ACCESS Linux Platform v1.0 リリース
Posted by yoosee on Palm at 2007-02-14 22:00 JST1 ACCESS Linux Platform v1.0 と製品開発キットがリリース
スラドに書き下ろし。ALP と GarnetOS については過去記事を参照の事。仮称だった ACCESS Linux Platform - ALP はそのまま正式名称になったようだ。- ALP - ACCESS Linux Platform についての情報
- ACCESS の ALP @ Linux World SF
- ALP 搭載携帯電話のリリースが決定, 一方 Palm Inc. では Treo750w の噂
- ALP リリースは 2007年前半に延期? それとも順調?
- Palm Inc. が独自OSを開発中?
- Palm Inc. が PalmOS 5.x ソースコードライセンスを 4,400万ドルで購入
2 パソコンとPDAはあくまで設計思想が違うべきもの
ところで WinCE 系と比較して「Palm は電子手帳」(であるのが長所)と言い切る人が結構いるけど、CLIE後の Palm はマルチメディア端末としてもふつーに使えるデバイスである。シングルタスクながらも音楽再生などの一部処理ではバックグラウンド実行も出来ている。Cobalt が失敗したのは、マルチタスクに夢を見過ぎたあまり、過去 PalmOS が何故優位に立てていたのかを忘れ、それを軽視しすぎたからではなかろうか。ALP は「基本は全リソースをフロントアプリに注ぎ込む + 必要に応じてバックグラウンド実行」と言う PalmOS に似たスタンスらしく、このあたりに Cobalt の反省を感じられなくもない。また Palmware の実行も、エミュレーションによって互換性を高めるという方法を取っており、ある意味、構造の美しさより実を取っている印象を受ける。結局は OS がどうのというよりも、ユーザランドまで含めた全体の設計思想が PDA では特に大きいと思う次第だ。