機能をサーバ側で拡張する、そんなところにもビジネスのヒントは転がっていそうですね(百式風)。

*2  FUJITSU スキャンスナップ FI-S500

FUJITSU スキャンスナップ FI-S500ただ昨今の事情を考えると、画像として送った個人情報や社内情報がサービス提供側にも一時的にとは言え渡ってしまうのは微妙かもしれない。もちろん Privacy Policy としては無断利用しない旨がうたわれているわけだけど。その辺りを考えてローカルでこういうことをしたいなら、断然 ScanSnap だろう。最安でも40,000円以上とちと高めだが、机の上に紙書類が積み重なっているようなオフィスなら、そうした書類のセキュリティ的な観点からも電子化しての一元管理はお薦めじゃなかろうか。

*3  W-ZERO3[es] Premium version

ついでにもうひとつ。新しく出る W-ZERO3[es] Premium version にはデジカメを使った名刺スキャナが付いてくるらしい。Outlook と同期できるというスマートフォンの特性を考えると、名刺管理が必要な営業職などはこの機能だけでも買いな気がしてしまう。私なんぞは名刺なんて普段殆ど使わないんだけど、それでもちょっと欲しい気分になる。既存ユーザには有償提供らしいが、あまり高くならないといいな。

*1  全員が「明るい、楽しい」と感じるチームにしたい @IT

よりよい人間関係の築き方を追求するとそういった結論になるということだと思うが
信頼関係もない相手に対して、どんなアドバイスをしても期待する効果は得られません。まずはあるがままの相手を受け入れるところから始める方が近道なのです。全員が「明るい、楽しい」と感じるチームにしたい − @IT情報マネジメント
これはそのまま「七つの習慣」(またか! とお思いでしょうが、ええまたです)の後半、「公的成功」に出てくる「信頼残高」の話だ。また、受け入れるところから始める の部分は、第五の習慣「理解してから理解される」に該当する。

「信頼残高」と言うのは、対人関係での信頼の量を銀行口座の残高になぞらえたもの。例えば今まで信頼を積み立ててきた相手なら、多少の失敗は許してもらえるだろうし、無理なお願いも聞いてみようという気になるだろう。逆に残高がマイナスな時に素晴らしいアドバイスをしても、素直に受け取ってはもらえない。日常から態度・行動・言動等を通して信頼を継続的に積み立てなければいけない、と言う話。当たり前の話なんだけど、「残高」と言う概念はイメージしやすい。

また、そのためのコミュニケーション法が「理解してから理解される」の原則。「評価する」「探る」「助言する」「解釈する」といった「自分を中心に相手を評価する会話」ではなく、相手の言葉を噛み砕いて理解することを主眼にして話すとよいらしい。
実際ディベートでもない限り、言い負かしても良いことはあまり無い。相手に考えさせて相手の言葉で言わせるのが良策だし、そのためにもまず相手に話したいだけ話してもらうのが基本と言うのは、コーチング系の書籍でも散見すると思う。

実は、問題のとらえ方は2つしかありません。2つの問題のとらえ方とは、自分に問題があるととらえるか、他人や外部環境などに問題があるととらえるかの2つです。全員が「明るい、楽しい」と感じるチームにしたい − @IT情報マネジメント
更にこちらは第一の習慣「影響の輪」の話。長くなるので詳しくは書籍を見てほしいが、簡単に言えば「自分の外部を直接変える事は出来ない。なにかの原因を外部に押しつけず、自分が自分自身でやれる事をやろう。そうすれば自分の力が広がり、自然に外部へも間接的な影響を与えられるようになる」という事を言っている。

*2  Social と Personal

上記の記事は元々こちら経由で読んだもの。
■「Social change is changing yourself」って(あんまり)言うな
(本文略)
■個人に帰着されるべきではない問題に対して個人の努力を奮起させて解決させようとするあらゆるものが大嫌い思っているよりもずっとずっと人生は短い。
ちょっと真意を計りかねるんだけど、まとめて書くと「相手を変えるんじゃなくSocialを変えろ、Socialを変えるには自分が変われ」と言う感じかなと思った。

