*1  Insignia 22inch class 720p Widescreen Flat-Panel LCD HDTV

半分買い物日記みたいになっているが、先日こちらで Insignia というブランドのテレビを購入した。Insignia 22inch class 720p Widescreen Flat-Panel LCD HDTV というやつで、720p ハイビジョン対応の22インチ液晶テレビで$399。更に大きな画面のものも日本と比べれば割と安く買えるのだが(例えば42インチ1080p LCDで$1,000前後)、日本から37インチのREGZAを送っているのでさほど大きくないのでもいいかなと。かつこのテレビの良い点は、PC用モニターとしての利用が想定されているところ。720pというスペックなのに解像度が1680x1050になっていて、D-SUBの入力もある。DVI入力端子は無いが、HDMIがあるのでそっち経由で繋げるんじゃないかと思う。

同じクラスの液晶ディスプレイをDellで探すとDELL SP2208WFP が$319。Insignia の方は基本がテレビだけあって視野角も広いし(TNぽいけど170°あるからまあ十分)、HDMI、Component, Composit 入力とテレビ用の同軸入力とチューナー(CableもOK)が付いているので、そう考えるとなかなかお買い得。液晶の質もまずまずで、特に不満は無い。

このInsigniaはBestBuyと言うこちらの電化製品販売チェーン店のプライベートブランドなのだが、ちょっと調べてみると、日本でもリーズナブルな価格で薄型テレビを販売しているバイデザインがOEMしているものらしく、同社は他のストアでもPVでOEMしているらしい。日本でも似たようなモデルのLW-2230DHKと言うのが出ているが、日本では売れているんだろうか。

*1  ffmpeg で .flv を REGZA Z2000 で再生可能な形式に変換

ffmpegでflvから変換した動画をREGZAで再生REGZA Z2000 は DNLA でネットワークドライブにある mpeg2ts なファイルを閲覧可能なのだが、数日前に ffmpeg で変換したものはうまく再生できなかった。パラメータを色々といじったり Google で調べたりしていたら、非常にいいタイミングで同じ事に成功している人の記事を発見。
あとは以下コマンドで変換するだけ。
ffmpeg -bitexact -y -i "変換元のファイル名.xxx" -b 8192k -ab 128k -r 29.97 -s 720x480 -f mpegts -vcodec mpeg2video -acodec mp2 -ar 44100 -aspect 4:3 "変換後のファイル名.ts"
変換後のファイルは何故かPCでは再生できなく、REGZA Zシリーズでのみ再生可能。だからさ、皆で幸せになろうよ…… - REGZA Z2000でニコニコ動画の動画を観る
このパラメータで問題なく変換できた。Linux な samba box が Z2000 から見える ので、ここに置いておけば REGZA で録画した映像と同様に再生できる。流石に画像は荒いけど、Plagger と組み合わせて使ったりと、使い方によっては便利かもしれない。ここでの本題からは外れるけど、フィットネスの DVD のように入れ替えながら繰り返し見るものは吸い出してネットワークドライブにおいて置くと入れ替えの手間が省けて良さそう。

REGZA Z3500 シリーズがようやく発表

Posted by yoosee on Gadget at 2007-08-22 22:00 JST

*1  東芝:プレスリリース (2007.08.20)

