VUDUの映画のダウンロード販売はBlu-rayを越えていくか
Posted by yoosee on Gadget at 2008-11-13 12:00 JST1 映画をネット経由で配信するVUDU
さて日本の家電は未来だなどと散々書いたが、著作権ビジネスに関しては米国が確実に先に行っているように見える。つい最近のGIZMODOのニュースで知ったのだが、専用のセットトップボックスを使ってインターネット経由で映画を配信するサービス VUDU の HD タイトル数が Blu-rayのタイトル数 (今日時点で1,086) を越えて 1,100 タイトル以上になったらしい。それと関連してか、米国の家電量販店BestBuyで$200の映画購入代金キャッシュバック付きセールを行っている。本体が$299なので、実質$99でプレイヤーが買える計算だ。タイトルの価格も購入で $4.99-19.99 とこちらの Blu ($20-40程度) より安い上、$0.99-3.99 でのレンタルも設定されており、値頃感が高い。月々の利用料等がないのもポイントが高い。
HD-DVDとの争いに勝ったBlu-rayも最近ようやく安価なプレイヤーが登場しつつあるようだが、ケーブルテレビ経由でのオンデマンドも含め、下手すると利便性で一気にダウンロード配信型サービスに持っていかれてしまう可能性も、少なくとも米国では無いではなさそうだ。
X Window System 上の操作を録画して PowerPoint で動画再生する
Posted by yoosee on Debian at 2008-03-24 12:00 JST1 RecordMyDesktop で X 上の操作を録画
X 上で動作するアプリケーションのデモを PowerPoint に張り付けてやりたいと思い、ちょっと探したら RecordMyDesktop と言うツールが見つかった。録画形式は Ogg Theora 。PyGTK が入っていればGUIで録画設定できるが、手元では都合でコマンドラインで実行した。と言っても例えば単一ウィンドウの動作を録画するには xwininfo から Window id を抜きだし (例えば 0x2e0005 として)、コマンドラインで指定するだけ。% recordmydesktop -windowid 0x2e0005 -fps 30 -v_bitrate 50000 -o out.oggコマンド実行で録画を開始し、Control-C で中断するとエンコードする。Ogg Theora 形式では素の Windows 上で再生出来ないので ffmpeg で変換。
% ffmpeg -an -vcodec mpeg1video -i out.ogg out.mpg今回は音声はoffにした。
あとは Windows に持っていってパワーポイントのメニューから挿入 » ビデオとサウンド » ファイルからサウンドを選び、ファイルを指定すればいい。
ただこのやり方だと .ppt ファイルに埋め込まれるのは絶対パスのリンクだけらしく、動画ファイルを削除したりパスを変更すると再生出来なくなるので注意が必要。せめて相対パスで登録できればいいんだが、今のところやり方を見つけられてない。
ともあれデモなんかは現地で操作するより録画しておいた方が色々と安心だし、動作にあわせた解説も練習や録音が出来て楽。ちなみに Windows 上で似たようなことをするならばWink, CamStudio, Jing など色々あるらしい。
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Posted by yoosee on at 2016-03-23 23:49 JST1 プラダを着た悪魔 (特別編) (ベストヒット・セレクション) [DVD]
全般的にテンポがすごくよくて大変面白い。舞台となる "RUNAWAY"誌編集長ミランダのモデルはもちろん VOGUE 編集長アナ・ウィンターなわけだが、これをメリル・ストリープが恐ろしくハマリ役で演じてる。アンドレアが次々にハイブランドの服を着こなすシーンの曲がマドンナのヴォーグというのも狙いすぎで素敵だし、とにかく服飾の小道具が豪華でそこを見ているだけで楽しい。"6号"ネタやハリー・ポッターのエピソード、エイミーのダイエット話など、笑いどころの入れ方もうまい。アンドレアの役どころはかなりファンタジーが入っているけど(私もハイブランドの服や靴や鞄を着放題でスタイリストまでつくような職場で働いてみたい)、基本はエレン・ブロコビッチ的なアメリカン・ビジネス・シンデレラストーリーなので個人的にはそこは割り切ってもいい。
