1 びすとろ「うのじ」
わりと近所にあるのに今まで「貸し切り」やら「休業」やら「品切れ」やらで行ったことがなかった、立教通りを下った先にある小さなお店。今日はやっと開いているタイミングで晩ご飯に立ち寄れた。なかはカウンターとテーブルひとつ、10 席程度の小さなお店で、屋号の「卯」に因んでうさぎの人形や絵柄の入ったものが沢山置いてある。主人と奥さん 2 人だけで切り盛りしているとのこと。焼酎の品揃えは 2,30 種類くらいあり、とても豊富。日本酒が数種類しかないのが残念だが、こういう小さな店では使い切らないといけない日本酒やグラスワインは品揃えが難しいのだろう。
2 野菜たっぷりの美味しい料理
料理がどれも美味しくて素晴らしい。「前菜 5 品盛」や「惣菜 4 品盛」はバリエーションも豊富、量も 1 人前でも割とたっぷり。料理を普通に頼むと必ずたっぷり付いてくる温野菜の茹で具合いが絶妙で特に美味。「季節の魚のポワレ」を頼んだら、ソテーされたカジキが上から見えないほどたっぷりと野菜が載ってきた。これがまた美味しい。「半熟卵と鴨の温野菜」も、卵の絡んだ優しい味加減が美味しい。後の方に頼んだチーズ盛り合わせも、ちゃんとしたブルーやブリ等 5 品に乾燥無花果と枝付き干しブドウが付いてきた。じゃこと大葉の焼きお握りもギュッと締まった味がして旨い。近所にこう言う店があるのは有難い事だ。デザートが無かったのが残念かな。
友達を連れて行ってますがいつも好評です。同級生の方なんですねー。
周囲のお客さんに迷惑をかけたわけでもないのに、突然早く帰れという主人の命令。
我々には何の事だか訳がわかりません。確かにメンバーの一人は酔っていましたが、女性ですし、それは軽い冗談の範疇。そこまで言われる筋合いはないというのが普通の意見ではないでしょうか? というか、全く普通の客ではありませんか?
だいいち、マスターと会話もしていない席にいて、なぜあれほど邪険に扱われるのか?
今宵は 皆、「良識ある酒好き」のメンバーであっただけに、今日の「うのじ」さんの対応には実際ガッカリきたのでした。 私の数少ない経験から言えば、昔、行きつけの寿司屋の親父がガンの検査に引っかかり、自暴自棄になって常連の私に喧嘩を売って騒ぎになりました。人間だれしもそういう心理状態の時があるものです。虫の居所の悪い日もあるでしょう。
でも「客商売」は絶対にそうあってはなりませんよ!
その寿司屋と同様、2度と「うのじ」の暖簾はくぐらないでしょうが、「うのじ」のためを思って言えば、末長い繁盛を望むのであれば、今後もう少し寛大に接客されてはいかがでしょうか? 貴方から見れば我々は理想の客ではないのかもしれませんが、けっして悪い客ではありませんよ。
それはともかく、それなら女将さんにソッと寄って来させて「もう少し小声でお願いします」って耳打ちさせるとか、いろいろ気の利いた手はいくらでもあるじゃないですか? うのじの親父の底が知れるのはそういう一歩先の気配りがない部分ですよ。 良い飲み屋になるなら、そういう所まで考えなくっちゃ。とにかく失格です。
ま、私は客として失格のようだから行きませんけどね。
とは言えオヤジにしては珍しい態度でしたし、隣の私から見ては別に悪いお客さんとも思いませんでしたから、福田さんのお怒りは理解できます。一方で女性の方がちょっと大きな声で絡み気味になっていたのをカウンターの裏から心配そうに見ていたオヤジを見かけていますので、お店側の気持ちも、過剰であるとは思いましたが、分からないではないのです。なんでしたら暖簾をくぐらないまでも、「ちょっとあの時は客に失礼すぎたんじゃないか」と電話で言ってみるのもいいかと思います。
私もたまたま隣に居合わせただけの身ですので、お節介が過ぎましたら申し訳ないです。ちなみに余談ですが、漏れ聞こえた話では、女性の方と私は同じ生まれ年みたいですね。勝手に親近感を抱いておりました。
この2人の会話を「うのじ」の親父に読ませたいですなぁ…
- って言う所まで、愛着が湧かないうちにこうなっちゃったから、手遅れですよね〜〜〜
今日で確か三度目。いつかyooseeさんと呑み友達になったかも知れないのにね。
親父も良い客逃しちゃったね!
福田さん達の話は隣で漏れ聞いていて興味深かったので、飲み友達になれたら嬉しかったですけどね。
私の仲間は全員声がデカイので「禁うのじ」かもねえ。
おやすみなさい!
ともあれ、うのじにまた来るかどうかはともかく、福田さんたちにさほど非があったとは思いませんのであまりお気になさらず。おやすみなさいませ。
我々は誰にからまれた記憶もなく、たぶんyooseeさんもそんな風には思われなかったと思いますよ。彼女は素面でもああいう話し方ですし、僕らは慣れているからというのもあるんでしょうが… まあ、親父の気まぐれにしても、そういう店は大事な接待には使えないし、二流、三流です。うのじの向かいにあるデタラメ・フレンチ(オーヴェルニュ料理)もそうですが、要町から椎名町にかけてロクな店がありません。「うのじ」には期待していただけにガックリの夜でした。
一流二流の定義は人それぞれですが、
お店を二流だのなんだのというならば、
同じように自分がお客さんとして一流であるかを考えるべきです。
スマートな料理はスマートに食べる。ならば、暖かくて繊細な味の料理を出すうのじでは、どう食べるか。
お客さんとして、考えてみると良いかもしれませんね。
消していただけると幸いです。