東芝から Z2000 シリーズの後継となる Z3500 シリーズがようやく正式発表。37V, 42V が IPS で 46V, 52V, 57V が VA パネル。その他の仕様はほぼ同じ。
10bitの広色域液晶パネルをはじめ、120Hzの倍速駆動と中間フレーム生成による動画ボケ解消技術「フルHD・モーションクリア」などITmedia +D LifeStyle:“全部入り”の新型REGZA「Z3500シリーズ」登場 (1/2)
180Hzと言う噂もあったけど、結局 120Hz で落ち着いたようだ。東芝はデコーダ回路が優秀なので期待できるかもしれない。
音響にも手を加えた。まず、オンキヨーと新たに共同開発した「パワージェットスリットスピーカー」を搭載。ITmedia +D LifeStyle:“全部入り”の新型REGZA「Z3500シリーズ」登場 (1/2)
Z2000 で一番不満なのは音響なのだけど、Z2000 でも ONKYO と共同開発したというパーツだったはずだが、Z3500 では改善されたんだろうか。
「Z2000」シリーズは、ネットワークストレージ(NAS)にデジタル放送を録画できるのが大きな特徴だったが、「Z3500」シリーズでは、それにくわえてUSB接続の外付けHDDも利用できるようになった。ITmedia +D LifeStyle:“全部入り”の新型REGZA「Z3500シリーズ」登場 (2/2)
個人的にはUSB HDDが増えたのはどうでもいいが、簡単に増設できるのが嬉しい人は多そう。タイムシフト的な HDD の利用はテレビの視聴方法を変える大きな変化なので、この部分の進歩は評価したい。
VoDサービスでは、従来通り「4th MEDIA」に対応。イーサネットケーブルを接続すれば、別途STBなどを用意することなく、動画配信サービスを利用できる。また、新たに「アクトビラ」にサポートし、ファームウェアアップデートなどを通じてフル画面表示が可能な「アクトビラ ビデオ」対応も検討しているという。ITmedia +D LifeStyle:“全部入り”の新型REGZA「Z3500シリーズ」登場 (2/2)
アクトビラは搭載機種が増えてきているが、この先スタンダードになるんだろうか。それと Z2000 の 4thmedia 対応はチューナ無しで視聴できるのは便利とは言え、録画予約できなかったり本体側の録画中は 4thmedia が視聴できなかったりと、不便な仕様が多いのだけど、そうした基本機能的な部分は改善されるんだろうか。
新たに録画予約した連続ドラマを最終回まで録画予約する「連ドラ予約」に対応。録画した連続ドラマは「グループ」として管理できる。さらに、再生を一時停止した場所で記憶し、次に見る際に続きから再生できるレジューム再生機能も搭載した。東芝、倍速/USB HDD録画対応のフルHD液晶テレビ
あまり録画を使わないからいいけど、使うならこの程度の機能は欲しいところだろう。

個人的には Z2000 の画質にも十分満足しているので買い替えるという話は無いし、新機種なので発売しばらくは高いだろうけど、37V-42Vインチのレンジで新しいテレビが欲しいという人にはこの Z3500 は有力な候補になるんじゃないかと思う。

*1  Life is beautiful: テレビ番組の低俗化に関する一考察

現時点で光ファイバー配信が一気に普及すると帯域が足りなくなる気がするので個人的には VOD 以外は BS/CS の方がいいんじゃないかと思うけど、それはたぶん解決可能な話ではあるし本題じゃないのでさておき。
放送のIP化を進める上で最も大切なことは、地デジの再配信なんかではなく、放送のオープン化、つまり光ファイバーを使うことにより「限られた電波帯」の呪縛から逃れ、誰でも自由にどんなコンテンツでも光ファイバーを通して放送できる仕組みを作ることではないだろうか。Life is beautiful: テレビ番組の低俗化に関する一考察
うちはそれこそ Bフレッツ経由でテレビ配信する 4thmedia に契約してからは、ほぼ Discovery Channel, Animal Planet, National Geograpic Channnel しか見なくなった。例えば
絶体絶命の検証   海や密林で遭難し、生還した人がどうやって絶対絶命の状況を生き延びたかを検証する。例えば海難事故のケースではエキスパートが実際に救命ボートに乗り、真水の得方や食糧の調達方法、体温の調整方法や船舶発見時にいかに自分の存在を知らせるかといった事を学ぶ。
こういう番組が選択肢にあるというだけで心が豊かになるというもの。

現行の地上波の番組が悪いとは言わないが(低俗だろうがなんだろうが見る人が多いからそうした番組を流すのだろうし、基本的に見てない私が批判する類のものでもない)、少なくとも今の地上波は番組の選択肢が少なすぎる。テレビがそれほど大切で地デジ化に何千億円と言うコストを注ぎ込む必要がある程のものだというのならば、むしろもっと視聴者に番組の選択肢を与える方針にすべきだろう。参入障壁をむしろあげる方向の現在の政策が健全とはとても思えない。

マルチチューナのHDDレコーダが普及し、ユーザが自由に好きな番組だけをつまみ食いできるようにテレビの見かたが変わってきている現代では、なおさら多様性は求められるんじゃないだろうか。方法はファイバーでも衛星でもいいので、安価に多様な番組を流す方向に方針を転換できないものなんだろうか。

*1  ITmedia +D LifeStyle:「1世代コピー9th」では誰も幸せになれない (1/3)

以前スラドに コピーワンスは、コピーナインスに が載ったときにも回数が増えりゃいいというものじゃないぞと思ったが、こうして記事として読むと改めてそう思う。
孫コピー不可、直接コピーしかできないという意味を、よく考えてみてほしい。これはiPodや携帯電話を、レコーダーに直接つないでコピーせよ、ということである。ITmedia +D LifeStyle:「1世代コピー9th」では誰も幸せになれない (1/3)
そうそう、それそれ。つまり視聴者の自由がメーカーの努力如何のみにかかってくることになる。自由度の高い PC へのコピーなどはもちろん不可能ないし厳しい制限を受けることになる。

