February 28 Mon, 2011

*1  米国と日本の祝日・休日の違い

例によって Tumblr より、 日本の休暇は米国より多いという話が出ていたのでこっちでフォローアップ。端的にはそれは概ね正しいと思うが、詳細はあまり合ってない。

まず、米国の2011年の National Holiday はこんな感じで10+1日間。
  • 1月1日(代休12月31日) New Year's Day
  • 1月17日 Martin Luther King Jr. Day
  • 2月21日 Presidents' Day
  • 5月30日 Memorial Day
  • 7月4日 Independence Day
  • 9月5日 Labor Day
  • 10月10日 Columbus Day
  • 11月11日 Veterans Day
  • 11月24日 Thanksgiving Day
  • (11月25日 Day after Thanksgiving)
  • 12月24日(代休12月26日) Christmas Day
米国の祝日は企業によって休みでないものもあり、例えば上記でも Columbus Day と Veterans Day は少なくとも弊社は休みではない(ので弊社のHolidayは9日間)。Martin Luther King Jr. Day が休みじゃないところも最近まで結構あったようだ。正月も今年は3日(月曜日)から出てきて働いている。Day after Thanksgiving は National Holiday ではないが、いわゆる Black Friday でもあり、小売店以外は休みの企業が多いはず。

米国は有給(paid vacation days)は大体年間10日程度なので、祝日と足しても年間20日程度である。一応それとは別に病気休暇(paid sick days)が7,8日あるから、足すといわゆる有休 (Paid) は 20日間弱にはなる。sick daysは必ずしも全員が全部取るわけでもないが、定期的に金曜日に病気になる奴とかもいないことはない。

日本は祝日15日 (プラスで「国民の休日」有り)であり、これは先進国最多だそうだ。更にこれに加え、年末年始は1週間近く休みの企業も多いし、お盆休みも有給とは別途割り当てられるところもあるから、年休を入れない休暇だけでも祝日と足して年間20日程度あるところも多いだろう。これに年休を加えたら、日本の休暇は決して少ないものではない... まあ土日も働いている人もいるだろうけど。

ちなみにこれらの休みは基本的に会社全員休みなので、米国から見てると日本はほぼ毎月数度、加えて春(GW)、夏(お盆)、冬(年末年始)とシーズナルに企業の仕事が全く止まる期間があるという、ちょっと不思議な国に見える。

*2  米国での祝日、休暇の取りかた

米国の祝日は日本とは違い、百貨店やスーパーなども概ね閉店する。レストランなども休むところも結構多いので、下手に買い物を忘れると非常に切ない祝日を過ごすことになったりもする。まあ普段から日曜日も午前中は開いていない店が多かったりもするので(これは教会の関係だが)、店が閉まっている事には結構すぐ慣れる。

11月の Thanksgiving は日本のお盆休み的な感じで、実家に帰る人も多い。またこの Thanksgiving から Christmas までの間に休みを入れる人も多いため、米国の仕事はこの期間、かなりスローダウンする事が多い。 一方で Christmas が終わると New Year は盛り上がらず (そもそも大体が Merry Christmas and Happy New Year とか一緒くたにされる)、通常業務モードになっている人も少なくない。

上記期間に限らず1週間程度の休みを取る人もそれなりにいるが、なにせ年休も少ないので、実は日本の人が思うほど米国の人は長期休暇を取りまくってるわけでもない。と言うことなので、いやほんと、もう少し休ませてください...

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