びすとろ「うのじ」

Posted by yoosee on Eat at 2004-05-29 23:42 JST

*1  びすとろ「うのじ」

わりと近所にあるのに今まで「貸し切り」やら「休業」やら「品切れ」やらで行ったことがなかった、立教通りを下った先にある小さなお店。今日はやっと開いているタイミングで晩ご飯に立ち寄れた。なかはカウンターとテーブルひとつ、10 席程度の小さなお店で、屋号の「卯」に因んでうさぎの人形や絵柄の入ったものが沢山置いてある。主人と奥さん 2 人だけで切り盛りしているとのこと。
焼酎の品揃えは 2,30 種類くらいあり、とても豊富。日本酒が数種類しかないのが残念だが、こういう小さな店では使い切らないといけない日本酒やグラスワインは品揃えが難しいのだろう。

*2  野菜たっぷりの美味しい料理

料理がどれも美味しくて素晴らしい。「前菜 5 品盛」や「惣菜 4 品盛」はバリエーションも豊富、量も 1 人前でも割とたっぷり。料理を普通に頼むと必ずたっぷり付いてくる温野菜の茹で具合いが絶妙で特に美味。「季節の魚のポワレ」を頼んだら、ソテーされたカジキが上から見えないほどたっぷりと野菜が載ってきた。これがまた美味しい。「半熟卵と鴨の温野菜」も、卵の絡んだ優しい味加減が美味しい。

後の方に頼んだチーズ盛り合わせも、ちゃんとしたブルーやブリ等 5 品に乾燥無花果と枝付き干しブドウが付いてきた。じゃこと大葉の焼きお握りもギュッと締まった味がして旨い。近所にこう言う店があるのは有難い事だ。デザートが無かったのが残念かな。

*3  さるやの楊枝

帰り際に爪楊枝を使おうと楊枝入れを見てみると、丁寧に紙に包んである楊枝で、頭紙を開いたら何やら慣用句のような都々逸の口上のような文句が書いてある。楊枝自体も 1 本 1 本手で削ったような形で高級感がある。紙袋に「さるや」と書いてあったので帰宅してから検索してみると、歴史の古い楊枝専門の店らしい。大入の箱入りが欲しいな。プレゼントなんかにも洒落ていて良いかも。