正直に個人的な都合と感想を書けば、テレビなぞ使いづらくなったら見ないだけだと思うので割とどうでもいい。今や携帯電話やネットやゲームなど、可処分時間の使い先として多彩なライバルを持つテレビが、今以上に厳しい縛りをお客さんであるユーザに課してなお、この先果して生き残っていけるつもりだろうか、という辺りはむしろ興味深い。完全な代替になるものが無い以上は無くなりはしないだろうとは思うが、数ある娯楽の中で one of them になる可能性も高くなるんじゃなかろうか。

*1  4thmedia を契約

4thmedia先日購入した REGZA 37Z2000 には、ネットワーク経由で TV や PPV の映画を配信する 4thmediaチューナと専用端子がなぜか搭載されている。当部屋はスカパーのアンテナが立てられない環境。初期費用と3ヶ月間の使用料が無料キャンペーン中と言う事もあり、これ幸いとベーシックプランを契約した。うちは asahi-net なのでIPSフリープランで 2,835円 + 210円、それに Flet's .NET が月 315円かかる。

Webで申込みをするとその場でIDとパスワードが発行され、次の朝には利用可能な状態になる。別途必要な Flet's .NET の方も契約完了から30分程度で利用可能になった。通常は専用STBの配送を待つ必要があるが、Z2000 はチューナ内蔵なので4thmedia 専用端子に ether cable を挿し、ID(@4thmedia.jp)/パスワードを登録すれば視聴可能になる。

当初はルータから直接 REGZA に足を伸ばしてみたが、4thmedia の受信を始めると無線LAN側が切れるという事象が発生。IPv6 multicast stream がそのまま下流回線に流れ込んで、無線LANが溢れてしまっているようだ。
構成を変えて bflet's 終端装置とルータの間にハブを挟み、そこから直接 4thmedia 端子に抜けるようにした。この構成でルータの IPv6 bridge を切れば、とりあえずルータの下流側に stream が流れてくることはなくなった。
4thmedia の接続例も上記のようにルータの手前で分岐する形なので、こうするのが真っ当ということだろう。この繋ぎ方ならルータの機能は問わないわけだし。ちなみにこんな感じの packet が流れてきているのが見える。
19:22:00.417467 IP6 2001:c90:6e00:ff01::6a:31.50124 > ff38::100.10124: UDP, length 1364
19:22:00.419064 IP6 2001:c90:6e00:ff01::6a:31.50124 > ff38::100.10124: UDP, length 1364
19:22:00.420603 IP6 2001:c90:6e00:ff01::6a:31.50124 > ff38::100.10124: UDP, length 1364
ルータが ipv6 multicast のルーティングを真面目に出来ていれば最初の繋ぎ方でもいけるのだろうが、そんな家庭用ルータは殆んど無いだろうからまぁ仕方がない。

*2  4thmedia の番組、画質もなかなかよろしい

うちはVSDLのマンションタイプなのでパケットロスなどを心配したが、画面が乱れることは殆んど無く、また放送視聴時にインターネット回線側が使えなくなると言う事も特に無い。見ているのは殆んどこの3つのチャンネル。
Animal Planet Discovery Channel National Geographic Channel
これらが見られるだけでも素晴らしく楽しい。動物万歳。いや正直この 3つだけでいいから1,000円くらいにして欲しい。

画質は SD のチャネルでも観賞に耐えうるレベル。一部のコンテンツは HD で配信されており、こちらはかなり美麗である。PPVのオンデマンド番組はまだ試していないが、HD DVD や BluRay などのレンタルが殆んど無い現状では、HDのコンテンツをレンタル価格で見ることが出来る貴重な手段だ。わざわざ店舗に足を運ぶ必要がないのも非常に便利で、これでコンテンツが充実してくれていればDVDレンタルはもう要らないと言いたくなるくらいだが、肝心のコンテンツの種類があまりに足りていない現状は残念。今後どうにかなるだろうか。

