Chumby がうちにやってきた
Posted by yoosee on Gadget at 2008-04-30 21:00 JST1 chumby - 机の上に転がしておくインターネットの覗き窓
先月末に米国の友達に購入をお願いした後、色々と受け取りに手間取って約1ヶ月、ようやく chumby がうちに届いた。しばらく遊んでみているが、各種情報表示+インターネットラジオ端末としては本当によく出来ている。Flash / Active Script で自前の widget を作れる人ならばより楽しめるだろう。一言で表現すれば、インターネットの覗き窓、と言う感じ。難点は、現時点では日本語がそのままでは表示できないことと、320x240 の解像度はちょっと小さいな、と思うことくらい。パッケージングは chumby のロゴが縫い付けられた麻袋に、chumby 本体と電源アダプタ(これはまた小さい麻袋に入っている)、チャームが3つ入った布袋が収められている。デジタルガジェットが届いたというよりは、なにかぬいぐるみでも届いた感じがする。実際、本体がクッション素材の入ったふかふかの合皮でぬいぐるみっぽい感触なので、パッケージも狙ったものだろう。
電源を入れると、chumby は自己紹介の後に、初期設定として無線LANの設定と chumby.com のアカウントとの紐付けを行う。これについては Chumby(チャンビー) 初期登録UIの"おもてなし"が素晴らしい件について でも絶賛されているように、かなり分かりやすくて簡単なやり方だ。
chunby に表示するウィジェットの追加は chumby.com のウェブ上から行う。ウィジェットの入れ物であるチャンネルを複数用意して、時間帯によって切り替えられるのが便利。日本語が表示出来ず、かつ現時点で用意されているウィジェットの多くが特にニュース系は米国向けのものなので、日本で使うにはポテンシャルを十分に発揮できているとは言い難いが、天気予報や様々な時計、Flickrの画像、Youtubeの人気動画、どこぞのWebCamなどは英語のままでも便利に使うことが出来る。
現状でも日本語を組み込んだ Flash を用意すれば、USBドライブから読ませることで日本語表示を行うこと自体は可能のようだ。
音楽再生は Widget とは別に設定することが出来る。あらかじめ用意された SHOUTCast のチャンネルや、iPod を繋いでの再生、また SlimServer (SqueezeCenter) を自前のマシンに入れて、そこから iTunes のライブラリ等をストリーミング再生させることも出来る。音楽の再生停止後に復旧させるのがちと面倒なのでそこは何とかしてほしい(MUTEしておけばいいのだろうが、余計なトラフィックが流れるのは個人的には気持ち悪い)。
アラーム(という名の、要は crontab 設定)を使えば平日の朝に目覚ましをかけつつニュースや天気予報等を集めた朝用チャンネルを再生したり、夜中は Night mode にして画面輝度を落としたりといった、曜日×時間帯毎の設定が細かく設定出来るのが非常に便利。
そうしたGUIを通した使い勝手もよいが、ものが Linux デバイスなので、隠しコンパネから sshd を起動して shell login する事が出来たりするのが、やはりギークのオモチャという感じだ。Chumby Tricks にあるように、GUI からは出来ない細かいな設定も出来るし、chumby 自体が Webサーバとして動いているのでブラウザからアクセスする事も出来るのだが、そこに独自に CGI を設置する事ができたりする。
なお、そうした使い方やTipsについてはChumby日本語まとめWikiに随時書いていく予定なのでそちらを参照の事。
ところで、実は chumby 本体を持っていなくても chumby.com の Virtual Chumby を登録すればどんな Widget が動くのかは体験出来るし、Widget 自体を iGoogle で使うことも出来る。後ほど記事を起こす予定なので、興味がある人は試してみてはいかがだろう。