*1  Rondam Ramblings: Top ten geek business myths

yendot.org で拾ったネタ。例によって myths (幻想,迷信) の部分だけ簡単に訳してみるが、これに対しての Reality (現実) の方がなかなか示唆深くて面白いので興味のあるかたは原文をどうぞ。
  1. 輝かしいアイディアがあれば金持ちになれる
  2. いいものを作ってしまえば自然に人は集まる
  3. アイディアは守らないと盗まれてしまう
  4. 自分が考えていることは凄いアイディアだ
  5. 財政的な事なんてくだらない
  6. (自分は)肩書や知名度より知識で評価されるべきだ
  7. Ph.D(博士号)は価値がある
  8. ビジネスを立ち上げるには500万ドル(約5億円)必要だ
  9. アイディアこそがビジネスプランの要である
  10. 競合がいないのは望ましい状況だ
概ねのところを一言に要約すると「アイディアだけじゃ金にならんよ」と言う内容か。

*1  Alertbox: 画面解像度とページレイアウト

元の記事の本題ではないのだけどあまりに心の琴線に触れたので引用。
大きな画面は、ホワイト・カラー労働者たちの生産性を向上させる、最も簡単な方法だ。そして、年間 5 万ドル以上稼ぐ人は、最低でも 1600 × 1200 の画面解像度を使うべきだ。Alertbox: 画面解像度とページレイアウト(2006年7月31日)
全くだ全くだ。1024x768 1 画面だけで仕事をしろなんて言うのは恐ろしく愚かな行為だ。一応私は職場でも UXGA を使っているので文句があるわけではないが (15インチ UXGA の LCD-A15UR だけど)、弊社の基本は XGA なんだよなぁ。

PDA、使ってますよ

Posted by yoosee on Palm at 2006-08-30 23:42 JST

*1  PDA、使ってますか? - ITMedia

たださんのところより。確かにバトンと言うよりただのアンケートだ。しかしなんというか PDA の復調という記事は嬉しいのだけど、Windows Mobile みたいなクソを使われて「これがPDAだ」と思われるのもよろしくない気がしてしまうな。

1. PDAを現在使っていますか? 使っている方は機種も教えてください

Palm Tungsten|T3 を使用中。W-ZERO3[es] を併用しているが、特に PDA としては利用していない。

2. 過去に使ってましたか? 現在使ってない/使っている理由はなんですか?

PDAを使うようになったのは 1999年の Palm Vx から。以降 Palm Vx → CLIE T600 → Palm Tungsten|T3 (現役) と言う流れで今に至る。その他では Sigmarion, SL-C750, W-ZERO3[es] 程度が所持歴だが、常に PalmOS 機がメイン。

主目的は Datebk[3456] でのスケジュール・Todoの管理や会議メモの作成など。Plucker でのWebサイト閲覧も通勤電車などで頻度が高い。その他資産管理やパスワード管理など、用途は様々。多少古いがPalmとの一日を参照のこと。

3. 上手な使い方を教えてください

肌身離さないこと。手に馴染むアプリを見付けること。利用を習慣づけること。

4. 歴代PDAで最高のマシンはどのマシンでしょうか?

今使っている T|T3 が歴代 Palm では最高。これでやりたい事は通信を除けば殆んど出来ている。どんなソフトを使っているかは T|T3 Current Software を参照。通信機能が欲しいと思わないでもないが、現実には家でも職場でもPCにすぐアクセス出来る環境のため、実際には無くて困ると思ったことは日常では殆んど無い。

次点はハードボタンの透明化&LED発光など、改造もした PalmVx 。

5. 今後どんなPDAがほしいですか? あなたの夢のPDAを教えてください

現実的な線では Treo700p あたりに無線LANが載ったもの。当然国内で定額データ通信が可能なこと。PalmOS に限定する気はないが、少なくとも「(予定やTodoを見たいなど)何かをしたいと思ったときに2秒以上待たずにそれが出来ること」は必須条件だと思う。現時点では仮に今の T|T3 が壊れたならば、確実にまた PalmOS 機を買う。今ならば TX だろう。

夢の PDA と言う話になると、どちらかと言うと機器としての PDA よりも環境の方が大事だ。どこにいても充分高速な定額通信回線があって、自宅と職場のデータにシームレスにアクセス出来る事。音楽も動画も持ち歩くのではなく「好きなものをいつでも引き出せる」状態が理想だ。
現時点でも PIM に関しては Web 上のツールで近いことが出来るかもしれないが、ローカルアプリと比較するとどうしても起動や動作の軽快さが段違いなので、個人的には (PC上はともかく) PDA では実用にはならない。

ちなみに現状で PalmOS 以外を考えてみると、pdaXrom 化した SL-C750 は小さな Linux としては素晴らしいが、PDA としては使えたものではない。同様に es は素晴らしい面も多々あれど、鈍重な動作と UI の不味さにうんざりする。PalmOS も内部的には(通信スタックなど)相当に腐っている部分があるが、それでも PDA としての使われ方を真面目に考えて作られているのは、私にはこれくらいしか思い当たらない。

