November 7 Sat, 2009

*1  日本から持ってきたもの・持って行くとよいもの - blog.yuco.net

日本から持ってきたもの・持って行くとよいもの - blog.yuco.netを見ていて、自分の感覚とあわないものもあったので、ツッコミとしてこちらで手に入るもの・入らないものをちょっと考えてみた。実際、日本人が日常生活に必要なものはあまり問題なく米国で買えると思う。ロケーションとしては南フロリダの片田舎、ただ日本食へのニーズは比較的高い土地柄。

yuco さんも書いているけど基本は Amazon.com 。Tax Free な事もあり、$25以上送料無料の対象ならば、大抵のものは近所の店で買うより安い。日本からも見られるので目星を付けてから訪米するもよし、例えばオフィスの知り合いなど既に米国に受け取り先があるなら事前に注文してから行けば到着した時には必要なものが揃っている状態にもできる。
耳かきと菜箸は、ガイド本「アメリカ暮らしすぐに使える常識集」で「アメリカでは手に入りにくい」と書いてあったので持って行き、よかったと思います。日本から持ってきたもの・持って行くとよいもの - blog.yuco.net

耳かき、爪切り等のグルーミング系については同感。こちらにあるものもあるが、日本人が使って快適なものは乏しいし、かさばらないものなので持ってくるのがお勧め。ちょっと高いが諏訪田のつめ切りを愛用している。

「箸が手に入らない」のは違和感があって、この辺でもスーパーマーケット Publix には大抵どこでも箸が(ちゃちなものではあるものの)売っている。特に高級オーガニック食品の全国チェーン Wholefoods は、ダイエットとしての日本食のニーズが高いのか、海苔や米酢、パン粉、鰹節など驚く程に日本食材が充実している。甚だ高いので安価に手に入る韓国系オリエンタルマートを利用しているが。また Crate&Barrel 等でも最近は Sushi Set として、箸と醤油皿と握り寿司用の木の台のセットなんてものまで売っていて面白い。あとは裏技として、Panda Expressのような中華・和食ファーストフードの店なら大抵使い捨ての箸も置いているので、どうしても無ければ少しもらってくるのも手。
「日本から持ってきてよかったもの」で多くの人が挙げているように、こちらの包丁は確かに切れにくいので、日本から持っていってもいいと思います。日本から持ってきたもの・持って行くとよいもの - blog.yuco.net

その辺で売っている包丁は確かに切れ味が悪いようだが、米国で手に入るものでも Zwilling J.A. Henckels などは悪くないし (Shaper必須だけど)、日本の包丁も 貝印 旬 三得包丁 といったものが手に入る。むしろまな板はこっちだと Maple などの固いものしかないので日本製が欲しくなる。もちろん日本で使い慣れている包丁があるのなら持ち込むに越したことはない。私もコスミック團十郎包丁を持ってきているし、特に出刃包丁等は手に入りにくいので魚料理をしたい人は持ってきた方がいいだろう。
茶碗とかおわんもないですが(そして上記トピックで持っていくべきとしている人もいますが)、個人的にはボウルでご飯を食べても別に構わないのでそうしています。日本から持ってきたもの・持って行くとよいもの - blog.yuco.net

茶碗やどんぶり、ないしそう言う形の食器は結構あると思う。こっちで本当に見つからないのは木のお椀。味噌汁も結構ポピュラーになっているのだが、日系のものを取り扱っている店でもせいぜいプラスチックの椀しか見つからない。好みの問題ではあるが、木のお椀は安物でいいので持っていくことをお勧めしたい。あともし荷物に余裕があれば、1〜2人用の土鍋は意外と重宝する。

食器は日本風に拘らなければ IKEA や Target あたりで 25点セット$30-45 程度の格安セットがあるので、数年の滞在ならそう言うのがお勧め。同じくらいの価格帯で鍋とフライパンと基本的な調理器具も格安のセットがある。
SPF50くらいの日焼け止めも見つかりません。日本から持ってきたもの・持って行くとよいもの - blog.yuco.net