*3  REGZA Z2000 の 4thmedia チューナ機能は今ひとつ

REGZA の 4thmedia チューナー機能だが、恐らくは元々おまけ的な機能なのだろう。チャンネルの選択が煩雑だったり REGZA の録画機能と 4thmedia の再生が競合したり、そもそも 4thmedia コンテンツの録画がほぼ不可能という致命的な欠陥がある。オンデマンドコンテンツだけならばそれでもいいのだが、せめてTVコンテンツは他のテレビ番組と同様に録画できるようにするか、外部の録画機器に予約録画できるような機能を搭載して欲しかった。今後のファームアップデートで対応できるならして欲しいが、そこまでの機能拡張は望み薄だろうか。別途 4thmedia の STB を買うなりレンタル(+500円/月)すればなんとかなるのだろうけど、チューナ内蔵だから契約したという面もあるわけで、それもしゃくな話だな。

*1  REGZA Z2000 の LAN HDD 録画先に Linux Samba box を使う

昨日届いた REGZA Z2000 シリーズは LAN HDD への録画機能というのがある。ネットワークに NAS を置いておくとそこに HD 画質での録画が出来るという、ちょっと不思議な機能。このためなのか Z2000 はダブルチューナーモデルだったりもする。

ともあれ NAS を繋げばいけるということは Linux + Samba でいけない理由もない。情報を集めてみると、guest でアクセスできるようにして 「LAN HDD専用」ではない普通のLANポートに繋いでやればいいらしい。もちろん録画専用に使うなら専用端子に繋いでもいい。

Linux 側は smb.conf の共有したいフォルダの設定に
guest ok = yes
の設定を入れる。Windows の場合は当然ながら共有設定をするだけでいい。

その後、REGZA Z2000 の
設定 → 初期設定 → 録画機器設定 → LAN HDD 設定
とメニューをたどると samba で設定したフォルダが見えるはずなので、録画機器として登録すれば完了。REGZA 番組表・ファインから番組を選んだ際に「録画」を選べば LAN HDD への録画予約も出来る。

試しに録画したところ、4分のHD録画で430MBだったので 1分約100MB、30分番組なら3GB 強の見当になる。 300GB の HDD ならば 50時間弱は録れることになるので、タイムシフトして見るには充分だろう。ちなみに LAN 的には約 14Mbps 程度のデータが流れる事になる。 この辺りが気になるならば専用のNASを専用端子に繋ぐのがいいだろう。 画質的には特に問題は見当たらなかった。

なお残念ながら録画した番組ファイルにはプロテクトがかかっており、REGZA 以外から再生することは無理のようだ。これが出来るなら自動的に samba に録画ファイルを落とせる神マシンになるのだが。 また録画を主眼とした機種では無いため、操作は多少繁雑さを感じる。 真面目に使いたい人は連携しやすい東芝のHDDレコーダを別途買うか、 どうせ外付けNASを買うくらいならば最初からHDD録画機能がビルトインされた H3000 を選ぶのがいいかもしれない。

*1  薄型テレビの選び方 - 2007夏

さてテレビが壊れてしまったので、タモリを見るWiiで遊ぶためにも買い替えが必要になってしまった。薄型テレビなんて当分買うつもりもなかったのでほとんど知識が無く、まずはスペックの見方などに関しての情報収集から始めることにした。例によって主に 2ch の関連記事をざっと読んでキーワードを拾う。まずプラズマか液晶かの選択では、32インチ以下ではプラズマが無いので液晶の1択、42インチより大きい所では動画解像度やインチ単価の面でプラズマの方が有利になる点が多いようだ。その間、37〜42インチは液晶とプラズマの境界という意味で微妙なラインだが、今回は個人的に FullHD を志向したこともあり、液晶で検討している。個々のテレビメーカーで機能やデコーダの性能などに差があるので目に見えるスペックだけで語ることは出来ないが、液晶パネルでの比較可能な注目すべき点を以下に挙げる。

*2  解像度, HD (1366x768, 104万画素) と FullHD (1920×1080 207万画素)

あまり解説も要らないだろうが、いわゆるハイビジョンテレビには主に2種類の画面解像度がある。32インチでは SHARP が LC-32DS1 などの FullHD モデルを出しているが、この画面サイズではパネルを横に並べて気を付けて比べても、HD と FullHD の差はわからないのではないだろうか。

一方 37インチになると他の各社も FullHD の液晶パネルを出してきている。正直言ってこのクラスでも HD と FullHD の差は並べても高精彩な静止画像(例えば樹木の葉など)で辛うじて分かる程度なので、あえて高価な FullHD に手を出す必然性は低い。逆に SD 画質のソース(いわゆるアナログ放送) の表示ではアップスキャン処理により高い性能が求められるため、FullHD が裏目に出て映像が汚くなることもある。もし可能ならば店頭でチャネルを変えて確認するのをお勧めする。
とは言えそうした条件がクリアできるならば、スペックとしては優れている FullHD をあえて避ける必要自体はないだろう。一方で PC に繋いで使いたいという場合には当然ながら解像度の高い FullHD をお勧めする。この場合は大抵 DVI-HDMI 変換ケーブルを使って繋ぐことになるが、機種によっては Dot by Dot 表示 (PCの1ピクセルを画面上の1ピクセルで表示する) に対応していない場合もあるようなので、事前に情報収集しておくのが良いだろう。とは言え 37インチと言う大きなパネルをPCで常用するのは視点移動量が大きくなるなど使い辛いことも多いようだが。