ただ終盤のパリでの展開、ミランダの仕事への情熱や人間的弱さを描いたその直後に「やっぱり冷酷でした」なんて落し方はないんじゃないだろうか。アンドレアの決断も、ファッション誌の仕事への敬意ごといきなり捨てるのは唐突かつ彼氏に都合が良すぎる。もう少し彼女の最後の決断への導線が素直にあってもいい気がする。
といった不満もあれど、ファッション好きなら絶対に見るべき。そこをおまけして5/5点。
300 (スリーハンドレッド)
Posted by yoosee on Review at 2008-02-12 18:00 JST1 300(スリーハンドレッド)
たった300人で100万人のペルシア軍に立ち向かったスパルタ兵の話。ストーリーはあってないようなもんで、とにかく熱い戦闘シーンが素晴らしい。なんというか、実写版三国無双と言う感じ。個々のスパルタ戦士の奮闘がダイナミックにえがかれている。アメコミ原作と言うこともあり、史実やイデオロギー的な部分を考えるとあまり楽しめない気がするので、歴史背景を忘れてアクションを楽しむスタンスで見るべきかと思う。なお最後の最後はもう少し奮戦してから死んでほしかった気はする。4/5点。ちなみに実際のテルモピュライの戦いの記載を見るに
スパルタ重装歩兵の300人とテバイ、テスピアイ兵1,100人の合計1,400人(またはスパルタの装甲歩兵1,000人を加えて2,400人)は、共にテルモピュライに残った。とのことで、荒唐無稽のようで政治的背景はともかく戦闘に関しては意外と史実に近いっぽい。なんで半裸なのかと思ったけど、歴史資料ほとんどそのままの格好なのね。不死部隊なる精鋭部隊も実在だそう。
夜明けを待って、レオニダスは全軍に出撃を命令した。それまでは、街道の城壁での防衛を主としていたが、この日は道幅の広い場所まで進撃した。彼らは槍が折れると剣で、剣が折れると素手や歯を使い、全軍が玉砕するまで戦った。ヘロドトスによれば、この戦いによるペルシア軍の戦死者も2万人にのぼったとされる。
1 ダイ・ハード4.0 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付き・2枚組) [DVD]
あまり期待しないで見たのだけど、案外面白い。ジョン・マクレーン/ブルース・ウィリスだけじゃなく、Nerd代表的キャラクターで出てくるマットの見せ場が多くて、ネットワークを介した現実社会への攻撃という部分の描写にも程よいリアリティと逸脱感があるのが良いのかも。アクションシーンは容赦なく派手で、老骨に鞭打ってと言う印象を受けてしまうが、それはそれでしぶく収まっているのはブルース・ウィリスの演技力のお陰だろうか。ただ言っても詮ないことながら、どうしても「短くまとめた TWENTY FOUR」と言う感じがしてしまうのは、今後この手のテロアクション系映画の宿命になってしまうのかもしれない。その辺を考慮せず甘めに付けて4/5点。
1 TRANSFORMWERS
ここまで心に残らない娯楽超大作を作れるハリウッドはすごいと思う。脅威の映像革命と言うキャッチは本当にその通りで、まるで実在するかのようにデストロンとサイバトロンが変形して戦うシーンは見応えたっぷりなんだけど(変形が速すぎて騙されてる気分もしないでもないけど)、正直言ってそこだけで十分な感じ。子供の頃にアニメを見てた人、変形ロボ好きな人ならそこは楽しめるんじゃないかな。2/5点。
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Posted by yoosee on at 2016-03-23 23:49 JST1 ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 [DVD]
未解決の実在事件を元にしたストーリーらしい。舞台である1947年アメリカの雰囲気はよく出ていて、映像は見ていて楽しめるし、ストーリー展開も自然に感じる。伏線が非常に巧みに張られているが、個別の伏線があまりにもさり気なさすぎて、後から「あれ、何故こうなったんだ?」と何度も思い返さないといけないのがきつい。もう少し映画的演出に走ってもよかったんじゃないかと思う。2/5点。ま、スカーレット・ヨハンソンの胸を見るための映画、でいいんじゃないでしょうか。