これは土地柄なのかもしれないが、紫外線指数が最高の10+を越えるという殺人的紫外線地域であるフロリダでは、ドラッグストア CVS や普通のスーパーでSPF100とか言うものも見つかる。日焼け止めは肌に直接毎日塗るものなので、日本人の知り合いと話すと結構肌にあわなくてトラブルになることがあるらしい。妻が使っていてお勧めなのはAveeno の SPF30 くらいの日焼け止め。私は普段あまり使わないけど、屋外でスポーツをするとき等はCoppertone のスプレー式 SPF70+ 辺りを使っている。

と、色々書いていたら米国生活1年を越えてのこうした生活用品の感想でも書いてみようかなと思ったので、それはまた別エントリで。
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November 8 Sun, 2009

*1  日本から持ってきた方がいい物といらない物

仕事の都合で現時点で1年3ヶ月程米国は南フロリダに住んでいる。こちらの生活にもすっかり慣れた感があるが、その身で「日本から持ってくれば良かったな」と言うものがあるかどうか振り返ってみる。と、全般的には持ってきて後悔したものはそれなりにあれども、持ってこなくて後悔したものは意外な程に少ない。そもそも殆どのものは現地調達が効くし、大抵のものは日本で買うより安いものがあるので、あまり神経質になる必要は無い。例えば生活用品は、近所に Walmart、Target、IKEA、Bed Bath&Beyond 等があれば一回りすると大体揃うと思う。
出国前という人は Amazon.com で必要なものが現地で買えるかを確認しておくのをお勧め。安値情報は底値生活 in シリコンバレーをチェックしてみよう。

お金さえかければ楽天などは海外発送サービスもあるし、日本の通販を海外発送してくれるJShoppters、日本の書籍や食品の発送 Club Japanといったサービスもある。また米国でも場所によっては ミツワなどの日系スーパーがあるし、今時普通のスーパーでも醤油や日本酒(月桂冠等)等はよく取り扱われている。また中国・韓国系オリエンタルマーケットでカリフォルニア米コシヒカリ等を含め日本食品が扱われていることも多い。行き先の Google Maps で Japanese や Oriental を検索してみるのもお勧めだ。

*2  家電製品

殆ど持ってくる必要は無い。もし荷物に余裕があるなら掃除機はお勧め。米国でまともに吸ってくれる掃除機は Dyson くらいだと思う。もしくは iRobot Roomba の全自動掃除を主とするのも乙ではある。欧米的ライフスタイル = 床に物を置かない を徹底させるためにも効果がある。

家電を持ってくる場合、マイコン制御があるものは電圧の差や電源自体が不安定なので壊れることがままある。変圧器は出発前に検討したが、こちらで買った方が安いし大容量のものもあるし輸送の手間もない。うちは炊飯器を持ってきたので 2000W 100V<->120V 変圧器を購入した。まあ炊飯器は特別持ってくるまでもなく、米国でも象印の炊飯器などは売っている。
冷蔵庫や洗濯機・乾燥機、電子レンジなどは備え付けの場合も多い。また、テレビや電話機などは日本より安いし機能的にも現地向けになっているので、荷物の量が無制限でない限りは現地調達を基本にした方がいい。

*3  キッチン用品

前エントリーで書いた通り、包丁は持ってこれるなら持ってくるに越したことはないが、買おうと思えば米国でもそれなりの包丁は手に入る。むしろまな板は竹やMaple等しかないので、好みと荷物に余裕がある人は持ってきた方がいいかもしれない。箸は結構どこででも手に入るし、菜箸もこちらのスーパーで見かけたのであまり心配はいらないと思う。

鍋やフライパンはもちろんこちらで手に入るし、T-FALなどのセット品にも安いものが多い。米国のキッチン用品は用途別に様々なものがあって、Bed Bath & Beyond あたりを眺めにいくのがとても楽しい。スケールなどは lb. 単位が基本だが、Tanita など gram 単位のものも売っている or 切り替えスイッチがあるものが多いので、あまり心配はいらない。
ラップは品質がいまいちのものが多いが、Costco で売っている Kirkland のものがお勧め。ZIPLOCKやコンテナの類は日本に比べたら果てしなく安い。