( Permalink | Comments (20) | tags: restaurant  )
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Comments
1. rj588j at 2005-12-31 16:02  (link)
お料理も雰囲気もいいですよねぇ。
2. yoosee at 2006-01-02 22:21
料理も安くて美味しいし、店のデザインと言うか雰囲気が素敵です。よく飾り物変えてて楽しいです。
友達を連れて行ってますがいつも好評です。同級生の方なんですねー。
3. 福田 at 2007-04-06 23:44
良い店だと思っていました。しかし今日、友人を連れて呑みに行ったのです(二次会)調子良く店に入ったのは良いのですが、どうも親父さんに酔っぱらいと勘違いされた様子。私達は品行方正に呑んでいたつもりですが、勘定の後に、罵詈雑言を吐かれ非常に不愉快な思いで店を出ました。なにも他の人に迷惑をかけたわけでもないのに、犯罪者のように接する態度!正直言って料理人の風上にも置けない人だと思いました。私は2度と行きません!
4. yoosee at 2007-04-07 00:18
あ、私はまさにその時に隣で飲んでいた者です。偶然ですね。確かに珍しくオヤジが神経質だなとは思いましたね。女性の方がちょっと酔って声が大きくなっていたので、周りのお客さん(多分隣にいた私達も含めて)に配慮したんじゃないかと思います。小さな店ですから。お気持ちも分からないではないですが、あまりお気になさりませんよう。
5. 福田2 at 2007-04-07 00:21
もう一度、はっきり言いますが、先程は何が起こったのか我々客の側は理解できない状況でした。
周囲のお客さんに迷惑をかけたわけでもないのに、突然早く帰れという主人の命令。
我々には何の事だか訳がわかりません。確かにメンバーの一人は酔っていましたが、女性ですし、それは軽い冗談の範疇。そこまで言われる筋合いはないというのが普通の意見ではないでしょうか? というか、全く普通の客ではありませんか?
だいいち、マスターと会話もしていない席にいて、なぜあれほど邪険に扱われるのか?
今宵は 皆、「良識ある酒好き」のメンバーであっただけに、今日の「うのじ」さんの対応には実際ガッカリきたのでした。 私の数少ない経験から言えば、昔、行きつけの寿司屋の親父がガンの検査に引っかかり、自暴自棄になって常連の私に喧嘩を売って騒ぎになりました。人間だれしもそういう心理状態の時があるものです。虫の居所の悪い日もあるでしょう。
でも「客商売」は絶対にそうあってはなりませんよ!
その寿司屋と同様、2度と「うのじ」の暖簾はくぐらないでしょうが、「うのじ」のためを思って言えば、末長い繁盛を望むのであれば、今後もう少し寛大に接客されてはいかがでしょうか? 貴方から見れば我々は理想の客ではないのかもしれませんが、けっして悪い客ではありませんよ。
6. 福田3 at 2007-04-07 00:33
yoosee様、連れの娘は地声が大きいんで困ります。酔ってなくてもあの声量。
それはともかく、それなら女将さんにソッと寄って来させて「もう少し小声でお願いします」って耳打ちさせるとか、いろいろ気の利いた手はいくらでもあるじゃないですか? うのじの親父の底が知れるのはそういう一歩先の気配りがない部分ですよ。 良い飲み屋になるなら、そういう所まで考えなくっちゃ。とにかく失格です。
ま、私は客として失格のようだから行きませんけどね。
7. yoosee at 2007-04-07 00:37
あるお客さんに寛大に接することが他のお客さんに迷惑をかけることもありますし、特にこうした常連が主になる小さな店では、一概に寛大な接客が良いとも言えない事は有ると思います。1人のお客さんに寛大にしたために複数の常連さんに逃げられたんじゃ商売が立ち行かなくなりますから。
とは言えオヤジにしては珍しい態度でしたし、隣の私から見ては別に悪いお客さんとも思いませんでしたから、福田さんのお怒りは理解できます。一方で女性の方がちょっと大きな声で絡み気味になっていたのをカウンターの裏から心配そうに見ていたオヤジを見かけていますので、お店側の気持ちも、過剰であるとは思いましたが、分からないではないのです。なんでしたら暖簾をくぐらないまでも、「ちょっとあの時は客に失礼すぎたんじゃないか」と電話で言ってみるのもいいかと思います。

私もたまたま隣に居合わせただけの身ですので、お節介が過ぎましたら申し訳ないです。ちなみに余談ですが、漏れ聞こえた話では、女性の方と私は同じ生まれ年みたいですね。勝手に親近感を抱いておりました。
8. yoosee at 2007-04-07 00:45
まぁ理想を言えば福田さんのおっしゃるとおりだとは思います。ただ、別にオヤジも理想の店主というわけでは決してないですから、至らないところはあって当然というか、そういうキャラクターを含めて2人でやっているあの店の個性だと思っています。ですからまぁ、気に入らなければ暖簾をくぐらないと言うのはもちろんかまわないと思いますし、逆に気に入らないことを相手に直接言ってあげるという手もありかのかなと思うわけです。
9. 福田4 at 2007-04-07 00:49