*3  液晶駆動方式, IPS と VA

液晶パネルの仕組みには何種類かあり、現在の大型テレビに使われているのは主に IPSと VA と言う 2種類の方式になる。詳しくは以下の解説を参照。非常に大雑把にいえば IPS > VA > TN の順に品質が良く値段が高い。ただ VA パネルは IPS と比べて視野角で劣るものの応答速度やコントラストにアドバンテージがあり、一概に良し悪しは言えない。正直あまりスペックとして並べるよりは、店頭で見る際に視野角や色合い、残像感を気にしてみる程度でいいのでは無いかと思う。

*4  動画解像度, 等速駆動(60Hz) と 倍速駆動(120Hz)

液晶パネルとプラズマディスプレイパネル(PDP)を比較した際に大きな差のひとつになるのが動画解像度と呼ばれる数値。簡単に言うと動画を表示する際にどれくらい自然に見えるかという数字で、HD(720p)のPDPで 700本、FullHD のPDPで900本程度なのに対し、液晶パネルは300本程度とされており、これが少ないものは残像感が高くなるとされている。これは液晶パネルの「応答速度」の問題と思われていたが、どうやら最近はインパルス型とホールド型と言う発光方式の違いが大きいという話になっているようだ。液晶はその構造上、動画表示の残像が残りやすい仕組みになっている。これを解決するために最近の液晶パネルが導入している技術が倍速駆動と呼ばれるもの。意図的にフレーム間に暗部を導入したり(疑似インパルス駆動とも呼ばれる)、フレーム間を補完する中間画像を演算によって生成して挿入することでよりブラウン管に近い映像をつくり出している。

ただしこの技術に関しては残像感に大きく効くと言う話と現時点の技術では効果のほどには疑問があると言う声もあり、今後のモデルには 120Hz なり 180Hz 駆動が乗ってくるのが普通になっていくだろうが、現時点では対応しているに小したことは無いとはいえ、発展途上の技術だろう。インチ数が40より大きい画面で動きが激しい映像を見ることが多い場合には、特に液晶にこだわる理由が無ければ当面はプラズマを選ぶのが無難かもしれない。

*5  32V〜37V型 お勧め薄型テレビ

以上のパネルスペックから見た場合、FullHD, IPSパネル, 倍速駆動という条件を満たすのは現時点では日立の Wooo L37-XR01 のみになる。【楽天市場】L37-XR01 の検索結果 では 22万円前後程度のようなので、HDD搭載を考えれば値頃だ。この手の録画機能は録画というよりは時間に縛られずに好きな番組を見るための機能と思った方が良いもので、あって邪魔になるものでもないだろう。8月には Victor が LT-37LH805 を出す予定で、倍速液晶に昔から取り組んでいるメーカーだけに期待が出来る (【楽天市場】LT-37LH805 の検索結果)。REGZA Z2000 の後継も倍速になるという噂があるが、どのみち今後の新機種には各社が各々の方式で倍速・3倍速駆動を載せてくることになるだろう。
倍速を考えないならば東芝 REGZA 37Z2000 の評判が良いようだ。37インチ以上の Z2000 パネルは FullHD の IPS で、デコード回路や見やすい番組表に定評がある。また DVI-HDMI での Dot by Dot 表示にも対応を明記しており、LAN HDD を別に買えば録画機能も使える。現在ならば安い所で 15万円前後からあるし、ヤマダやヨドバシ、ビックでもタイミングによってはポイント込みで同価格帯買えることもあるようだ。なお上記3機種はどれもHDMIが3系統あるのも好ましい点だ。

ちなみに 32インチでは HD の Panasonic VIERA TH-32LX75S が倍速駆動で評判が良いが、値段は14万円前後なので少し足して 37インチを狙うのも手かと思う。また安価なモデルとしては REGZA 32C3000 も評判は悪くない。こちらは【楽天市場】32C3000 の検索結果 で 10万円を切る程度。逆に42インチを越えるクラスでは上記機種の 42インチモデルを選ぶか、もしくはプラズマを選ぶのがよいのでは無いかと思う。PDP では Pioneer や Panasonic の評判が良いようだがあまり調べていないので割愛する。