1 ディパーテッド (期間限定版) [DVD]
キャストも演技も悪くないしシナリオもよく出来ているんだけど、なんだろうこの、見た後になにかが残った感じがないのは。主人公が完全に「善悪2人」なので、どちらかの視点から1つのテーマで話を見ることが出来ないというのが敗因なのかもしれない。娯楽作だと割り切る分には、150分と長いことを除けば結構楽しめる。多分日本人では同案多数だろうけど、互いに正体が分からない善悪2人の主人公が相手を追うと言う構図はデスノートっぽい。女医の立ち位置は面白いのに生かしきれてない感じが残念か。3/5点。
ところで原作となっている インファナル・アフェア [DVD] の評価が高いけど、後から見た限りではあまりに展開が速すぎる。ティパーテッドを見てなかったら筋を追えてなかった気もする。シナリオも演技も確かにいいとは思うけど、そこまで評価高いかは疑問。三部作 を全部見れば評価が変わるんだろうか。
グラインドハウス USAバージョン
Posted by yoosee on Review at 2007-08-31 12:00 JST1 グラインドハウス USAバージョン
いやーもー素晴らしい。完璧に好き放題作りこまれたバカ騒ぎ。このニセ予告編を含む Planet Terror と Death Proof 2本構成が1週間限定だなんてもったいなさすぎる。ていうかニセ予告編の1本目「マチェーテ」(ダニー・トレホ主演)が是非見たいわ。プラネットテラーの見どころはなんといってもローズ・マッゴーワンの空飛ぶ回転足マシンガン。いくらなんでもやりすぎだが、それがいい。デスプルーフは前半で貯めたカタルシスを最後に一気に開放する手法が見事。カタルシスには延々と続く無駄話も当然含まれるわけで、全部計算づくなんだろうかこれ。2本ともグロくてバカな映画を本気の本気で作っているのがビンビン伝わってきて、いやー楽しい。あとどっちの作品も、主人公の存在感が話の中でどんどん増していくのが凄い。
あ、クエンティンにゴッキーかえの素を実写化してほしい... かな?
1 16ブロック [DVD]
4thmedia の無料枠が余っていたので見たが、いやー意味不明な映画。頑張って人間ドラマをえがこうとしているのは感じられるし、個々の俳優の演技は下手じゃないんだけど、ヒューマンドラマなのに登場人物の背景描画が薄すぎて感情移入が全然できない。せめてトピックなはずの警察側の不祥事の裏事情なり、2人の主人公の過去を深く書いた方が良かったんじゃないかな。バスジャックなんて半端なアクションを延々と流すよりは。多分、加えて「人間は自分の努力次第で変われる」と言うテーマを前面に押し出しすぎたのは更に薄っぺらさを増しているんだと思う。娯楽映画に教訓を入れたいときはあからさまにしたら駄目だね。背中で語るくらいが丁度いい。こういうのが好きな人もいるでしょうけどね。2/5点。
1 ソウ3 DTSエディション [DVD]
4thmedia で見たが、血や臓器の生々しさばかり目立つ映画になってしまったのはちょっと残念。痛いシーンが多すぎだし。映画としてはそれなりに面白かったし、理不尽な展開すらも最終的には伏線と言うのは悪くない。SAW らしい最後のドンデンもそれなりに決まってはいたのだけど、やはり SAWは1作目が最高だったなと思い返してしまう。まぁ単体評価は 3/5 点くらいだけど、 SAW, SAW2 と見た人ならとりあえず見とけということで。
ffmpeg と imagemagick で動画のサムネイルを作る
Posted by yoosee on Debian at 2007-05-14 22:00 JST1 ffmpeg で動画のサムネイルを作る
ffmpeg を使って H.264 などの動画ファイルから Jpeg 画像のサムネイルを作ることが出来る。以前にも書いたが debian 公式の ffmpeg だと色々とコーデックが足りないのでdeb http://ftp.nerim.net/debian/ unstable mainから取得している。ffmpeg で h.264 動画からサムネイルを jpeg で得るには次のようにすれば良いようだ。
ffmpeg -i <input.mov> -f image2 -pix_fmt jpg -vframes 1 -ss 1 -s 640x480 -an -deinterlace <out.jpg>-s でサイズ、-ss で何秒目の画像を取得するかを指定している。手元では zsh の foreach を使って以下のように回している。