この2人の会話を「うのじ」の親父に読ませたいですなぁ…
10. yoosee at 2007-04-07 01:00
正直言って私も福田さん達にさほど非があったとは思いませんから、近いうちに会ったときにでもそれとなく話してみます。基本的には気のいいお二人なので、多分今日は他のお客に気を使って神経質になったんじゃないかなと思います。
11. 福田5 at 2007-04-07 01:02
?なんでしたら暖簾をくぐらないまでも、「ちょっとあの時は客に失礼すぎたんじゃないか」と電話で言ってみるのもいいかと思います。
- って言う所まで、愛着が湧かないうちにこうなっちゃったから、手遅れですよね〜〜〜
今日で確か三度目。いつかyooseeさんと呑み友達になったかも知れないのにね。
親父も良い客逃しちゃったね!
12. yoosee at 2007-04-07 01:11
あ、電話でと言うのは腹にためてイライラするよりは直接言いたいことを言ってしまうのも手じゃないかな、と言う程度の意味でした。もちろんそこまで労力かけたくないと言うのは当然ですし、かえって喧嘩になっちゃうかもしれませんから必ずしもお勧めするわけじゃないです。お店って言うのも出会いですから、タイミングが悪くて仲が続かないって事もあると思います。
福田さん達の話は隣で漏れ聞いていて興味深かったので、飲み友達になれたら嬉しかったですけどね。
13. 福田6 at 2007-04-07 01:20
本当、残念ですなあ。なんで、あんな事態になったのか、全然見当がつかないのですが、気がついたら「親父が不機嫌!」みたいな感じで…
私の仲間は全員声がデカイので「禁うのじ」かもねえ。
おやすみなさい!
14. yoosee at 2007-04-07 01:28
私はたぶん40回以上行ってますが、今日みたいなのは初めてでした。過去にはもっと声が大きい人もいたので、今日は特にからみ酒になっているのを気にしたのかな。私も理由は上に書いた程度くらいしか想像できません。
ともあれ、うのじにまた来るかどうかはともかく、福田さんたちにさほど非があったとは思いませんのであまりお気になさらず。おやすみなさいませ。
15. 福田7 at 2007-04-07 01:39

我々は誰にからまれた記憶もなく、たぶんyooseeさんもそんな風には思われなかったと思いますよ。彼女は素面でもああいう話し方ですし、僕らは慣れているからというのもあるんでしょうが… まあ、親父の気まぐれにしても、そういう店は大事な接待には使えないし、二流、三流です。うのじの向かいにあるデタラメ・フレンチ(オーヴェルニュ料理)もそうですが、要町から椎名町にかけてロクな店がありません。「うのじ」には期待していただけにガックリの夜でした。
16. yoosee at 2007-04-07 10:09
接待に使うような一流店だとは思いませんが、私はとても気に入っていますし良い店だと思っています。福田さんがどこかいい店を見つけられますようお祈りいたします。
17. いた他客ですが at 2007-06-26 05:01
私もその時客でいました。うのじには珍しく2軒目で入って来た3人のうちの女性の方が入店して程なくトイレにこもって吐いてらしたのが、親父さんがBGMを大きくしたりしていましたが、わかりました。他にトイレに行きたいお客さんが何人かいて入れなくて、親父さんも女将さんも「すみません、すみません」と謝っていて、女性がトイレから出たら女将さんはすかさずトイレの掃除をしていましたよ。女性はトイレから出ても大きい声で「気持ち悪い」とおっしゃってて女将さんは水を持って行ったりして(よその店で飲んで来た酒の後始末させられて気の毒に‥)と思いました。お客同士顔を見合わせてかなり引いていましたし。実際帰ってしまったお客もいたし。じゅうぶんお店にも他のお客にも迷惑かけてらしたと思います。「他のお客さんに迷惑だから帰って。」と親父さんに言われ「金払ってんだから」と捨てゼリフ吐いてお帰りになりましたが。たしかに2軒目の酔っ払いが入って来るような店での接待は無理かも‥あれ以来うのじはやたら早めに暖簾をしまう様になってしまった気がします。うのじは料理が美味しくて面白い大好きなお店です、要町から椎名町にだっていいお店がたくさんあります。腹いせや八つ当たり的なひどいご発言は控えてこそ良識ある客といえると思います。
18. takeda at 2007-06-26 19:51
結論としては、三流の客が三流の対応を求めて、一流の店に入ったら、一流の対応をされて逆切れということでよいのでしょうか?
19. いなちう at 2007-12-31 04:12
お客さんを選ぶ店だなって思います。
一流二流の定義は人それぞれですが、
お店を二流だのなんだのというならば、
同じように自分がお客さんとして一流であるかを考えるべきです。
スマートな料理はスマートに食べる。ならば、暖かくて繊細な味の料理を出すうのじでは、どう食べるか。
お客さんとして、考えてみると良いかもしれませんね。
22. いなちう at 2007-12-31 04:14
間違えて、書き込み過ぎました。
消していただけると幸いです。

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