現時点での薄型テレビは発展途上の色合いが濃いので、ある程度割り切って安価に手に入れられるモデルで様子を見る手もありかもしれない。どちらにしても欲しいと思った時が買い時なのは間違いないだろう。よくあるアドバイスとしては、とにかく思っているよりも数サイズ上のパネルを選ぶと満足度が高いようだ。もちろん事前に設置スペースの確認は必要になるが。

個人的には 37インチの FullHD を条件として、REGZA 37Z2000 か、充分に安くなっていれば Wooo L37-XR01 かなと思っている。

*1  キャズムを超えろ! - 家電メーカーよ、今すぐその時代遅れのUIから脱却せよ

折角画面があるんだから「リモコンは見ずに操作できます」を売りにすべきなのだ。リモコンは見ずに画面だけ見ていれば操作できる数までボタン数を絞り、如何に軽快に画面側のGUIを描画・選択できるかを突き詰めていってほしいものである。キャズムを超えろ! - 家電メーカーよ、今すぐその時代遅れのUIから脱却せよ
そうそう。パソコンのボタン(キー)が多すぎてとっつきにくいという話を家電メーカーは理解しているはずなのに、何故か家電であるテレビやDVDレコーダのリモコンは相変わらずキーだらけなのだ。

キャズムを越えろ! が書くようなカーソルキーのみの操作にするのもいいが、個人的にはせっかく番組表があるんだから、番組を直接ポインターできるような Wii リモコン型であるべきだと思う。チャンネル切り替えもあれだよ、ボタン押すと全チャンネルの「現在放送中の番組一覧」が出て、見たい番組にあわせてポチッと押す。ザッピングがしたいならチャンネルボタンを押しながらリモコンを左右に振る。これでどうよ。

*1  ドラマ最終回延長やスポーツ延長への自動対応

番組ナビゲータ の番組追跡機能がほぼ似たような事を自動でやってくれる。ダウンロードした番組表を元に登録した番組情報を探し出してくれるので、開始時刻の変更や放送時間の延長は自動的に反映されるし、手前にスポーツ番組がある場合には録画時間を自動延長するようになっている。そんなわけで最近の予約は殆んどこればかり使っている。Windows が必要なのと毎週最低一回は起動して予約ボタンを押さなければならないのは面倒だが、これが無かったら予約なんて面倒くさくてやってられない、と言うくらいには便利。

しかしふと考えたら RD-H1 には Webインターフェイスがあるのだから、HTTP::Mechanize あたりで頑張ればスクリプトからの自動化も出来なくはないのか。元気があったら考えてみよう。

鬼譚・妖怪譚としての響鬼(〜29話)

Posted by yoosee on Clip at 2005-10-03 23:42 JST

*1  鬼譚・妖怪譚としての響鬼

私なんぞは「響鬼の登場人物は30話以降、性格改造受けてるなぁ」程度のことしか言えないのだが、妖怪の専門家が見ると舞台設定からしてかなりの変化があるらしい。東雅夫氏の「鬼譚・妖怪譚としての「響鬼」について」や、加門七海氏の「『響鬼』試(私)論/加門七海」は非常に興味深い。意図的か偶然か分からないが、29話までの響鬼は妖怪愛好家が深読みして楽しめるレベルの世界設定を持っていたと言うことか。言われてみれば童子と姫の声が男女逆だったり、魔化魍は「清め」られると土や枯れ葉に戻っていったり、猛士には過去の魔化魍についての綿密な資料が蓄積されているなど、世界観が作り込まれていて破綻が少ない作品だったと思い出せる。

ちなみに前者については響鬼の現プロデューサである白倉氏が落第点を付けたらしく、それへの返信として「「鬼譚」について」が書かれている。ところで響鬼も最初から「水木しげる・荒俣宏・京極夏彦・宮部みゆき 総合監修」とかにすれば筋がぶれずに済んだのかも…。

