*1  レストランの予約 - お姉さんの「男の恋愛相談室」

個人的にはモテたい男必読だと思っているお姉さんの「男の恋愛相談室」にこんな記事が載っていた。結論としては当然「予約すべし」なわけで、過去に知人の女性と話したときには

レストランの予約してないだなんて、私を軽く見てるとしか思えない!

とまで宣った女性も過去にはいたくらいで(私が罵倒された訳じゃなく一般論として話をしているときだったのは僥倖)、どちらが好印象を獲得できるかと言えば当然予約している方がいいに決まっている。特に猛暑と厳寒の季節はさもありなん。

*2  レストランで予約することの意義

おいしい店とのつきあい方―サカキシンイチロウの秘密のノートとは言え私も以前はあまり店の予約はしたくない派だった。何と言っても電話するのが億劫で仕方がない上に、「予め用意していた」と言うのが恥ずかしいみたいな意識があったのかもしれない。

そんな考えを変えてくれたのはサカキシンイチロウ氏の「おいしい店とのつきあい方」と言う本だった。これはほぼ日同名の連載第一シーズンをまとめたものだが、「レストランを楽しむという事は予約の前から始まっている」と言う事をこれでもかと言うくらいに教えてくれる良本である(なんせ連載自体、入店にいたるまで13話もあるのだ)。

なにより衝撃的だったのは、予約とういう物の機能と言うか概念がそもそも違っていたことだ。
本来、予約という手順は、決して、「自分の座る椅子、テーブルを確保するため」にするものでは、ありません。このことを、まず覚えておいてください。

ならば、なんのためにすると思いますか?それは、「これから行くお店の情報収集」と、お店に対する「自分というお客様の情報提供」のためなんだ、というコト。

後になってから自分でも気が付いたが、例えば「ある店の常連になりたい」などと思っていたら、まず大事なのは相手に名前を覚えて貰うことだろう(店側にしても、ある客の嗜好などは名前に紐付けて覚えるに決まっている)。そして相手に「自分の名前を伝える」一番よい機会は「予約」なのである。

レストランの予約を取る事は、店の前で待ったり店探しに彷徨く羽目にならずに済んだり、一緒に行く人にちょっと好印象を持たれたりと言った実益に加え、店に自分を知って貰う最も優れた方法だと言うことに気付かされて以来、最近はレストランの予約も「自分自身のために」と思って楽しんで出来るようになってきた気がする。

*3  お店を何で探してる?

ところでどんな店でも予約が必要なわけではなく、予約する価値のある店というのものを探すのも結構苦労するものだ。一番当てになる「よいお店情報」は、やはり味の趣味があう友達からの口コミなのは言うまでもないが、もちろん雑誌などにも役に立つ情報は沢山ある。私がお勧めの「お店紹介本」は、BRUTUS の連載をまとめた「グルマン温故知新2003」と言うムック。グルマン温故知新は Web版もあるようだ。2003年版が最新なので多少情報が古いものもあると思うが、なかなか外れ無しで重宝した。価格帯がちょっと高めなのが珠に傷だが。東京に出たての頃は「デートや合コンに使えそうな店」を男友達と飲み歩いたりもしたっけ。などと取り留めもないまま、どっとはらい。

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