拙速か巧遅か

Posted by yoosee on Clip at 2006-08-13 23:42 JST

*1  間違えを恐れるあまり思考のアウトプット速度を遅くしていませんか?:DESIGN IT! w/LOVE

シチュエーションによるとは言え、場が企業の場合、これを素直に「そうだ」とは言いがたい。
完璧さを求めるあまり間違いを過剰に恐れ、アウトプットが遅れてしまうくらいなら、多少、間違いがあるかもと思いつつもとにかくアウトプットを出し、その上で相手の反応を見ることのほうがよっぽど重要ではないかと思います。間違えを恐れるあまり思考のアウトプット速度を遅くしていませんか?:DESIGN IT! w/LOVE
大切なのは「出した情報・意見のケツを持つこと」。不確かな情報を言いっぱなしにされるるほど迷惑なことはない。

更に状況によっては、間違ったことを言う事のリスクが非常に高い場合もある。特に技術者の発言の場合、他の職種よりも「正しいことを言える」可能性が高く、相手もそれを期待していることが多い。また技術的な見解は多くの場合、ビジネスに置いて判断の基礎情報として使われるため、ここに間違いがあるとモデルが前提から変ってしまい、多くの人、コスト、スケジュールに影響を与えかねない。海外など時差のある相手と仕事をする場合は尚更だ。

間違うことを恐れて情報を出さないというのは確かに愚かしく誰の利益にもならないことではあるが、出すからには出した情報に対して責任を持っていくのがビジネスに置いては必要だ。同時に「誰かが間違ったことを言ったときに気付いて修正できるシステム」を持つことも大切だろう。

拙速か巧遅かと言うのは選択肢でしかなく、どっちを選ぶかは状況に依存する。巧速が望ましいのは言うまでもないが、大切なのは最初に書いた通り「発言のケツを持つこと」だろう。

*1  プログラマとその他の人々との断絶

プログラムを殆んど書かない人と話していて感じるのは、彼らはソフトウェアをブラックボックスとしてしか扱わないと言うこと。なのでトラブルがあっても「Aの場合はB」「Cの場合はD」と言うケースが統合できない。

せめて情報処理に関わる技術者はある程度のプログラム素養を持つべきだと思うんだが、上流工程ほど本当に知らない人が多い事に悄然とする。本来は彼らこそがプログラマとビジネスの橋渡をすべきで、そのためには両側に立脚点を持っていないといけないはずなのだが。

*1  企業における情報化投資額の売上額比

特定業種(情報サービス産業)のやつを調べてたりしたけど、恐ろしく小さい。
0.5%未満のところが最も多く、4%未満までで回答企業の8割強を占めてた…。
セキュリティ対策費は企業規模や業種でかなり違うので何とも言いがたいが、基本的に(特にSMEでは)現状では未だに潜在ニーズでしかなく、リスク啓蒙(金銭込みの話)を絡めてやらないと売れないと言うのが現状だと思う。なんせ直接的には利益を生まない部分なのだから。

更に一方で専任の担当者どころか詳しい社員すらいない中小企業が多いことを考えると、ややこしいことを言わずに「これを買えばあらゆる安全」的なもので無いと駄目というのもある。実際にあまり技術的に詳しいスペックをあげても、そもそも営業に行く人自体が理解出来ていなかったりする。

最終的にはアウトソーシングがお互いに取って一番良い手であることは少なくないが、いかんせんそうした企業にとってはセキュリティと言う言葉の対象になるのが基幹業務である事も多いので難しい所。ともあれ Web やメールサーバといったレベルならばちゃっちゃとホスティングに出してしまえ、とは思う。

*1  SEって、仕事中にボケーっとサボってること多いよね?

