生命の存在とはエントロピーとの果てなき戦いである
Posted by yoosee on Clip at 2007-02-15 22:00 JST1 finalventの日記 - いうまでもなく地球は滅亡する
それにしても、必ず滅亡するとわかっていてなぜ地球生命は存在するのだろうか。finalventの日記 - いうまでもなく地球は滅亡する現実には「生命って、そこまで考えて無いんじゃね?」と思わなくもないが、例えば「ディアスポラ/グレッグ・イーガン」では、情報生命体と化した人類(ないし人類の延長上に存在する知性体)が、この時空の宇宙寿命を越えて存在・思考する姿が描かれている。単なる SF のお話ではあるが、知性の電子化はこの先 50年ほどで起こり得る話かなと思う。それを生命と呼ぶかはその時に議論になるのだろうけど。
仮に人類がそこまで辿り着かなくても、どこかの宇宙のどこかの星のどこかの生命はそうした存在まで辿り着くかも知れない。そう考えると、生命と知性の誕生と成長というのは、実はあちこちで行われている壮大な生き残り実験のように感じなくもなく、人類もそのひとつなのであろう。
そういう意味では、生命の存在というのはこの世界を支配しているエントロピーとの永遠の戦いなのかもしれない。