WILLCOM から WM6搭載の W-ZERO3 後継機種が今夏発売予定
Posted by yoosee on Gadget at 2007-04-13 22:00 JST1 WILLCOM FORUM & EXPO 2007開催
WILLCOM の Windows Mobile6 搭載新機種について、x-w.jp にてディザー広告が出ているようだ。今のところの情報は WM6 搭載ということと SHARP 製ということ程度。EM・ONEの対抗ならば大きめのデバイスかと思ったが、ITMediaの掲載画像にはダイヤルキーも写っているので、形状としては es 系なのかもしれない。無線LAN有り、Bluetooth無しと言う情報もあるようだ。などと書いているが、個人的には WM5 で結構懲りているので、なにか物欲を刺激するような追加情報が出るまではさほど強い興味はない。
WILLCOM はここ 2年ほど Windows Mobile スマートフォンに注力している。スマートフォン展開に力を入れたい Microsoft と端末開発にさほど予算を振り分けられない WILLCOM の利害が一致しているということなのだろう。そこから考えると、関係を円滑にするためにも Windows Mobile 以外を搭載したスマートフォン (Palm, Symbian, BlackBerry, Linux) はなかなか出せないんじゃなかろうか。利害関係ではなく単純に WILLCOM 側リソースの問題もあるだろう。
もちろん根拠が外れて Palm なりの商品が出てくれれば非常に嬉しいのだが、少なくとも現時点で WM5,6 以外を搭載したスマートフォンの話は聞かない。そもそも W-ZERO3 シリーズは es を含め、2006年度計画の 50万台に対して半分程度しか売れていないとも聞く。スマートフォンとしての需要は一巡したという可能性も有り、これ以上広げたいならば広告・販売戦略にかなり力を入れる必要がありそうだ。es ではケータイと大型スマートフォンの中間を狙ったが、ケータイユーザからはまだ「ケータイとしては大きすぎる」という評価になり、中途半端なポジションになってしまったのも否めないところだろう。
一方で WILLCOM の弱味は相変わらず手薄い「薄型折り畳みのしっかりした音声端末」ラインナップだろう。出来れば 9(nine) と WX320K の路線をもう少し進めて、とにかく小型で安価な「2台持ち用」音声端末と、使いやすくてデザインが良い「1台持ちで足りる」音声端末を出すのが急務かなと思う。東芝がどういった音声端末を出してくるかが興味深い。