「仕事をしている」と言うことをアピールする技術は「仕事が出来る」事とはまた別のスキルであるので、サボっていると思われているようならば改善方法を考えた方がいいのではないかなぁ。ちなみに私の場合は何かを考えるときは大抵は紙とペンを目の前に置いて適当に落書きしている。考えをまとめるのにも絵を書くのは便利だし、何かしているように見えるのでお勧め。

席を立って気分転換したり近所を散策したりするのもたまにやるし実際に有用なのだけど、これはやりすぎると本当にサボっていると思われかねない気もする諸刃の剣。まぁそう言うときに何か思い付いたら「エウレカ! エウレカ!」と叫びながら往来を走ると全裸じゃなくても逮捕されるかもしれません。

*1  クロネコヤマトの配達予定通知・不在通知メールサービス

ヤマト運輸クロネコヤマトの不在票を見てみたら、荷物の配送に関してメール通知してくれるサービスが始まったらしい。メールで配送予定日時の連絡を事前に受けて、そこに表記された URL から受取り日時を変更することも可能。不在時にも同様にメールで連絡してくれる。携帯電話にも対応。これはなかなか便利ではないかな、と言うことで早速登録。

*1  なぜ、会社に育ててもらおうとするのか

会社には若手を育てている余裕はないし、社員の方も会社に育ててもらう時代ではないですよ。
個人の社外活動では出来ることと出来ないことがあるので一概には言えないと思う。例えば IT に限って考えたとしても、プログラミングは社外でスキルを磨いた方が良い場合も多いが、ネットワーク機器なんて個人では買えないし、高い可用性を考えたシステムを組むことも少ないだろう。ましてやビジネス的なセンス(金を稼ぐと言う考え方)や現場経験は外では磨けない... 事もないけど難しそうだ。
その一方、会社だけに閉じて自分の刃を磨くのはこれはこれで限界があるので、「積極的に社外の世界を知ろう。折角今はインターネットがあるんだから。世界のトップレベル技術者とも直に仕事が出来るんだよ!」と言うのは全く持って真理だとは思う。

*2  問題は受動ではなく能動と言う一点

実はこの話の要点は「会社に」の部分じゃなく「育ててもらおうとするのか」の部分だと思う。結局は自分に「育とう」と言う意思がないと駄目なのである。そして「育とう」と言う意思がある場合には、社内も社外も有効に使えるはずで、昔に比べれば「社外」への出て行きやすさは分野によれども格段に高くなっている。一方で、そのやる気自体を引き出すというのはある程度まで上司の仕事だとも思うのである。

ビジネス英語とは何か

Posted by yoosee on Text at 2005-08-01 23:42 JST

*1  ビジネス英語ってなに? どういうもの?

普通の日常会話英語とは別に「ビジネス英語」と言うものがあり、それは「ビジネス用のツール」であるが故に幾つかの特徴を持つ、と言うコラム。この Blog ではそうした視点から、会議やメールなどの現場で実用的な英語表現を幾つも解説してくれていて非常にためになる。

*2  ビジネス英語の流儀

曲がりなりにも3年以上海外と仕事をする機会が多い職場にいるが、実際ビジネス上の流儀と幾つかの定型文を覚えておくと、仕事で英語を書くときも喋るときも(多分聴くときも)かなり応用が効くので、実は日常会話よりも手始めは楽かもしれない。何度聞き返してもそれが仕事なんだから怒られないし。また、普段の英会話では多分余り使わない敬語的な謙譲表現も沢山使うと言うのも確かにそうだ。定型表現としては、例えばIBM製 テレコン英会話小冊子 もとても役に立つ。

*3  ビジネスパーソン必見の実践英語コミュニケーション塾

こちらの英語プレゼンテーション技術も併せて、非常にためになる。先頭に主題が来るというのは日本語のビジネスでも本当はそうあるべきなのだろう。何を言いたいのか分からない資料やプレゼンが結構あるし。

それで私は何が言いたいのかというと、英語でも日本語でもビジネスのやり取りというのはロジックとテクニックがちゃんと存在する「技術」部分が相当あると言うことで、技術なので習得してしまえば便利な道具として使えますよ、と言う話。実際、こう言ったように主題とロジックを明確に情報を伝えてくれる人は頭が良く見えるし、私も頑張って習得しないとな。と言いつつこの文章自体が全然ロジカルじゃない。とほほ。

*1  「知の創出」のコモディティ化への戸惑い

梅田氏の「勉強能力と村の中での対人能力だけでは仕事にならなくなる。これからのハッカーには表に向いた対人能力や人間観察能力が大切」と言う記事。微妙に言葉遊びになりそうで危うい気配もするが、書いてあることは興味深い。折しも プログラミングはもう輝かしい仕事ではない? - ITMedia なんて言う記事もある。とは言え個人的には「学ぶ内容は確かに変わっていくけど、対人能力は今までと同様で必要な能力のひとつに過ぎないんじゃないのかな」と思うわけだが。

