1 間違えを恐れるあまり思考のアウトプット速度を遅くしていませんか?:DESIGN IT! w/LOVE
シチュエーションによるとは言え、場が企業の場合、これを素直に「そうだ」とは言いがたい。完璧さを求めるあまり間違いを過剰に恐れ、アウトプットが遅れてしまうくらいなら、多少、間違いがあるかもと思いつつもとにかくアウトプットを出し、その上で相手の反応を見ることのほうがよっぽど重要ではないかと思います。間違えを恐れるあまり思考のアウトプット速度を遅くしていませんか?:DESIGN IT! w/LOVE大切なのは「出した情報・意見のケツを持つこと」。不確かな情報を言いっぱなしにされるるほど迷惑なことはない。
更に状況によっては、間違ったことを言う事のリスクが非常に高い場合もある。特に技術者の発言の場合、他の職種よりも「正しいことを言える」可能性が高く、相手もそれを期待していることが多い。また技術的な見解は多くの場合、ビジネスに置いて判断の基礎情報として使われるため、ここに間違いがあるとモデルが前提から変ってしまい、多くの人、コスト、スケジュールに影響を与えかねない。海外など時差のある相手と仕事をする場合は尚更だ。
間違うことを恐れて情報を出さないというのは確かに愚かしく誰の利益にもならないことではあるが、出すからには出した情報に対して責任を持っていくのがビジネスに置いては必要だ。同時に「誰かが間違ったことを言ったときに気付いて修正できるシステム」を持つことも大切だろう。
拙速か巧遅かと言うのは選択肢でしかなく、どっちを選ぶかは状況に依存する。巧速が望ましいのは言うまでもないが、大切なのは最初に書いた通り「発言のケツを持つこと」だろう。