*4  食器

茶碗やどんぶりも含めて大抵は米国で手に入る。Target や IKEA 等で$30前後のセットを買っておいて必要なものを買い足すと言うスタイルもいいと思う。ただ木の椀だけは本当に見つからないので、安物でいいので持ってくるのをお勧め。漆器は割れたりするのでリスクが高いかも。
ちょっといい食器が欲しいなら Crate&Barrel あたりがいい。日本ブームだからか、和風の食器もそこそこ見つかる。茶器は Teavana が見つかれば茶葉や抹茶も含めて手に入る。またル・クルーゼStaub の鍋・食器などはこっちで買った方が基本かなり安い。土鍋も中くらいのがあると便利なこともあるが、金さえ出せば米国でも土鍋は販売されている。子供向けの弁当箱的なものはこちらで入手しにくいが、一方でなぜか保温弁当箱は割と流行っていて入手が容易だったりする。

*5  薬、衛生用品

CVSなどで売っている米国の薬は概ね日本のものよりも強くて、有効成分を見てみると日本の市販品の2,3倍入っていることが多い。その分よく効くが、不安であればある程度日本から持っていくのがいいだろう。とは言えこうした消耗品はおいおい現地で買うことになるので、あまり神経質になりすぎても仕方が無いというのはある。
訪米すると環境の変化からか湿疹になる人を多く見ているので、慣れて病院に平気でいけるまでの繋ぎとしてかゆみ止めやクリームは持ってきてもいいかもしれない。化粧品も肌にあわない人もいるようだが、米国でも敏感肌の人がいるのでそうした人向けのものを探せばなんとかなるようだ。妻はAveenoのものを使っている。

こちらで本当に見ないのは耳かき。元々そう言うカルチャーが無いのだろう。爪切りはもちろん売っているが、普通のものは切れ味が悪かったり品質が微妙なので、日本から持っていってもいいと思う。歯ブラシはヘッドが小さいものがあまり見当たらないので、これも日本から持っていくか、割り切って子供用を使う手もある。まあヘッドが大きいものもそのうち慣れてしまうものだが。

*6  洗濯用品

持っていくといい物に洗濯用ネットがよく挙げられているが、こちらでも売っていないことはない。品質は確かに日本のものの方がいい気はする。こっちの人は何でも乾燥機で干すカルチャーなのか、あまり干す道具は充実していないので、洗濯干し用の道具は余裕があれば持っていければ便利。ピンチ程度ならこちらでも買える。突っ張り棒も必要ならば Wallmart や Target 、Home Depot などで手に入る。

*7  家具

家具を日本から持ってくる人は殆どいないと思うが、短期間で安く揃えたいなら IKEA はやはり便利。ラインナップは殆ど日本と一緒なので、時間に余裕があれば日本の IKEA を眺めて行くという手もある。また数年の短期滞在ならば、最初から家具付きの物件を探すのがお勧めだろう。

*8  食品

殆どのものが通販で買える国なので田舎に住んでもあまり困ることは無いのだが、生鮮食品などはそうもいかないので困る。LAなどの西海岸だとそれでもかなり充実した日系スーパーがあるが、中央部や東海岸の田舎では絶望的だ。こればっかりは日本から持っていくわけにも行かないし、地道に似たようなものを探すか我慢するかしかない。それでも米程度ならアジア系食材店を回ればカリフォルニア米のコシヒカリやあきたこまちが売っていてそこそこ普通に美味しい。冷凍うどんや冷凍された焼きそば、納豆、明太子などもそれなりに見かける。なお、美味しいラーメンだけは本当に無い。西海岸の都会なら有名チェーン店すらあるのに。ラーメンに乏しい地域の人には生麺とスープのセットをお土産にするととても喜ばれる... んじゃなかろうか。

*9  総評して

最初にも書いた通り、持ってこなくて本当に困ったというものは殆ど思いつかない。住むと確実に荷物は増えるので、永住前提ではない限り、持ってくるものは最低限にしてそれなりに安いものを現地調達するのがいいんじゃないかと思う。また今時は米国でなにが買えるかも事前に確認出来るし、ネット通販で日本から取り寄せも出来なくはないので、あまり神経質にならずに新生活の買い物を楽しむ気持ちで来るのがいいんじゃなかろうかと。
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