*2  「勉強」自体の質の変化

ここでの「勉強好きなだけではこの先食っていけなくなる」と言うのは恐らく、「勉強によって得られるレベルのスキルはこの先 Google なり OpenSource なりで容易に入手できるようになり、差別要因にならなくなる」と言うのが前提条件なのだと思う。
しかし世を見れば、公開されている情報だからと言って誰もが知っているとは限らず、情報自体も正しい保証はない。公知の既存技術だからと言ってビジネスにそのまま使えるとも限らない。この部分は、今まで以上に「勉強能力」を必要とする部分だろう。

一方でこの「勉強能力」は、今までの「社内でのみ通用するノウハウを回していれば仕事になった」と言うモノとは違った性格を帯びそうなのは確かだ。つまり今までは「ノウハウを内に溜めておけばそれが人・会社の差別要因として有益に利用できた(知の隠匿が企業力になった)」のだが、これからは「公開された外側にあるノウハウをうまく利用して仕事ができる人」が必要になってくると言うことではなかろうか。
言い換えれば、これからは「(実はありふれた)知の創出能力」よりも「知の利用能力」の方が大事になると言う事で、つまりこれは「車輪はもう充分に生産されている。後はパーツを集めて車を作る人が必要」と言う事かもしれない。業種によって事情はかなり違いそうだが。

そう言う状況化では当然ながら、「知を広める」「知を実践する」と言うアクションが必要になり、これを業務でやるためには「営業力」「対人対応力」が必要になるだろう。但しそれらの技術は、(単体でも役に立つものであるとは言え)あくまで前半部の「知の利用能力」があってこそ生かせる能力になるとも言える。

*3  ハッカーと人間

梅田氏・Ringo氏の文章での「ハッカー」は「コンピュータと人間の達人」と言う定義になっているが、両者を高いレベルで持ち合わせるのはかなり困難じゃなかろうか。両方とも中途半端で終るくらいならば、どちらかに特化したハイレベルな能力を持っていた方が面白い人材になる気がする。日本のいわゆる大企業だと出世し難そうだし、技術者はもっと皆を説得できる言葉で喋るべきだとも思うし、ビジネスとITの融合は「技術屋」にしかできないこと なんてのを読むと共感したりもするんだけど。

*4  余談1 - 人間に優しいコンピュータ

ハッカーは人間じゃなく計算機に優しいのはまぁ当然で、計算機に優しいと言うよりはプログラマに優しいわけで、人間に優しいものを作るにはそう言う強いモチベーションがないと自然にそうなるのではないかと。人間とプログラマ両方に優しいプログラミング言語(意味不明)があればいいのかな。

*5  余談2 - 能力と劣化

個人的には「対人能力」も経年劣化するものだと思う。正確に言えば、表面的な対人能力や表面的なプログラム技術は劣化しやすい(後者の方が劣化速度は著しい)が、根本的理解をしている場合にはどちらも劣化速度はかなり遅くなるんじゃないかと。

仕事での情報共有

Posted by yoosee on Column at 2005-01-26 23:42 JST

*1  情報共有って… - Allegro molto vivace.

ひたすら Cc が並んだり全文引用したりね... まぁこう、情報共有と言いつつ、「え、この方法じゃまずい? そんな事を今更言われても変更できませんよ。聞いてない? いえ先日から情報共有のためにメールをそちらにも送っておきましたよ。読んでないのはそちらの責任ですから」と言うためのものですから、残念。

*2  仕事と情報共有と wiki

いや、本当に情報共有が必要な相手には個別にメール送るかメッセンジャーなり電話でもしないといかんと思います。で、Wiki なんかは個人的にはあまりリアルタイムのやり取りには向かない気がしていて、理由は変更点・現在の争点が分かりにくいから、と言うのがある(そう言う用途にはBTS的なものが使いやすい)。ある程度議論が進んだ時点でまとめにつかうには非常に有用なんだけど、そもそも「wiki を使う」と言う時点でユーザへの障壁が割と高いのが難点かも。

*3  wiki の難点

wiki の難易度という点では、wiki記法とかが邪魔をすることがあると思う。wiki の数だけ記法があるし。例えば基本は html タグにして、特殊記号は JavaScript で挿入するボタンなんかを提供してあげるのがいいのかな。そう言えばより良いCMSを作るには「コンテンツを書きやすい」みたいなのがなかったけど(CMSとコンテンツの管理を分ける、が当てはまるか)、CMS の場合は wiki のように特殊フォーマットではなく html なのが前提なのであろうか。

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World Wide Walker は yoosee による blog です。PDA, Web・サーバ技術, 美味しい食べ物などの話題を取り上げています... read more

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