Let's Note CF-Y4 に Debian GNU/Linux を入れる
Posted by yoosee on Gadget at 2005-06-28 23:42 JST1 CF-Y4 が届いた
発売から暫く経っているが、やっと CF-Y4 が納品された。SXGA+ (1400x1050) のディスプレイは視野性も画面の広さも非常に満足できる。dead pixel も見当たらない。キーボードも Y4 の大きさだと特に変な癖もなく、普通のピッチ幅なので打ちやすい。7時間駆動のバッテリーと DVD-RAMマルチドライブ搭載。質感がチープで少しかさばるのは悲しいが、この性能で 1.5kg なのは素晴らしいことだ。今までが 500MHz 192MB だったので速度も非常に速くなった。2 CF-Y4 に Debian sarge を入れよう
仕事用の検証・開発用機として、半分は個人的趣味だが Debian を入れる。内容は yoosee.wiki の方に後で適当にまとめる予定。時間が無いので当面の使用に耐える程度まで。設定色々は kmuto さんの Y2 / Debian 記録 を参考にしながら作業。同じ chipset らしい Gentoo + Dell Latitude X1 も参考にした。60GB HDD のうち 20GB を WindowsXP に残し、残りに Linux を入れる。まずは Knoppix の CD-ROM から起動し、ntfsresize を使って NTFS の領域を 60GB → 20GB に縮める。こう言う rescue disk 的な用途にも Knoppix は重宝する。
# ntfsresize -s 20000M /dev/hda1その後は普通に cfdisk で各パーティションを設定。一度 hda1 を削除した後、
のように切っておく。swap が 2GB もあるのは hybernation 領域として使うため。NTFS と隣接してあるのでサイズの増減はそちらと調整する。hda[1,2,3,5] = 20GB(NTFS), 2GB(swap), 10GB(ext3 /), 28GB(XFS /home)
DVD ドライブからインストールしようとして数度失敗。単にインストールメディアに DVD Drive のドライバがあるかどうかと言う問題なのだが。結局 sarge の netinst iso image を CD-R に焼いて使ったら問題無くインストールできた。
- DVD-ROM の Debian 3.0r2 installer → 起動後ドライブを認識できず
- DVD-ROM の Suse (UnixUser 7月号付属品) → 同上
- Debian sarge の netinst を CD-ROM に焼いて expert26 → 成功
3 X の設定
CF-Y4 のスペックを見ると、チップセットは Intel 915GMS Express と言うものが使われている。# lspci 0000:00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corp. Mobile Graphics Controller (rev 03) 0000:00:02.1 Display controller: Intel Corp. Mobile Graphics Controller (rev 03) ....Intel Graphics supprot for Linux からドライバがダウンロード出来るらしい。しかしこれがうまく動かない。
- xfree86 素の i810 ドライバ → startx → 駄目
- Intel Linux driver → build, reboot, i810 を指定 → startx → 駄目
- XF86Config-4 の BusID 等を色々弄る → 駄目
- Driver を i810 から vesa にする → 起動成功
一旦諦めて Driver "vesa" で動作。ともあれ 1400x1050 24bpp の解像度/色深度は出ているから当面は良しとするか。そのうちに x.org あたりに入れ替えるタイミングで再検討しよう。ちなみに vesa で 1400x1050 の解像度を出すには 855resolution の代わりに 915resolution を使って
# /usr/sbin/915resolution 3c 1400 1050などとすると良い。855 の真似をして /etc/init.d/915resolution をでっち上げておく。