RD-H1 の録画を ffmpeg で変換

Posted by yoosee on Gadget at 2005-08-12 23:42 JST

*1  RD-H1 で録画した番組を ffmpeg で変換する

いつもは VRD にねっとdeダビングする際にレートや解像度を変更しておくのだが、昨晩はうっかりそのまま転送してしまったので ffmpeg で変換することにした。解像度は TT3 の Landscape で見るために 426x320 、bitrate は 600 程度に。ちなみに RD-H1 → VRD(Windows) → Samba(Linux) と言う頭の悪いことをしてる。それにしても 30分番組を SPモードで録ると 1GB 近いサイズになるのだな。250GB で単純計算すると 125時間弱か。
% ffmpeg -i input.mpg -vcodec xvid -acodec mp3 -b 600 -s 426x320 output.avi
Input #0, mpeg, from 'input.mpg':
  Duration: 00:30:00.2, start: 0.315667, bitrate: 4913 kb/s
  Stream #0.0: Video: mpeg2video, yuv420p, 720x480, 29.97 fps, 6500 kb/s
  Stream #0.1: Audio: ac3, 48000 Hz, stereo, 192 kb/s
Output #0, avi, to 'output.avi':
  Stream #0.0: Video: xvid, yuv420p, 426x320, 29.97 fps, q=2-31, 600 kb/s
  Stream #0.1: Audio: mp3, 48000 Hz, stereo, 64 kb/s
(snip)
Press [q] to stop encodingframe=53970 q=4.0 Lsize=  149135kB time=1800.6 bitrate= 678.5kbits/s
video:132002kB audio:14067kB global headers:0kB muxing overhead 2.099202%
エンコード時間は P4 1.7GHz で 28:22 なのでほぼ実時間がかかっている。

ちなみに xvid データの圧縮率(?)ってどんなものなのかなと思い、出来上がった avi ファイルを bzip2 で圧縮してみた。
-rwx------ 1 yoosee users  1105616896 input.mpg
-rw-r--r-- 1 yoosee users   152744974 output.avi
-rw-r--r-- 1 yoosee users   148926349 output.avi.bz2
ファイルサイズの変化は 97.5% 程度。xvid 形式のファイルは単なるデータとしてはそれ以上圧縮するのは難しいっぽい。もちろん動画圧縮としてはもっと良い方法があるかも知れないけど。

今週のブレード

Posted by yoosee on Fun at 2004-08-01 23:42 JST

*1  仮面ライダーの成長

ここ数作の仮面ライダーを見てきて「戦闘シーン」が楽しくないなーと思っていたんだが、最近のライダーって「自分で努力して強くなる」とかとか「勝つための戦略を練る」とか「持っている力で工夫をする」と言うプロセスが全然無くて、ある日突然「強くなるためのアイテム」を貰って一気にパワーアップするだけなのが宜しくないんではないかなぁ。その分「人間ドラマ」とか「心理描写」に力を入れているのかも知れないけど、だったらあの棒読みをなんとか…。

特に今作には折角「ラウズカードの組合わせによるコンボ」と言うシステムがあるんだから、「こう言う使い方もあるのか!」と思わせるようなパターンを用意すればいいのに、毎度同じ組合わせで同じ技ばかり。子供向け漫画・アニメでも「工夫して勝つ」パターンのものは沢山あって各々人気が高いわけで、もちろん色々なパターンを用意するのは CG の手間とか色々あるんだろうけど、戦闘の手を抜きすぎだと思うわけですよ。

*2  ジャックフォーム

まぁそんなわけで今回も特に何の苦労も無しに「ジャックフォーム」に変身できるようになったブレードは「♠J イーグル」以外にも 2 枚、ウルフとエレファントの Jack (Wマーク) を持ってるわけだけど、これは使えるのか、それとも他のライダー用なのかなぁ。そして嶋さん/タランチュラアンデッドの King カードの効果はなんでしょうねぇ。

*3  ジョーカー

ところで「人間でもアンデッドでもない」カリスな人はジョーカーだったわけね。だからカードでカリス以外のアンデッドにも変身できたわけか。しかし全体に占める役割と言うか、どういう存在なんだろ。

水曜どうでしょう 新シリーズ

Posted by yoosee on Fun at 2004-06-10 23:42 JST

*1  水曜どうでしょう 新シリーズ、テレビ朝日で放送

7月 10日に第一回放送だが、第二回以降は不定というのもどうでしょうらしい。リターンズも是非放送して欲しいものだ。埼玉や神奈川では放送しているらしいのに、東京でやってくれないのは何故だ。

今日のブレード

Posted by yoosee on Fan at 2004-05-30 23:42 JST

*1  橘さんがカッコイイ!! ブレード19話

アンデッドの攻撃をかいくぐって前宙返りで飛び越して、ベルトをさっと拾ってジャンプしながら変身!! あまりに有り得ないアクションがカッコ良くて素敵だ。

*2  桐生さん再起不能 (⇒ To be Continued...)