foreach i (*.mov) ffmpeg -i $i -f image2 -pix_fmt jpg -vframes 1 -ss 1 -s 160x120 -an -deinterlace thmb_`basename $i .mov`.jpg end
2 imagemagick でサムネイルにアイコンを付与する
このままだと他の静止画像ファイルサムネイルと並べたときに見分けが付かないので、適当な QuickTime のアイコンを Google Image から拾ってきて、imagemagick の composite コマンドで合成する。アイコンサイズは 40x40 にしたもので、160x120 の画像右下に表示。composite -compose over -geometry +120+80 qticon.gif $i <out.jpg>できあがりはこんな感じ。CSS で重ねた方がいいかもしれないけど、きれいなやり方が思いつかなかった。
THE 有頂天ホテル
Posted by yoosee on Review at 2006-10-15 23:42 JST1 THE 有頂天ホテル
なんというか、箱庭型ドラマの集大成という印象。ホテルという箱の中で同時進行で幾つものドラマが走り、それがいつの間にか関連しあって最終的にきれいに収まる。ワンシーンワンカットの長回しも舞台的な演出に一役かっている。個人的には、多分意図的にフケ顔に撮られたYOUのラストシーンのステージでの変貌ぶりが素晴らしいと思った。全体的にともすればやり過ぎになりそうな演出を、ぎりぎりでアリな線に納めるあたりがセンスだろう。
一回限りなら充分面白いので 4/5 点。見れば誰でも楽しめるとは思うが、繰り返し見たい感じでは無いかな。
ザ・インタープリター
Posted by yoosee on Review at 2006-07-16 23:42 JST1 ザ・インタープリター
(27レビュー)娯楽作とシリアスの両方を狙って失敗した感のある作品。映像をうまく作りすぎたせいか、余計にストーリーの荒が目立つ。ましてニコール・キッドマンとショー・ペンとキャストが豪華なので、どうしてもストーリーよりも 2人のヒューマンドラマっぽくなってしまう。
展開的には、登場人物が伏線も無しに唐突に行動し、後から「実はこうでした」と言う展開が非常に多い。特典映像の監督コメントによれば、脚本自体を作品を作りながら書いたらしいのでこうなってしまったのかも知れないが、サスペンス的な展開重視で伏線無しですっ飛ばしていくので下手するとおいてけぼりになってしまうのが難だろう。
全体的なテーマとしては国連とアフリカの人権問題を扱っていて、重さはあるものの舞台道具としてはそこそこ旨く使えているんではなかろうか。アフリカにリアリティを持てないのはこちら側の問題だと思うし。なんというか、娯楽作としてみるには充分面白いんだけど、テーマを考えると娯楽としてみるのはどうかなという感じが難しいのかも。3/5点。
1 ヴィレッジ
映画や書評はエントリを分けることにする。過去のものについては、やる気と時間があれば分離するかもしれない。なかなか評価が難しい作品。村の牧歌的な雰囲気はとてもよく出来ていて、それが崩れる様子にリアリティを与えている。ぐいぐい引き込まれる感じではないが、意外な展開もあってか雰囲気に反してさほど退屈はしない。オカルトを期待して見ている人には拍子抜けするかもしれないけど。
終盤の展開はなんというかそりゃ無いよと言いたくなる部分もあるが、個人的には嫌いじゃないな。評価は 3/5 点。
youtube の動画をダウンロードする ruby script
Posted by yoosee on Web at 2006-07-07 23:42 JST1 getmovie.rb - youtube の動画をダウンロードする ruby script
google videoやyoutubeとかの動画を落して保存。 を参考に ruby で youtube の flv をダウンロードするものを書いた。youtube 以外にも色々対応していて高機能な php をそのまま使えば良い気もするが、半分趣味と言うことで。youtube の url を引数に与えるとタイトルをファイル名にしてダウンロードする。気が向いたら svn/trac にも登録するかも、程度で。