デザイン美麗な薄型ムービー・ミュージックプレイヤー iriver Clix2
Posted by yoosee on Gadget at 2007-05-04 22:00 JST1 iriver Clix2 がなかなかいけてる
最近オーディオプレイヤーを色々眺めているが、店頭で手に取った iriver Clix2 はなかなか物欲をそそるガジェットだった。特徴的なのは 2.2インチ 320x240 の AM OLED (アクティブマトリックス式有機ELディスプレイ) の高精彩なディスプレイと、Clix の特徴である画面四方のクリックによる操作。クリック操作は画面が横に長い分、スムーズに左右を押しにくい面もあるが、操作系としてはわかりやすくて悪くない。ショートカットが欲しい場面がたまにあるのは確かだが、すっきりとした操作系のデザインは薄型カラーディスプレイとあいまってガジェットとしての魅力を高めている。フルカラーのディスプレイでは MPEG4SP, WMV9, DRM10 に対応 (mpeg4 2Mbps 30fps まで再生対応) した動画再生が可能で、店頭サンプルに入っていたアニメとミュージッククリップは破綻無く再生が出来ていてなかなか好印象。MPEG4SP 対応なので以前書いた Plagger で YouTube の注目動画をPodcastに変換 したものも普通に見ることが出来そうだ。H.264 対応でないのは最近のデバイスとしてはちょっと惜しいが、使い道さえはっきりしていれば十分便利につかえそう。
サイズは 80.3 x 46.8 x 12.8 (最薄部8.2)mm, 55g とコンパクトで、デザインに優れている。音楽 24時間、動画 5時間と言うバッテリー寿命も実用に困らない長さだろう。特に動画再生の長さは悪くない。機能としては iriver で標準的なものが揃っており、サウンドイコライザ搭載、音楽ファイルフォーマットは MP3, WMA, Ogg 対応。海外対応録音可な FMチューナとボイスレコーダを搭載。A-B区間リピートと再生速度変更があるので語学の学習にも使える。WMA DRM10 に対応しているので Napster のような音楽定額配信サービスでも利用することが出来る。加えてテキストの表示や FlashLite の再生実行も可能と、隙が小さい作りになっている。
動画再生の分だけ同サイズのシリコンオーディオに比べると多少高額だが、MPEG4動画再生に価値を見出せるなら悪くない選択肢ではなかろうか。