桐生さんがレンゲルに変身したのは橘さんを叱咤激励するため、みたいな感じで睦にやられて再起不能になって、ちょっといい奴っぽい印象で死んだ桐生さん。しかし奴はアンデッドに一般人を襲わせていたことを忘れちゃならん。最後に呟いた通り、単純に「仮面ライダーになりたかった」と言うのが本音なんだろうけどなぁ。

*3  カード回収

ブレードは REMOTE で奪われたカードを 3 枚とも回収、新しいアンデッド +1 枚も封印したみたい。流石にレンゲルが封印してカードを奪ってしまうとこの先闘いが成り立たないと言う事か。ブレード自身もそのうち、龍騎サバイブやファイズアクセル・ブラスターみたいなドーピングモードが出てくるのだろうな。

今日のブレード

Posted by yoosee on Fun at 2004-04-25 23:42 JST

*1  ブレード

橘さんが悲惨すぎる。

今日のブレード

Posted by yoosee on Fun at 2004-04-18 23:42 JST

*1  先週見てなかったんだけど

1 話見逃したはずなんだけど、ストーリーが全然進んでないな。「カテゴリA|ce!|」のアンデッドはまだ封印されていない模様。あれを封印してバックルを用意すれば新しい仮面ライダーのベルトが誕生か。しかし蜘蛛なのかぁ。バッタは?

*2  カードコンボ

ブレードはカードを組み合わせて技を作るんだけど、そのカードはアンデッドを封印したものだったと言うことに今頃気付いた。封印するほど技のバリエーションが増える仕組みなわけか。今日は 3 枚のコンボを決めていたが、カードの中の絵が動いたり特殊効果が展開されたり、結構凝った CG を使っていてかっこいい。

今日のブレード

Posted by yoosee on Fun at 2004-03-28 23:42 JST

*1  ブレード #10

橘さん復活記念。さほど見処無し。

*2  オンドゥル語

だいぶ前に仮面ライダーブレード主人公劔崎のカツゼツの悪さを揶揄ったスレが伸びているのは知っていたんだけど、いつの間にかブレードを全然見ていない人まで知っているほど知名度が伸びていたらしい。舌足らずなのは劔崎に限ったことじゃなくて、お陰でベテラン俳優の普通のセリフがなんとなく浮くくらいなのが凄いというかなんというか。

今日のブレード

Posted by yoosee on Fun at 2004-03-21 23:42 JST

*1  ブレード

上級アンデッドとかいるらしいですが、やはり上の上たるアンデッドなんでしょうか。それにしても若手俳優がほぼ全員棒読なのは大目に見るから、せめて巻き舌気味になったり噛みそうなのを強引に流したりしないでくれ...

*2  スーパーヒーロータイム

橘「次回も見ないと、俺の体はボロボロだ」
とか番組の最後に橘さんが喋っててかなり笑った。そんな橘さん、次回は改造人間にされてしまうようです。普通の人間にはもう戻れない!

今週のブレード

Posted by yoosee on Fun at 2004-03-14 23:42 JST

*1  ブレード

書くの忘れるところだった。忘れても誰も困らないけど。所長はまた言いたいことを言ってどっかに行っちゃうし、橘さんは「普通の人間に戻りたいんです」宣言。始さんは葛藤してて主人公は馬鹿、といった感じで今週も進んでおります。人間関係が中心だったファイズに比べると、今のところ展開・舞台背景重視な感じでスピード感があるのでなかなか面白い。

*2  クリーチャーデザイン

ブレードのクリーチャーデザインって韮沢靖氏だったのね。どうりでうねうねしていると思った。

今日のブレード

Posted by yoosee on Fan at 2004-02-22 23:42 JST

*1  あぁ、ブレードしかなくなってしまった

デカレンジャーも TV を付けたタイミングの関係で最後の 5 分程見たが、やはり見るに耐えん。やはりノリが旧宇宙刑事シリーズだ。いい歳して子供向け番組に文句付けるなと言うのはさて置いて頂きたい。

*2  ブレード

所長は死んだふりだったらしいし、パパは悪人だったらしい。謎の伊坂出現やカリスの正体とか、結構始めっから伏線を飛ばし気味に出してきている感じ。掴みは悪くないと思うし、俳優の棒読に目をつむれば内容は悪くないんじゃなかろうか。と言いつつ、天音は危険な所にばかり行きたがるし広瀬は所長の事になると恋人の事のように半狂乱になるし館花は死にかけてるし主人公は馬鹿だしと、登場人物の無茶な行動原理も目につくが。ともあれ、しばらく見続ける方針で。

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